1. 退職届の基本的な折り方:三つ折りと四つ折り
    1. 基本中の基本!「巻き三つ折り」の完璧な手順
    2. なぜ文字を内側にするの?折り方の意図
    3. 四つ折りはNG?適切な折り方を選ぶポイント
  2. 退職届が封筒に入らない?サイズ別!最適な折り方
    1. 用紙サイズ別!B5用紙は長形4号、A4用紙は長形3号
    2. 封筒に合わせた折り方ガイド:ぴったり収めるコツ
    3. もし封筒に入らない場合は?サイズ選びの重要性
  3. 退職届の封筒の選び方:サイズと宛名の書き方
    1. 「白無地・二重封筒」が基本!退職届の封筒選び
    2. 手渡しが基本!郵便番号枠なしの封筒を選ぶ理由
    3. 封筒の書き方マナー:表面と裏面の記入方法
  4. 退職届のその他の折り方(六つ折りなど)と注意点
    1. 「六つ折り」は避けるべき?フォーマルな書類の折り方
    2. 折る際のNG行為!シワや汚れは絶対に避ける
    3. 「三つ折り」が最も適している理由とは?
  5. 退職届を提出する際の最終チェックポイント
    1. 封入時の向きに注意!右上が封筒の上部にくるように
    2. 手渡しの場合は「封をしない」がマナー?
    3. 提出前に確認!退職届の最終チェックリスト
  6. まとめ
  7. よくある質問
    1. Q: 退職届の一般的な折り方は?
    2. Q: 退職届が封筒に入らない場合の対処法は?
    3. Q: 退職届の封筒はどのようなサイズが良い?
    4. Q: 退職届の「裏」に何か書く必要はありますか?
    5. Q: 退職届を綺麗にたたむコツは?

退職届の基本的な折り方:三つ折りと四つ折り

基本中の基本!「巻き三つ折り」の完璧な手順

退職届を提出する際、最も一般的で、かつ丁寧な印象を与えるのが「巻き三つ折り」です。

この折り方は、受け取る相手に敬意を示す基本マナーとして広く認識されています。

具体的な手順としては、まず退職届の文字が書かれている面を内側にするように置きます。
次に、用紙の下から上に向かって約3分の1の位置で折ります。

そして、最後に上側をその折り目に合わせて折ることで、綺麗に三つ折りが完成します。
この際、用紙がずれないよう、定規を使うなどして慎重に折ると、より美しい仕上がりになります。

指紋や汚れをつけないよう、清潔な手で作業することも大切なポイントです。
折った際にできるシワは、書類全体の印象を左右するため、丁寧に扱うことを心がけましょう。

なぜ文字を内側にするの?折り方の意図

退職届を折る際、なぜ文字が書かれている面を内側にする必要があるのでしょうか。

これには、主に二つの重要な意図があります。
一つは、内容の機密性を保つためです。退職届は非常に個人的で機密性の高い書類であるため、第三者の目に触れないよう配慮することが求められます。

文字面を内側にすることで、封筒から取り出した際にすぐに内容が見えてしまうことを防ぎ、プライバシーを保護します。

もう一つは、受け取る相手への配慮と敬意を示すためです。
書類を丁寧に取り扱う姿勢は、退職という重要な意思表示を真摯に行うというメッセージにも繋がります。

また、封筒から取り出した際に、すぐに文字の面が開いて読めるようにという実用的な配慮も含まれています。
これらの理由から、退職届の折り方一つにも、深いマナーが込められていることを理解しておきましょう。

四つ折りはNG?適切な折り方を選ぶポイント

退職届の折り方として、三つ折りが基本とされる一方で、四つ折りは推奨されません。

なぜ四つ折りが避けるべきとされているのでしょうか。
最大の理由は、書類に多くの折り目がついてしまい、見た目が乱雑になるためです。

四つ折りは、書類がくしゃくしゃになったり、シワがより多く入ったりする可能性が高く、受け取る側に不格好で、丁寧さに欠ける印象を与えてしまいます。

特に、ビジネス文書においては、書類の美しさや整然とした印象が非常に重要視されます。
退職という人生の節目において提出する重要な書類だからこそ、細部まで気を配るべきです。

