概要: 履歴書の経歴欄の書き方に悩んでいませんか?高校卒業からの書き方、アルバイト歴、契約社員や個人事業主の経歴、さらには休職・休学・異動といった空白期間の対応方法まで、履歴書作成の疑問を徹底解説します。一身上の都合による退職についても、分かりやすく説明するので、自信を持って履歴書を作成しましょう。
【履歴書】経歴・空白期間の書き方|バイト・休職・異動も解説
履歴書は、あなたのこれまでのキャリアを伝える重要な書類です。特に経歴欄は、採用担当者があなたの経験やスキル、そして人柄を読み取るための鍵となります。しかし、「どこから書けばいいの?」「空白期間はどう説明すれば?」「バイト経験も書くべき?」など、疑問は尽きないもの。
この記事では、履歴書の経歴欄における基本的な書き方から、アルバイト経験、休職、異動、そして空白期間の正しい伝え方まで、具体的な例を交えながら詳しく解説します。あなたの履歴書作成がスムーズに進むよう、ぜひ参考にしてください。
履歴書の経歴欄、どこから書く?基本ルールを解説
経歴欄の基本構成と記載順
履歴書の経歴欄は、学歴と職歴の大きく2つに分かれます。まず、学歴は義務教育終了後の最終学歴から記載するのが一般的です。具体的には、高校入学から卒業、その後の専門学校、大学、大学院と、入学・卒業の年月を正確に記載しましょう。例えば「〇〇年〇月 〇〇高等学校 入学」「〇〇年〇月 〇〇高等学校 卒業」という形式です。
学歴の後に職歴を記載しますが、ここからが特に重要です。職歴は「〇〇年〇月 〇〇株式会社 入社」から始まり、退職までを時系列で記述します。企業名は必ず正式名称で記載し、株式会社を(株)と略したりしないよう注意が必要です。配属部署や役職がある場合は、それも併記します。例えば、「〇〇年〇月 〇〇株式会社 入社 営業部 配属」といった形です。また、西暦と和暦は履歴書全体で統一するのがマナー。どちらか一方を選び、最後まで貫きましょう。誤字脱字がないか、提出前に何度も確認することも忘れてはいけません。
職歴が複数ある場合は、新しい職歴の後に「以上」と記載して締めくくるのが通例です。
空白期間の原則と記載の重要性
職歴欄に記載のない期間、いわゆる「空白期間(ブランク)」が生じた場合、採用担当者はその理由に注目します。この期間を隠すことは、経歴詐称とみなされるリスクがあるため、正直に記載することが大原則です。正直に書くことで、かえって誠実な印象を与えることができます。
空白期間の理由は、「病気療養のため」「家族の介護のため」「資格取得のため」「語学留学のため」など、簡潔かつ具体的に記載しましょう。そして、この期間をどのように過ごし、何を学び、どのように成長できたのかをポジティブに伝えることが重要です。例えば、「病気療養中にビジネススキル向上のためオンライン学習に励んだ」「介護を通じてタイムマネジメント能力が向上した」など、具体的な経験をアピールポイントに転換できると良いでしょう。
期間の長さによっても対応は変わってきます。3ヶ月程度の空白期間であれば、転職活動期間と見なされ、特に詳細な理由を記載しなくても問題ないケースが多いです。しかし、6ヶ月以上の長期にわたる空白期間の場合は、より丁寧な説明が求められる可能性があります。面接で詳しく話せるよう、事前に準備しておくことをおすすめします。
記載する際のマナーと注意点
履歴書の経歴欄を作成する上で、いくつか守るべきマナーと注意点があります。まず、最も基本的なことですが、誤字脱字がないか徹底的にチェックすることです。特に企業名や日付の間違いは、応募者の注意力不足と捉えられかねません。提出前に複数人で確認してもらうのも有効な手段です。
次に、略称の使用は避けましょう。例えば、企業名は「株式会社〇〇」と正式名称で、部署名も「営業部」のように正式名称で記載します。また、履歴書は読みやすさも重要です。適切な改行や箇条書きを活用し、スッキリとしたレイアウトを心がけましょう。職務内容を簡潔にまとめ、応募先の企業が求めているスキルや経験と関連付けて記載することで、より効果的なアピールが可能です。
退職理由についても注意が必要です。一般的には「一身上の都合により退職」と記載しますが、会社都合退職や契約期間満了などの場合は、その旨を明記します。ネガティブな退職理由であっても、履歴書にはポジティブな側面や学んだことを中心に記載し、面接で詳しく説明する準備をしておくのが賢明です。
アルバイト歴・契約社員・個人事業主の職歴、どう書く?
