概要: PowerShellはWindows環境における強力なスクリプト言語です。本記事では、ファイルやフォルダの移動、コピー、削除といった基本的な操作から、共有フォルダへのアクセス、シンボリックリンクの作成、高度な検索機能まで、日々の業務で役立つPowerShellコマンドを網羅的に解説します。効率的なファイル管理術を身につけ、作業効率を劇的に向上させましょう。
PowerShellは、Windows環境でシステム管理を行う上で欠かせない強力なツールです。特にファイルやフォルダの操作においては、その効率性と柔軟性で日々の業務を劇的に改善することができます。GUIでの手作業に比べて、繰り返し行う作業の自動化や、複雑な条件でのファイル検索などが容易になります。
本記事では、PowerShellを使ったファイル・フォルダ操作の基本から応用までを網羅し、あなたのファイル管理スキルを次のレベルへと引き上げる実践的なテクニックを紹介します。基本的な移動やコピー、削除といった操作はもちろんのこと、シンボリックリンクの作成、共有フォルダの設定、さらにはファイルの内容検索といった高度な機能まで、PowerShellの真価を最大限に引き出すための知識を深めていきましょう。
2024年11月8日にはMicrosoft Learnにて「ファイルとフォルダーの操作 – PowerShell」に関するドキュメントが更新されており、常に最新の情報に触れることが重要です。
- PowerShellでの基本的なディレクトリ移動と取得出典: Microsoft Learn: Get-ChildItem (Microsoft.PowerShell.Management)
- ファイルのコピー、削除、名前変更をマスターする出典: Microsoft Learn: ファイルとフォルダーの操作 – PowerShell
- 空白を含むパスや拡張子、シンボリックリンクの扱い方出典: Qiita: [PowerShell] シンボリックリンクを作るメモ, ITお助け隊: Windows11でシンボリックリンクを作ってみよう
- 共有フォルダへのアクセスとエクスプローラー連携術出典: @IT: 【 Set-SmbPathAcl 】コマンドレット――共有アクセス権を「フォルダのアクセス権」として設定する, マイナビニュース: GUIユーザーのためのPowerShell入門(20) ネットワーク共有フォルダ(前編)
- PowerShellでファイルや文字列を効率的に検索する方法出典: ASCII.jp: WindowsのPowerShellコマンドラインで複雑な条件でファイル検索する, @IT: 【 Select-String 】コマンドレット――ファイルからテキスト(文字列)を検索する
- PowerShell操作の「壁」をAI秘書と乗り越える!
- まとめ
- よくある質問
PowerShellでの基本的なディレクトリ移動と取得出典: Microsoft Learn: Get-ChildItem (Microsoft.PowerShell.Management)
現在の場所を確認し、移動する
PowerShellでファイル操作を行う第一歩は、現在作業しているディレクトリ(カレントディレクトリ)を把握し、必要に応じて移動することです。現在の場所を確認するには、Get-Locationコマンドレットを使用します。これにより、現在のパスが表示されます。
Get-Location
ディレクトリを移動するには、Set-Locationコマンドレットを使います。これは、コマンドプロンプトやLinuxターミナルのcdコマンドと同様のエイリアス(別名)を持っています。絶対パスはもちろん、相対パスでも移動が可能です。頻繁に特定のディレクトリを行き来する場合は、Push-Locationで現在のパスをスタックに保存し、Pop-Locationで以前のパスに戻るテクニックも非常に便利です。