封筒のサイズに合わない場合でも、無理に四つ折りにするのではなく、適切なサイズの封筒を選び、三つ折りで対応することが賢明です。
基本は「三つ折り」であることをしっかりと認識し、丁寧な退職手続きを心がけましょう。

退職届が封筒に入らない?サイズ別!最適な折り方

用紙サイズ別!B5用紙は長形4号、A4用紙は長形3号

退職届の用紙サイズと封筒のサイズを適切に合わせることは、スマートな提出に繋がる重要なマナーです。

一般的に、退職届の用紙にはA4またはB5サイズが用いられますが、それぞれに適した封筒サイズがあります。

以下の表で、最適な組み合わせを確認しましょう。

用紙サイズ 推奨封筒サイズ 寸法(横×縦) 最適な折り方
B5サイズ 長形4号封筒 90×205mm 巻き三つ折り
A4サイズ 長形3号封筒 120×235mm 巻き三つ折り

これらの封筒サイズは、退職届を「巻き三つ折り」にした際に、ぴったりと収まるように設計されています。
用紙が封筒の中でガタつかず、また無理なく出し入れできるため、非常に丁寧な印象を与えます。

用紙と封筒のサイズが合っていないと、無理に折り曲げたり、封筒がパンパンになってしまったりと、見た目が悪くなるだけでなく、相手への配慮も欠けてしまいます。

提出前に必ず用紙と封筒のサイズを確認し、適切なものを選ぶようにしましょう。

封筒に合わせた折り方ガイド:ぴったり収めるコツ

退職届を封筒に綺麗に収めるためには、正確な三つ折りが鍵となります。

前述の通り、巻き三つ折りは、用紙の下から約3分の1を折り上げ、次に上から残りの部分を折り下げる方法です。

このとき、折り目を正確にするためには、定規を軽く当てて折り目をつけると良いでしょう。
ただし、強く押し付けて定規の跡を残さないように注意が必要です。

また、折り目の位置がわずかにずれるだけでも、封筒に収めたときに斜めになったり、端が引っかかったりすることがあります。
特に、長形3号や長形4号といった細長い封筒では、そのわずかなずれが目立ちやすいため、丁寧な作業が求められます。

折った退職届は、封筒の中で用紙の右上が封筒の上部に来るように入れます。
こうすることで、封筒から取り出した際に、書類をスムーズに開いて読めるようになり、受け取る側への細やかな配慮が伝わります。

もし封筒に入らない場合は?サイズ選びの重要性

「退職届を折ってみたものの、封筒に入らない!」という事態は避けたいものです。

もし封筒に収まらない場合は、無理やり押し込んだり、さらに細かい折り方をしたりすることは絶対に避けてください。

無理に押し込むと、退職届にシワやヨレがつき、書類の品位を損ねてしまいます。
また、細かく折りすぎると、受け取る側が書類を開く際に手間取り、不快感を与えてしまう可能性もあります。

この場合、最も適切な対処法は、すぐに適切なサイズの封筒を準備し直すことです。

コンビニエンスストアや100円ショップ、大型文具店など、比較的容易に適切なサイズの白い無地の封筒を入手できます。
慌てて提出する直前ではなく、余裕を持って事前に用紙と封筒のサイズが合っているか確認することが重要です。

完璧な状態で提出できるよう、準備段階での確認を怠らないようにしましょう。

退職届の封筒の選び方:サイズと宛名の書き方

「白無地・二重封筒」が基本!退職届の封筒選び

退職届を入れる封筒は、その選び方一つで相手に与える印象が大きく変わります。

まず、色は白色無地を選びましょう。茶封筒や色付きの封筒は、事務的な書類のやり取りに使われることが多いため、フォーマルな印象を与える白封筒が適しています。

次に、素材・形状は中身が透けないもの、または二重封筒を選んでください。
退職届は個人情報を含む機密性の高い書類であるため、第三者に見られないように配慮が必要です。