アルバイト経験を職歴に記載するケースとポイント
「アルバイト経験は職歴に書くべき?」という疑問を抱く方は少なくありませんが、結論から言うと、原則として記載して問題ありません。特に、応募職種に関連する業務内容であったり、長期にわたるアルバイト経験は、あなたの責任感や業務遂行能力をアピールするチャンスとなります。例えば、営業事務職に応募する際に、カフェでのアルバイトで培った顧客対応力やチームワークをアピールすることは有効です。
記載する際は、企業名を正式名称で記載し、雇用形態として「(アルバイト)」と明記しましょう。具体的な書き方としては、「〇〇年〇月 〇〇株式会社 〇〇店 入社(アルバイト)」「〇〇年〇月 一身上の都合により退職」という形式です。また、職務経歴欄や自己PR欄には、そのアルバイトでどのような業務を担当し、どのようなスキルを身につけ、どのような成果を出したのかを具体的に添えることで、より説得力が増します。
学生時代の短期アルバイトは、通常、職歴欄には記載しません。しかし、卒業後すぐに始めたアルバイトや、現在も継続しているアルバイト、あるいは募集職種と強く関連する経験であれば、補足として記載したり、自己PR欄で言及したりするのも良いでしょう。
契約社員・派遣社員の職歴記載方法
契約社員や派遣社員としての経験も、正社員と同様に重要な職歴として記載します。契約社員の場合は、正社員とほぼ同じ形式で、入社・退職年月とともに企業名を正式名称で記載します。退職理由については、「契約期間満了につき退職」など、具体的に明記するのが適切です。
派遣社員の場合は、少々特殊な記載方法があります。まず、派遣元となる会社(派遣会社)を最初に記載し、「〇〇年〇月 〇〇派遣株式会社 登録」とします。その後、派遣先の企業ごとに分けて記載していきます。具体的には、「〇〇年〇月 〇〇株式会社(派遣先企業名)にて派遣勤務(〇〇業務を担当)」「〇〇年〇月 契約期間満了につき退職」のように、派遣先の企業名、担当業務、そして契約満了の旨を明記します。複数の派遣先で勤務した経験がある場合は、それぞれを時系列で記載しましょう。これにより、採用担当者はあなたの経験とスキルを正確に把握することができます。
また、これらの雇用形態で培った専門スキルや、様々な企業で順応してきた経験などは、職務経歴書でより詳細にアピールすることが効果的です。
個人事業主・フリーランスの職歴の書き方
近年増加している個人事業主やフリーランスとしての活動も、立派な職歴として履歴書に記載することができます。企業に所属していたわけではないため、書き方に迷うかもしれませんが、あなたの独立性、専門性、そしてビジネスを推進する能力をアピールする絶好の機会です。
記載方法としては、「〇〇年〇月 個人事業主として独立(屋号:〇〇、主な事業内容:〇〇)」のように、事業を開始した年月と事業内容を簡潔に記載します。屋号があれば明記し、どのような事業を行っていたのかが分かるようにしましょう。例えば、「〇〇年〇月 個人事業主として独立(Webライターとして活動)」といった形です。
退職や廃業した場合は、「〇〇年〇月 廃業」と記載します。履歴書だけでは業務内容や実績を詳しく伝えるのが難しい場合が多いため、職務経歴書では、具体的なプロジェクト経験、クライアント名(守秘義務に反しない範囲で)、達成した成果、使用したツールやスキルなどを詳細に記述することが非常に重要です。個人事業主としての経験を通じて得た課題解決能力や自己管理能力なども、積極的にアピールしましょう。
休職・休学・異動…履歴書で説明すべき空白期間の書き方
病気や介護による休職期間の伝え方
