【完全ガイド】エントリーシートを攻略!書き方から受かるコツまで徹底解説

就職活動の第一歩となるエントリーシート(ES)。「どう書けばいいの?」「何が見られているの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。特に、2025年卒、2026年卒の皆さんは、最新の情報を踏まえた対策が必要です。

この記事では、エントリーシートの基本から、目的別の書き方、さらには採用担当者の目を引くための具体的なコツまで、徹底的に解説します。この記事を読めば、あなたのエントリーシートが劇的に変わるはずです。最後まで読んで、自信を持って選考に挑みましょう!

  1. エントリーシートとは?基本から理解しよう
    1. エントリーシート(ES)の役割と重要性
    2. 履歴書との違いと企業がESで見るポイント
    3. ESの通過率を知って対策を練ろう
  2. 目的別!大学・専門学校・インターン・転職のエントリーシート書き方
    1. 新卒(大学・専門学校)向け:自己分析と企業研究の徹底
    2. インターンシップ向け:経験と学びへの意欲をアピール
    3. 転職者向け:これまでのキャリアと貢献可能性を示す
  3. 「ですます調」で丁寧かつ分かりやすく書くポイント
    1. 敬語の基本を押さえ、丁寧な印象を与える
    2. 一文を短く、簡潔に!PREP法でロジカルに伝える
    3. 接続詞を効果的に使い、文章の流れをスムーズに
  4. レイアウト・文字の書き方:1マス空ける?1文字空ける?
    1. 手書きESの基本:文字の大きさ、バランス、改行
    2. WebES(入力フォーム)の注意点:文字数制限と書式
    3. 誤字脱字チェックは複数回!最終確認の重要性
  5. よくある疑問を解決!エントリーシートQ&A
    1. Q1: 志望動機が思いつかない時は?
    2. Q2: 強みや弱みはどう書けば良い?
    3. Q3: AIツールはどこまで活用していい?
  6. まとめ
  7. よくある質問
    1. Q: エントリーシートとは具体的にどのようなものですか?
    2. Q: 大学受験と就職活動のエントリーシートで、書き方に違いはありますか?
    3. Q: インターンシップのエントリーシートでは、どのような点をアピールすべきですか?
    4. Q: エントリーシートは「ですます調」で書くべきですか?
    5. Q: エントリーシートのマスを空ける際、1マス空けるのが一般的ですか?

エントリーシートとは?基本から理解しよう

エントリーシート(ES)の役割と重要性

エントリーシート(ES)は、就職活動において企業に提出する応募書類の一つです。企業はESを通じて、応募者の人物像、能力、熱意などを多角的に把握し、次のステップである面接に進む候補者を選定します。

自己PR、志望動機、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)などが主な記載項目となり、あなたの個性や潜在能力をアピールする絶好の機会です。特に、新卒採用においては、職務経験が少ない分、ESで自身の強みや可能性を具体的に示すことが極めて重要になります。企業があなたのどんな点を知りたいのかを理解し、質問の意図を汲み取った上で、丁寧に作成することが求められます。

ESは、企業との最初の接点であり、あなたの第一印象を決定づける大切な書類です。ここでの印象が、その後の選考に大きく影響するため、決して手を抜かずに、最大限の努力を傾けて作成しましょう。

履歴書との違いと企業がESで見るポイント

履歴書が学歴や職歴といった客観的な事実を中心に記載するのに対し、エントリーシートは企業ごとに質問内容が異なり、あなたの個性や考え方を深く掘り下げるための書類です。

企業はESを通じて、主に以下の3つのポイントを見ています。

  • 能力・性格(何ができるか): 自己PRなどを通して、応募者の能力や性格が自社で活かせるかを見極めます。リーダーシップ、協調性、課題解決能力などが該当します。
  • 働くモチベーション: 応募者がその企業で働く意欲や熱意を持っているかを確認します。「なぜ他社ではなく、この企業なのか」を明確に伝えられるかが鍵となります。
  • 企業への理解度: なぜその企業に魅力を感じたのか、企業理念や事業内容への理解度を測ります。企業研究が不足していると、表面的な志望動機になりがちです。

これらのポイントを意識し、それぞれの質問に対して、企業が求めている情報を的確に、かつ魅力的に伝えることがES攻略の鍵となります。

ESの通過率を知って対策を練ろう

エントリーシートの通過率は、一般的に50%前後とされていますが、企業規模や人気度によって大きく変動します。

具体的な目安は以下の通りです。

企業規模・種類 ES平均通過率
大手企業・人気企業 30%程度
中小企業 50%前後

大手企業や人気企業では、応募者が殺到するため、ESの段階で多くの応募者がふるいにかけられます。通過率が低い要因としては、応募社数が多すぎてESの質が低下する、企業が求める人物像とESの内容が合っていない、などが挙げられます。