二重封筒は、内側に薄い紙が貼られており、内容が透けるのを効果的に防いでくれます。

また、手渡しが基本となるため、郵便番号枠がないものが望ましいとされています。
これは、郵便番号枠が郵便物の送付を前提としているため、手渡しの場合には不要と見なされるからです。

これらの封筒は、コンビニエンスストアや100円ショップ、大型文具店などで手軽に購入できます。
事前に準備し、丁寧な退職手続きを心がけましょう。

手渡しが基本!郵便番号枠なしの封筒を選ぶ理由

退職届の提出は、原則として直属の上司に手渡しで行うのが基本とされています。

病気や怪我など、特別な事情があって出社できない場合に限り、郵送が認められるケースがあります。
そのため、退職届を入れる封筒は、手渡しを前提とした選び方が重要になります。

手渡しの場合、郵便番号枠がない封筒を選ぶのがマナーとされています。
郵便番号枠は郵便物の仕分けのために設けられているため、手渡しする書類には不要であり、むしろ「誤って郵送する書類」のような印象を与えかねません。

郵便番号枠がないことで、よりフォーマルで、手渡しのために用意された書類であることを明確に示せます。

もし郵便番号枠付きの封筒しか手元にない場合は、使用しても大きな問題にはなりませんが、可能であれば郵便番号枠なしの封筒を選ぶのがより丁寧な対応と言えるでしょう。

ただし、やむを得ず郵送する場合は、郵便番号枠がある封筒を選んでも問題ありません。

封筒の書き方マナー:表面と裏面の記入方法

封筒への記入方法にも、守るべきマナーがあります。

使用する筆記用具は、黒のボールペンまたは万年筆が適しています。
インクがにじみにくく、正式な書類としての品格を保つことができます。

封筒の表面には、中央やや上に「退職届」または「退職願」と、大きめで分かりやすく記入します。
会社名や部署名、上司の宛名などを書く必要はありません。あくまで書類の表題のみを記載します。

封筒の裏面には、左下部分にあなたの所属部署名と氏名を記入します。
この際、文字は封筒の左半分に収まるように配置するのが一般的です。

例:
〇〇部
氏名 〇〇 〇〇

これらの記入も、にじみやかすれがないように、丁寧な筆跡を心がけましょう。
細部にまで配慮することで、円満な退職へと繋がる一助となります。

退職届のその他の折り方(六つ折りなど)と注意点

「六つ折り」は避けるべき?フォーマルな書類の折り方

退職届のようなフォーマルな書類において、六つ折りは一般的に避けるべき折り方とされています。

六つ折りは、用紙を三つ折りよりもさらに細かく折るため、折り目が非常に多くついてしまいます。
これにより、書類がくしゃくしゃに見えたり、読みづらくなったりする可能性が高まります。

多くの折り目があることで、書類全体の印象が乱雑になり、受け取る側に丁寧さに欠ける、あるいは雑な印象を与えてしまう恐れがあります。

ビジネス文書では、書類の見た目の美しさや整理整頓されていることが重要視されます。
そのため、特別な指示がない限り、最も一般的な「三つ折り」を遵守することが賢明です。

どんなに小さなことでも、相手に与える印象は大切です。
六つ折りなどの、一般的でない折り方は避けて、丁寧な手続きを心がけましょう。

折る際のNG行為!シワや汚れは絶対に避ける

退職届を折る際に、うっかりやってしまいがちなNG行為がいくつかあります。

最も避けたいのは、シワや汚れをつけてしまうことです。これは書類全体の品位を著しく損ねてしまいます。

例えば、折る際に指にインクや汚れが付着していたり、手が脂っぽかったりすると、それがそのまま退職届に移ってしまう可能性があります。
特に、署名や押印がされている箇所に汚れがつくと、非常に目立ち、修正も難しくなります。

また、一度折った場所を何度も折り直したり、強く押さえつけすぎたりすることも、不必要なシワの原因となります。
綺麗に折る自信がない場合は、新しい用紙でやり直すくらいの慎重さが必要です。

作業前には手を洗い、清潔な状態で行うことが基本です。
退職届は、あなたの最終的な意思表示を伝える大切な書類です。最後まで丁寧に扱いましょう。

「三つ折り」が最も適している理由とは?