病気療養や家族の介護などによる休職期間は、職歴欄に正直かつ簡潔に記載することが求められます。隠してしまうと、後で事実が発覚した際に経歴詐称とみなされ、信頼を失うことになりかねません。記載方法としては、「〇〇年〇月〜〇〇年〇月 休職(理由:病気療養のため)」のように、期間と理由を明確にしましょう。詳細な病名や状況を履歴書に記載する必要はありません。
最も重要なのは、現在の健康状態や問題がないことを伝えることです。「現在は完治しており、業務に支障はありません」「家族の介護体制が整い、業務に専念できる環境です」といった一文を添えることで、採用担当者の不安を払拭できます。さらに、休職期間中に得た学びや経験をポジティブに伝えることも有効です。例えば、「療養期間中にオンライン講座でスキルアップに励んだ」といった自己成長のエピソードがあれば、前向きな姿勢をアピールできます。
面接では、より詳細な質問がされる可能性も考慮し、具体的に何をして、どのように回復・改善したのかを説明できるよう準備しておきましょう。ただし、あくまで業務に支障がないことを強調し、ネガティブな印象を与えないように注意が必要です。
学業(休学・留学など)による空白期間の記載
学業に関連する休学や留学による空白期間は、一般的にポジティブな理由と捉えられます。これらの経験は、語学力や国際感覚、専門知識の向上といった具体的なスキルや資質の獲得につながっていることが多いため、積極的にアピールしましょう。
休学の場合は、「〇〇年〇月〜〇〇年〇月 〇〇大学〇〇学部 休学(理由:〇〇資格取得のため)」のように記載します。資格取得や専門分野の研究など、具体的な理由を添えることで、目的意識の高さを示すことができます。留学の場合は、「〇〇年〇月〜〇〇年〇月 〇〇国へ留学(〇〇語学力向上、異文化理解のため)」と、渡航先と目的を明確にしましょう。
これらの期間で得た経験は、単なる空白期間ではなく、あなたの成長に繋がる貴重な経験です。自己PR欄や職務経歴書で、留学中にどのような困難を乗り越え、どのようなスキルや視点を身につけたのか、具体的なエピソードを交えて説明することで、より説得力が増します。特に、語学力やコミュニケーション能力、異文化適応能力などは、多くの企業で高く評価されるポイントです。
会社内での異動・転勤歴の正しい記載方法
会社内での異動や転勤は、あなたの経験の幅広さを示す重要な要素です。これらの情報を正確に記載することで、採用担当者はあなたのキャリアパスとスキルセットを深く理解することができます。原則として全ての異動歴を記載するのが望ましいです。
記載方法は、入社時の部署名から始まり、異動のたびにその部署名と異動年月を追記していく形式です。例えば、以下のようになります。
- 〇〇年〇月 〇〇株式会社 入社 営業部 配属
- 〇〇年〇月 人事部へ異動(〇〇業務を担当)
- 〇〇年〇月 〇〇支店へ転勤(支店長代理として〇〇業務を担当)
このように、異動先の部署名や役職、そしてそこで担当した業務内容を簡潔に添えることで、それぞれの部署での貢献度や身につけたスキルが明確になります。転勤の場合も「異動」または「転勤」と記載して問題ありません。役職が変更になった場合は、「昇進」と記載し、新しい役職を明記しましょう。
もし異動が非常に多く、履歴書に書ききれないと感じる場合は、業務内容に大きな変化がなかった異動を省略し、特にアピールしたい異動歴を重点的に記載することも可能です。その際は、職務経歴書で詳細を補足し、全ての経歴をカバーするように心がけましょう。
一身上の都合による退職、履歴書にどう書けばいい?