Set-Location C:\Users\YourUser\Documents
Set-Location .. # 一つ上の階層へ移動
Push-Location C:\Project\Data # 現在の場所を保存して移動
# 何かの作業...
Pop-Location # 以前の場所に戻る
これらのコマンドを使いこなすことで、複雑なディレクトリ構造の中でも迷うことなく、効率的に作業を進めることができるようになります。
特定のフォルダやファイルの情報を取得する
特定のフォルダやその中にあるファイル、サブフォルダの情報を取得する際に最も基本的なコマンドレットがGet-ChildItemです。このコマンドレットは、WindowsのdirコマンドやLinuxのlsコマンドのエイリアスとしても利用でき、非常に汎用性が高いです。引数なしで実行すると、カレントディレクトリのコンテンツ一覧が表示されます。
Get-ChildItem
特定のパスを指定して、その内容を表示することも可能です。例えば、C:\Tempフォルダの内容を表示したい場合は、以下のように実行します。
Get-ChildItem C:\Temp
このコマンドレットは、表示される情報のカスタマイズも容易です。例えば、隠しファイルやシステムファイルを含めるには-Forceオプションを使用したり、ファイルとディレクトリを区別して表示したりすることもできます。ファイル操作のほとんどの起点となるコマンドであるため、その基本的な使い方をしっかり押さえておくことが重要です。
ディレクトリ構造を再帰的に表示する
Get-ChildItemコマンドレットの強力な機能の一つに、サブディレクトリを再帰的に検索する機能があります。これには-Recurseオプションを使用します。このオプションを使うと、指定したパス以下の全てのファイルやフォルダが一覧表示されるため、大規模なプロジェクトフォルダの内容を一望したい場合や、特定のファイルがどこにあるか分からない場合に非常に役立ちます。
Get-ChildItem C:\Project -Recurse
ただし、再帰的な検索は対象となるディレクトリ構造が深く、ファイル数が非常に多い場合、処理に時間がかかったり、表示される情報が膨大になったりする可能性があります。そのため、必要に応じて後述するフィルタリングオプションと組み合わせて使用することが賢明です。
大量のファイルを扱う際は、Get-ChildItem -Recurseの後にパイプライン|でWhere-ObjectやSelect-Objectを使って出力を絞り込むことを推奨します。
この再帰的な表示機能をマスターすることで、目的のファイルやフォルダを見つけ出す手間を大幅に削減し、管理作業の効率を向上させることができます。
ファイルのコピー、削除、名前変更をマスターする出典: Microsoft Learn: ファイルとフォルダーの操作 – PowerShell
ファイルを効率的にコピーする
PowerShellでファイルをコピーするには、Copy-Itemコマンドレットを使用します。このコマンドレットは、ソースとなるファイルのパスと、コピー先のパスを指定するだけで簡単にファイルを複製できます。例えば、C:\sourceにあるfile.txtをC:\destinationにコピーする場合、次のように実行します。
Copy-Item C:\source\file.txt C:\destination\
フォルダ全体をコピーしたい場合は、-Recurseオプションを追加することで、指定したフォルダとその配下の全てのファイル・サブフォルダをまとめてコピーできます。コピー先に同じ名前のファイルやフォルダが存在する場合、デフォルトではエラーになりますが、-Forceオプションを使用すれば強制的に上書きが可能です。これにより、バックアップ作業やデータ移行の自動化を効率的に行えます。
Copy-Item C:\source_folder C:\destination_folder -Recurse -Force
また、コピー元とコピー先を柔軟に指定できるため、ネットワークパスやクラウドストレージのパス(PowerShellプロバイダがサポートしている場合)に対しても、同様の操作が可能です。
不要なファイルを安全に削除する
ファイルやフォルダを削除するには、Remove-Itemコマンドレットを使用します。このコマンドレットは、不要なデータや一時ファイルをクリーンアップする際に非常に役立ちます。ただし、このコマンドレットで削除されたファイルはゴミ箱には移動されず、直接削除されるため、使用には細心の注意が必要です。
Remove-Item C:\OldFiles\old.log
フォルダを削除する際も同様にRemove-Itemを使用しますが、フォルダ内にファイルやサブフォルダが含まれる場合は、-Recurseオプションと-Forceオプションを組み合わせる必要があります。これにより、確認プロンプトなしで強制的に削除を実行できます。
Remove-Item C:\Temp\OldProject -Recurse -Force
Remove-Itemコマンドレットを使用する際は、必ず-WhatIfオプションを併用して、実際に削除されるファイルを確認してから実行することをお勧めします。
Remove-Item C:\Path\To\Delete\* -WhatIf
誤操作を防ぐための習慣を身につけることが、PowerShellによるファイル管理の安全性を高める上で非常に重要です。
ファイルやフォルダの名前を変更・移動する
ファイルやフォルダの名前を変更するには、Rename-Itemコマンドレットを使用します。既存のアイテムのパスと新しい名前を指定するだけで、簡単にリネームが可能です。例えば、report.docxをfinal_report.docxに変更する場合、以下のように実行します。
Rename-Item C:\Docs\report.docx C:\Docs\final_report.docx
一方、ファイルやフォルダを別の場所に移動させる場合は、Move-Itemコマンドレットを使用します。このコマンドレットは、移動と同時に名前の変更も行うことができます。例えば、C:\Tempにあるdraft.txtをC:\Archivedに移動し、同時にdraft_2024.txtという名前に変更することも可能です。
Move-Item C:\Temp\draft.txt C:\Archived\draft_2024.txt
これらのコマンドは、スクリプト内で大量のファイル整理や一括リネームを行う際に特にその威力を発揮します。複数のファイルを特定のルールに基づいてリネームしたり、日付ごとにフォルダを分けて移動したりするなど、柔軟な自動化処理が実現可能です。