退職届の折り方として三つ折りが最も適しているとされるには、明確な理由があります。

一つは、ビジネス文書において非常に一般的な折り方であることです。
履歴書や各種申請書類など、多くのフォーマルな文書で採用されており、社会的な常識として定着しています。

二つ目は、封筒から取り出した際に、最も読みやすい状態で開くことができる点です。
三つ折りは、中央の折り目を開くだけでスムーズに内容全体を確認できるため、受け取る側がストレスなく書類を読めます。

これは、相手への細やかな配慮であり、書類の品格を保つ上で非常に重要です。

そして三つ目は、書類に余計な折り目がつきにくく、美しさを保てることです。
四つ折りや六つ折りのように多くの折り目がつくことがないため、書類が乱雑に見える心配がありません。

これらの理由から、退職届を提出する際は、迷わず「巻き三つ折り」を選択しましょう。

退職届を提出する際の最終チェックポイント

封入時の向きに注意!右上が封筒の上部にくるように

退職届を三つ折りにしたら、いよいよ封筒に入れますが、ここにも大切なマナーがあります。

折った退職届は、用紙の右上が封筒の上部に来るように封入するのが正しい向きとされています。

これは、受け取った相手が封筒から退職届を取り出した際に、スムーズに書類を開いて読めるようにという配慮からです。

ちょうど書類の書き始め(本文の右上)が、開いたときに一番最初に目に入る位置に来るように調整するイメージです。
この些細な気遣い一つで、相手に与える印象は大きく変わります。

逆に、逆向きに入れたり、上下が逆になっていたりすると、相手は書類を一度回転させたり、持ち直したりする手間が生じ、不必要なストレスを与えてしまう可能性があります。

退職という重要な場面だからこそ、細部にまで気を配り、最後まで丁寧な対応を心がけましょう。

手渡しの場合は「封をしない」がマナー?

退職届を手渡しで提出する場合、封筒の封の仕方にもマナーがあります。

一般的に、手渡しの場合は封をしない、または軽く蓋を折るだけがマナーとされています。

これは、相手がその場で中身を確認できるようにという配慮であり、「すぐに中身を確認してください」というメッセージを伝える意味合いもあります。
封をしてしまうと、相手がその場で開封しにくいと感じたり、開封の手間を取らせてしまったりする可能性があります。

ただし、会社や個人の慣習によっては、「正式な書類だから封をするべき」という考え方もあるため、絶対的なルールではありません。

もし迷うようであれば、封はせず、封筒の蓋を軽く折って提出するのが最も無難な選択と言えるでしょう。
この方法であれば、相手がすぐに中身を確認でき、かつ丁寧さも損ないません。

提出前に確認!退職届の最終チェックリスト

いよいよ退職届を提出する最終段階です。提出する前に、以下の項目を最終チェックしましょう。

  • 退職届の内容

    • 日付、氏名、印鑑、退職理由などに誤字脱字がないか
    • 会社指定の書式がある場合、それに従っているか。
  • 封筒の選び方

    • 白色無地の封筒を選んでいるか。
    • 中身が透けない二重封筒または厚手の封筒か。
    • 手渡しの場合、郵便番号枠がないものか。
  • 封筒の記入方法

    • 表面に「退職届」または「退職願」と正しく記入されているか。
    • 裏面に所属部署名と氏名が左下に記入されているか。
    • 黒のボールペンまたは万年筆を使用しているか。
  • 退職届の折り方と封入

    • 書類は「巻き三つ折り」で、シワなく綺麗に折られているか。
    • 封筒への入れ方は正しいか(右上が封筒上部)。
    • 手渡しの場合、封はしない(または軽く折る)か。
  • 郵送の場合

    • 二重封筒に入れ、郵送用封筒の宛名も適切か。
    • 切手は貼られているか。

これらの最終チェックを怠らず、完璧な状態で退職届を提出することで、円満な退職へと繋がるでしょう。