しかし、この数字に臆することはありません。重要なのは、やみくもに応募するのではなく、質の高いESを丁寧に作成することです。企業が求める人物像を深く理解し、自身の強みや経験を具体的に結びつけることで、通過率を大きく高めることができます。2025年卒、2026年卒の皆さんも、この通過率を意識して、戦略的にES作成に取り組みましょう。

目的別!大学・専門学校・インターン・転職のエントリーシート書き方

新卒(大学・専門学校)向け:自己分析と企業研究の徹底

新卒向けのESでは、職務経験がない分、あなたの潜在能力や成長可能性を企業に示すことが重要です。そのためには、徹底した自己分析と企業研究が不可欠となります。

自己分析では、これまでの学生生活で「何を学び、どんな経験をし、どう成長したのか」を深く掘り下げましょう。自分の強みや弱み、価値観を明確にし、それが将来の仕事でどう活かせるのかを具体的に言語化します。友人に自分の印象を聞いたり、モチベーショングラフを作成したりするのも有効です。

企業研究においては、単に事業内容を知るだけでなく、企業の理念、ビジョン、求める人物像まで深く理解することが求められます。企業HP、IR情報、採用イベント、OB・OG訪問などを活用し、「なぜこの企業でなければならないのか」という説得力のある志望動機を構築しましょう。学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)は、目標設定→行動→結果→学びのプロセスを明確に記述し、再現性のある能力であることをアピールしてください。

インターンシップ向け:経験と学びへの意欲をアピール

インターンシップのESでは、参加を通して何を学びたいか、どのような経験を積みたいかという意欲を伝えることが重要です。

まず、そのインターンシップに惹かれた理由を具体的に述べましょう。漠然とした興味だけでなく、企業の事業内容や特定のプロジェクト、社員の方の働き方など、具体的な点に言及することで、あなたの真剣度が伝わります。次に、インターンシップで得たいこと、自分が貢献できることを明確にしましょう。現時点でのスキルよりも、学ぶ姿勢や成長意欲が重視される傾向があります。

例えば、「〇〇の分野に興味があり、貴社のインターンシップを通じて、実務における課題解決のプロセスを学びたいと考えております。私の〇〇(強み)を活かし、チームの一員として貢献できるよう努めます。」といった形で、具体的な目標と意欲を示すと良いでしょう。短期インターンと長期インターンでは求める人物像も異なるため、それぞれの目的を理解して書くことが大切です。

転職者向け:これまでのキャリアと貢献可能性を示す

転職者のESでは、これまでの職務経験や実績を具体的に記述し、その上で「この企業でどのように貢献できるか」を明確に示すことが求められます。

まずは、前職での具体的な業務内容と、そこで得たスキル、達成した実績を詳細に記述しましょう。可能であれば、数値を交えて成果を定量的に示すと、説得力が増します。例えば、「〇〇プロジェクトにおいて、マーケティング施策を企画・実行し、売上を20%向上させました。」のように、STARメソッド(Situation, Task, Action, Result)を活用して記述すると分かりやすいです。

次に、なぜこの企業を選んだのか、その企業で何を成し遂げたいのかを具体的に述べます。前職での経験が、応募先企業でどのように活かせるのか、どのような価値を提供できるのかを論理的に説明しましょう。退職理由についても、ネガティブな表現は避け、「新たな挑戦への意欲」や「キャリアアップのため」といったポジティブな言葉で説明するよう心がけてください。即戦力として期待されるため、自身の専門性と企業が求めるスキルを合致させることが鍵となります。

「ですます調」で丁寧かつ分かりやすく書くポイント

敬語の基本を押さえ、丁寧な印象を与える

エントリーシートは、企業への正式な提出書類であるため、「ですます調」を基本とし、丁寧で適切な敬語表現を用いることが重要です。これにより、ビジネスパーソンとしての基本的なマナーが備わっていることをアピールできます。

特に注意したいのが、尊敬語と謙譲語の使い分けです。「御社」「貴社」など、応募先に合わせた呼称を正しく使うことはもちろん、二重敬語(例:「ご覧になられます」)や誤った敬語表現(例:「〜させていただく」の過剰な使用)を避けるようにしましょう。また、話し言葉のような表現(例:「めっちゃ」「〜っす」)は厳禁です。