「一身上の都合」の適切な使い方と意味
履歴書や職務経歴書で退職理由を記載する際、多くの方が目にするのが「一身上の都合により退職」という表現です。この表現は、自己都合による退職を意味し、転職活動において広く一般的に用いられています。具体的な退職理由(例:給与への不満、人間関係の悩み、キャリアアップのためなど)を履歴書に事細かに記載する必要はありません。
この表現を使うことで、採用担当者は「自己都合による退職」という事実を認識し、詳細については面接時に質問されると理解します。履歴書はあくまで、あなたの職歴を簡潔に伝えるための書類であり、退職の具体的な経緯は面接という対話の場で説明するのが適切とされているからです。そのため、特別に深刻な理由がない限りは、「一身上の都合」で問題ありません。
ただし、会社都合による退職(例:リストラ、倒産など)の場合は、「会社都合により退職」と明確に記載する必要があります。これは失業保険の給付期間などに影響するため、事実を正確に伝えることが重要です。
特定の退職理由を記載すべきケースと避けたいケース
原則として「一身上の都合」で構わない退職理由ですが、特定のケースでは詳細を記載すべき場合と、避けるべき場合があります。
【記載すべきケース】
- 会社都合による退職: 倒産、事業所閉鎖、リストラなど。これは明確に「会社都合により退職」と記載しましょう。
- 契約期間満了による退職: 契約社員や派遣社員の場合、「契約期間満了につき退職」と記載します。
- 結婚、出産、育児、介護による退職: これらのライフイベントが理由の場合は、「結婚のため退職」「出産・育児のため退職」などと明記しても問題ありません。特に、ブランク期間と合わせて記載することで、状況を正確に伝えることができます。
【避けたいケース】
- ネガティブな理由: 給与への不満、人間関係のトラブル、上司との意見の相違など、前職に対する不満や批判的な内容は記載しないのが鉄則です。
- 曖昧な表現: 理由はぼかさず、上記の「一身上の都合」か、具体的な事実に基づいた理由かを明確にしましょう。
履歴書には前向きな姿勢を保ち、面接で聞かれた際に誠実に説明できるよう準備することが重要です。
面接での退職理由の伝え方
履歴書で「一身上の都合」と記載した場合でも、面接では必ず退職理由について質問されます。ここで大切なのは、前向きで建設的な理由を伝えることです。前職の不満や批判は避け、新しい職場で何をしたいのか、どのように貢献したいのかを具体的に伝える準備をしておきましょう。
効果的な伝え方のポイントは以下の通りです。
- ポジティブな理由に変換する: 例えば、「前職では自分のスキルを活かせる機会が少なかった」ではなく、「新しい環境で〇〇のスキルを活かし、さらに専門性を高めたい」「貴社であれば〇〇な業務を通して、より大きな貢献ができると感じた」など、入社意欲と結びつける。
- 具体的なエピソードを準備する: なぜその会社を辞め、なぜ応募企業を選んだのか、具体的な経験や考えを交えて説明することで、説得力が増します。
- 応募企業への貢献意欲を示す: 自身のスキルや経験が、応募企業でどのように役立つのか、どのように貢献できるのかを明確に伝えることが重要です。
- 前職への感謝を忘れない: たとえ不満があったとしても、前職で得た経験や学びには感謝を示す姿勢を見せることで、大人としての対応力をアピールできます。
面接官は、あなたが前職で何を学び、次は何をしたいのかを知りたがっています。準備をしっかり行い、自信を持って臨みましょう。
履歴書作成のよくある疑問を解決!Q&A
転職回数が多い場合の職歴のまとめ方
転職回数が多い場合、履歴書の職歴欄がすぐに埋まってしまい、すべてを書ききれないと悩む方もいるかもしれません。しかし、重要なのはすべての職歴を羅列することではなく、応募先の企業が求める人物像やスキルに合致する経験を効果的にアピールすることです。
具体的なまとめ方としては、以下のポイントを意識しましょう。
- 直近の職歴を重点的に: 最新の職歴は、あなたの現在のスキルレベルやキャリア志向を示す上で最も重要です。より詳細に、業務内容や成果を記載しましょう。
- 関連性の高い職歴を詳しく: 応募職種と関連性の高い職歴については、業務内容や身につけたスキル、達成した実績などを具体的に記述します。
- 職務経歴書で詳細を補完: 履歴書は簡潔にまとめ、職務経歴書で各職歴の詳細やプロジェクト経験、具体的な実績などを詳しく説明しましょう。職務経歴書では、転職回数の多さを「様々な環境で適応してきた証」「幅広い経験」としてポジティブに表現することも可能です。