句読点も適切に使い、一文が長くなりすぎないよう意識してください。句点の後は一文字空けるのが一般的です。丁寧な言葉遣いは、あなたの真摯な姿勢と高いコミュニケーション能力を企業に伝えるための第一歩となります。

一文を短く、簡潔に!PREP法でロジカルに伝える

エントリーシートで評価される文章は、「分かりやすさ」と「論理性」です。これを実現するためには、一文を短く簡潔にまとめることを意識しましょう。

長すぎる一文は、読み手に負担をかけ、結局何を伝えたいのかが不明確になりがちです。平均的には、一文につき20字〜60字程度を目安にすると、読みやすい文章になります。また、論理的な構成を意識する上で有効なのが「PREP法」です。PREP法とは、以下の要素で文章を構成する手法です。

  1. P (Point): 結論・主張
  2. R (Reason): 理由・根拠
  3. E (Example): 具体例・エピソード
  4. P (Point): 再び結論

この流れで書くことで、文章全体が構造化され、説得力のある内容になります。例えば、自己PRであれば「私の強みは〇〇です(P)。なぜなら、△△という経験を通して□□の能力を培ったからです(R)。具体的には、〜(E)。この強みを活かし、貴社では〜(P)。」のように構成すると良いでしょう。

接続詞を効果的に使い、文章の流れをスムーズに

文章の論理的なつながりを明確にし、読みやすさを向上させるためには、接続詞の効果的な使用が欠かせません。

接続詞は、文と文、段落と段落をつなぎ、内容の関係性を示す役割を持っています。例えば、「しかし」「一方」は逆接、「そのため」「したがって」は順接、「また」「加えて」は並列や追加を示す際に用います。これらを適切に使うことで、読み手は文章の流れをスムーズに理解し、あなたの主張を正確に把握することができます。

ただし、接続詞を多用しすぎると、かえって文章が冗長になることがあります。自然な流れを意識し、本当に必要な箇所で効果的に挿入することがポイントです。特に、主張の展開や理由の提示の際に、適切な接続詞を用いることで、あなたの思考プロセスがより明確に伝わり、論理的な文章として高い評価を得られるでしょう。

レイアウト・文字の書き方:1マス空ける?1文字空ける?

手書きESの基本:文字の大きさ、バランス、改行

手書きのエントリーシートは、あなたの丁寧さや几帳面さを伝える重要な要素です。文字の美しさだけでなく、全体的なレイアウトやバランスにも気を配りましょう。

まず、文字は大きすぎず小さすぎず、枠の8割程度を目安に丁寧に書きます。行間や文字間を適切に保ち、文章が詰まりすぎないように注意してください。特に、手書きの場合は誤字脱字の修正が難しいため、下書きをしっかり行い、清書は慎重に行うことが重要です。修正液や修正テープの使用は避け、書き損じたら新しい用紙に書き直すのが基本です。

また、句読点の後に1マス空けるのが一般的なルールです。改行は、意味のまとまりごとに適切に行い、段落の始まりは1マス空けることで、読みやすい印象を与えます。全体のバランスを見ながら、余白を活かした見やすいレイアウトを心がけましょう。読み手のことを考えた細やかな配慮が、あなたの印象をさらに良くします。

WebES(入力フォーム)の注意点:文字数制限と書式

最近ではWebエントリーシート(WebES)が主流となっており、入力フォーム形式で提出することが多くなっています。WebESでは、手書きとは異なる注意点があります。

最も重要なのは、文字数制限の厳守です。指定された文字数(例:200字以内、400字以内など)に収まるように、内容を凝縮して記述しましょう。文字数をオーバーすると、システムで受け付けられなかったり、途中で文章が途切れてしまったりする可能性があります。また、WebESのフォームでは、太字や斜体などの装飾が反映されないことがほとんどです。

そのため、装飾に頼らず、文章の内容そのものでアピールできるよう工夫が必要です。入力前にWordなどのテキストエディタで文章を作成し、文字数を確認しながら推敲することをおすすめします。そうすることで、誤字脱字のチェックも容易になり、入力時にコピー&ペーストでスムーズに作業を進めることができます。念のため、入力後にはプレビュー画面で表示を確認し、意図しない改行や文字化けがないかを確認しましょう。

誤字脱字チェックは複数回!最終確認の重要性

エントリーシートにおける誤字脱字は、「注意力散漫」「真剣さに欠ける」といったネガティブな印象を与えかねません。どんなに素晴らしい内容が書かれていても、誤字脱字一つで評価が下がってしまう可能性があるため、提出前の最終確認は非常に重要です。

誤字脱字を防ぐための最も効果的な方法は、複数回にわたって様々な方法でチェックを行うことです。まず、書き上げた直後だけでなく、時間を置いてから改めて読み直しましょう。新鮮な目で見ることで、見落としていたミスに気づきやすくなります。声に出して読んでみるのも有効で、不自然な箇所や間違いが浮き彫りになります。

さらに、家族や友人、キャリアセンターの職員など、第三者にチェックしてもらうことも強くおすすめします。自分では気づけない視点からの指摘は、非常に貴重です。提出ボタンを押すその瞬間まで、何度でも確認を怠らないようにしましょう。細部へのこだわりが、あなたのESの質を高め、成功へと導きます。

よくある疑問を解決!エントリーシートQ&A

Q1: 志望動機が思いつかない時は?

志望動機がうまく書けない、思いつかないという悩みは多くの就活生が抱える共通の課題です。このような時は、まず自己分析と企業研究に立ち返り、深く掘り下げてみましょう。

自己分析では、あなたの過去の経験や興味、価値観が、どのような仕事や環境で活かされると感じるのかを明確にします。次に、企業研究では、その企業の事業内容、製品・サービス、企業文化、求める人物像、そして社会における役割などを徹底的に調べます。企業説明会への参加、社員インタビュー記事の閲覧、OB・OG訪問などを通じて、具体的な情報を集めることが重要です。

そして、「自分のどんな経験や強みが、この企業のどんな点と結びつき、どのような貢献をしたいのか」という視点で考えてみてください。漠然とした「成長したい」だけでなく、「貴社の〇〇事業において、私の△△の経験を活かし、□□の課題解決に貢献したい」のように具体的に言語化することで、説得力のある志望動機が生まれます。企業HPやIR情報だけでなく、実際に働く人の声に耳を傾けることで、自分だけの志望動機が見つかるはずです。

Q2: 強みや弱みはどう書けば良い?

エントリーシートで「あなたの強みと弱みを教えてください」と問われた際、どのように答えるかは非常に重要です。強みは単なる自慢話ではなく、具体的なエピソードと共に企業でどう活かせるかを示すことが求められます。

あなたの強みを記述する際は、まず結論として強みを簡潔に述べ、次にその強みが発揮された具体的なエピソード(どんな状況で、どう行動し、どんな結果が得られたか)を詳細に説明しましょう。そして、その強みが応募先企業でどのように貢献できるのか、具体的に述べます。例えば、「私の強みは課題解決能力です。大学時代のゼミ活動で〇〇という課題に直面し、△△の行動で解決しました。この経験を活かし、貴社の□□事業で〜」のように記述します。

一方、弱みを記述する際は、単なる欠点として終わらせるのではなく、その弱みを認識し、改善に向けてどのような努力をしているかを具体的に示すことが大切です。弱みから得た学びや、それをどのようにプラスに転換しているかを伝えることで、自己成長意欲の高さや客観的な自己認識力をアピールできます。「私の弱みは完璧主義すぎるところです。しかし、最近では優先順位をつけ、〜」といった形で、前向きな姿勢を伝えましょう。

Q3: AIツールはどこまで活用していい?

近年、ES作成をサポートするAIツールが多数登場し、多くの学生が活用しています。AIツールは、たたき台の作成、表現の幅出し、誤字脱字チェックなど、効率化の面で非常に有効です。

しかし、AIツールに頼りすぎることにはリスクも伴います。AIが生成した文章は、一般的に無難な表現が多く、あなたの個性や独自性が失われやすい傾向があります。多くの応募者が同じような表現を使ってしまうと、採用担当者には「使い回し」「テンプレート的」な印象を与え、あなたの熱意や個性が伝わりにくくなる可能性があります。企業側もAI生成文章を見抜くツールを導入している場合もあるため、注意が必要です。

AIツールはあくまで「補助ツール」として活用し、最終的には必ず自分の言葉で、具体的なエピソードや体験談を盛り込むことが重要です。AIで作成した文章をたたき台として、そこから自分のオリジナリティを加え、深掘りしていくような使い方をするのが賢明でしょう。あなたの本当の思いや経験が伝わる、血の通ったエントリーシートを目指しましょう。