- 一貫性やキャリアプランを示す: 転職回数が多い場合でも、その中で一貫したキャリアの軸や学びがあったこと、将来のキャリアプランを明確に提示することで、採用担当者に安心感を与えることができます。
大切なのは、転職の理由を前向きに伝え、新たな職場への貢献意欲を示すことです。
既卒・第二新卒の経歴欄の書き方
既卒や第二新卒の方も、履歴書の経歴欄の書き方に戸惑うことが多いかもしれません。それぞれの状況に応じた適切な記載方法で、あなたの意欲やポテンシャルをアピールしましょう。
【既卒の場合】
既卒とは、学校を卒業後、正社員としての職歴がない状態を指します。学歴の後に、卒業から現在までの空白期間に何をしていたかを簡潔に記載します。例えば、「〇〇年〇月 〇〇大学〇〇学部 卒業」「〇〇年〇月〜現在 〇〇資格取得のため学習」「〇〇年〇月〜現在 ボランティア活動に従事」のように、期間中の活動内容を具体的に記しましょう。空白期間が単なるブランクではなく、自己成長のための期間であったことを示すことが重要です。自己PR欄では、仕事への意欲や入社後の貢献イメージ、ポテンシャルを強くアピールしましょう。
【第二新卒の場合】
第二新卒とは、学校卒業後、正社員として数年勤務し、再度転職を希望する方を指します。この場合は、通常の職歴と同様に、前職の入社年月、企業名、部署名、退職年月を記載します。第二新卒として転職するメリットは、社会人経験があることと、若いポテンシャルを兼ね備えている点です。前職での具体的な業務経験や学んだことを簡潔にまとめ、なぜ転職を希望するのか、新しい職場で何を成し遂げたいのかを明確に伝えることが重要です。こちらも、自己PR欄や志望動機で入社への強い意欲を示しましょう。
パート・主婦(夫)のブランク明けの履歴書
出産、育児、介護などで一時的に仕事を離れ、ブランク期間があるパートや主婦(夫)の方が再就職を目指す場合も、履歴書の書き方には工夫が必要です。空白期間をマイナスと捉えられがちですが、経験として前向きにアピールすることが可能です。
【空白期間の記載】
まず、ブランク期間の理由を正直に記載しましょう。「〇〇年〇月〜〇〇年〇月 出産・育児のため」「〇〇年〇月〜〇〇年〇月 家族の介護のため」など、簡潔に明記します。これにより、採用担当者はあなたの状況を理解しやすくなります。
【ブランク期間のアピール方法】
ブランク期間中に培ったスキルや経験を積極的にアピールしましょう。例えば、育児や家事を通して培われるタイムマネジメント能力、問題解決能力、マルチタスク能力、コミュニケーション能力などは、多くの職種で活かせる汎用性の高いスキルです。「育児を通じて、限られた時間の中で効率的に家事をこなすタイムマネジメント能力が身につきました」といった具体的な表現が有効です。また、地域のボランティア活動やPTA活動に参加していた経験があれば、それもアピール材料になります。
【再就職への意欲】
ブランク明けであっても、仕事に対する意欲や、これまでの経験が応募先でどのように活かせるのかを具体的に伝えることが重要です。希望する働き方(勤務時間や曜日など)も明確に伝え、企業とのミスマッチを防ぎましょう。
まとめ
よくある質問
Q: 履歴書の経歴欄は、いつから書き始めるべきですか?
A: 原則として、最終学歴(高校卒業以上)から職歴を記載します。ただし、職務経験を重視する企業の場合は、職務経歴を先に書くこともあります。募集要項を確認しましょう。
Q: アルバイト歴は履歴書に書いた方が良いですか?
A: アルバイト経験が応募職種に活かせると判断される場合や、期間が長い場合は記載を検討しましょう。書き方としては、「〇年〇月 アルバイトとして入社(〇〇株式会社)」「〇年〇月 アルバイト退職」のように記載します。
Q: 休職や休学期間が履歴書で空白期間になってしまいます。どう書けば良いですか?
A: 休職や休学の理由を簡潔に記載します。「〇年〇月 休職(理由:傷病療養のため)」「〇年〇月 休学(理由:海外留学のため)」のように記載し、その後の復職や再開時期も明記すると良いでしょう。
Q: 会社都合ではなく「一身上の都合により退職」と書くべきですか?
A: 会社都合で退職した場合でも、「一身上の都合により退職」と記載するのが一般的です。詳細な理由については、面接で聞かれた際に正直に、かつ前向きに説明できるように準備しておきましょう。
Q: 異動歴は履歴書にすべて記載する必要がありますか?
A: 部署異動は、職務内容が大きく変わる場合や、応募職種に関連する場合は記載を検討しましょう。頻繁な異動や、応募職種と関連性の薄い異動は、必須ではありません。経歴欄を簡潔に保つために、重要なものに絞って記載することも可能です。