空白を含むパスや拡張子、シンボリックリンクの扱い方出典: Qiita: [PowerShell] シンボリックリンクを作るメモ, ITお助け隊: Windows11でシンボリックリンクを作ってみよう
空白を含むパスや特殊文字の指定方法
Windowsのファイルパスには、しばしば空白文字が含まれます(例: C:\Program Files、C:\My Documents)。PowerShellでこのようなパスを扱う場合、パス全体を二重引用符 (") または一重引用符 (') で囲む必要があります。これは、空白がコマンドレットの引数を区切るものとして解釈されるのを防ぐためです。
Get-ChildItem "C:\My Documents\Reports"
また、ファイル名やフォルダ名に[]、()、#などの特殊文字が含まれる場合も同様に引用符で囲むか、バッククォート (`) を使ってエスケープする必要があります。例えば、C:\Data\Project[v1.0]というパスは、"C:\Data\Project[v1.0]"のように記述します。
Remove-Item "C:\Backup (Old)\Archive.zip"
引用符の種類については、変数展開を行いたい場合は二重引用符を、文字列をそのまま扱いたい場合は一重引用符を使用するという使い分けが一般的です。
特定の拡張子のファイルを対象にする
Get-ChildItemコマンドレットは、特定の拡張子を持つファイルを効率的に見つけ出すための強力なフィルタリング機能を提供します。これには主に-Filterオプションや-Includeオプションが使用されます。
-Filterオプション: プロバイダーが提供するネイティブなフィルタリング機能を利用するため、非常に高速です。ワイルドカード (*) を使用してパターンマッチングを行います。
Get-ChildItem -Path C:\Project -Filter "*.log"
-Includeオプション: 特定のファイル名パターンに一致するアイテムを含めます。複数のパターンを指定できますが、通常は-Recurseオプションと組み合わせる必要があります。Get-ChildItem -Path C:\Project -Recurse -Include *.docx, *.pdf
これらのオプションを適切に使い分けることで、必要なファイル群だけを抽出し、後続の処理に渡すことができます。例えば、特定の拡張子のログファイルを一括で削除したり、ドキュメントファイルを別の場所に移動したりする際に非常に便利です。
シンボリックリンクを理解し、作成・管理する
Windowsのシンボリックリンクは、ファイルやディレクトリへの参照を作成する強力な機能です。ショートカットとは異なり、OSレベルで透過的に扱われるため、アプリケーションからは元のファイルやディレクトリがそこにあるかのように見えます。PowerShellでは、New-Itemコマンドレットを使ってシンボリックリンクを作成できます。
New-Item -ItemType SymbolicLink -Path "C:\Users\Public\MyLink" -Target "C:\Users\MyUser\PrivateDocs"
このコマンドは、C:\Users\Public\MyLinkというパスでC:\Users\MyUser\PrivateDocsへのシンボリックリンクを作成します。これにより、PublicフォルダからPrivateDocsフォルダにアクセスできるようになります。
シンボリックリンクの作成には、管理者権限でPowerShellを実行する必要がある場合があります。権限が不足している場合はエラーが発生しますので、その際はPowerShellを「管理者として実行」してください。
シンボリックリンクは、アプリケーションの設定ファイルやデータパスを柔軟に管理したり、異なるドライブ間でフォルダを仮想的に結合したりする際に非常に有効な手段です。
共有フォルダへのアクセスとエクスプローラー連携術出典: @IT: 【 Set-SmbPathAcl 】コマンドレット――共有アクセス権を「フォルダのアクセス権」として設定する, マイナビニュース: GUIユーザーのためのPowerShell入門(20) ネットワーク共有フォルダ(前編)
PowerShellで共有フォルダを作成・設定する
ネットワーク上でファイルを共有するには、共有フォルダの作成が必要です。PowerShellでは、New-SmbShareコマンドレットを使用することで、共有フォルダをプログラム的に作成し、基本的な設定を行うことができます。これにより、サーバー構築や複数の共有フォルダを一括で設定する作業が効率化されます。
New-SmbShare -Name "ProjectShare" -Path "C:\Shared\ProjectData" -FullAccess "DomainUsers", "Administrator" -ReadAccess "Everyone" -Description "プロジェクト共有データ"
上記の例では、「ProjectShare」という名前の共有をC:\Shared\ProjectDataパスに作成し、DomainUsersとAdministratorにはフルアクセス、Everyoneには読み取りアクセスを許可しています。共有名、パス、アクセス権限などを細かく指定できるため、セキュリティポリシーに合わせた設定が可能です。
New-SmbShareの実行には管理者権限が必要です。また、共有を作成する前に、対象のフォルダがNTFSアクセス権で適切に保護されていることを確認してください。
これにより、手作業で共有設定を行う手間を省き、迅速かつ一貫性のある共有環境を構築できます。
共有フォルダのアクセス権限を管理する
共有フォルダのアクセス権限は、大きく分けて「共有アクセス権(Share Permissions)」と「NTFSアクセス権(Security Permissions)」の2種類があります。これらの両方が適用され、より制限の厳しい方が実際のアクセス権限となります。
- 共有アクセス権:
New-SmbShareやSet-SmbShareで設定し、ネットワーク経由でのアクセス制御を行います。 - NTFSアクセス権: ファイルシステムレベルでのアクセス制御を行います。
Set-SmbPathAclコマンドレットは、指定したパスのNTFSアクセス権を管理するために使用されます。
Set-SmbPathAcl -Path "C:\Shared\ProjectData" -AccountName "DomainUsers" -AccessRights Full
このコマンドは、C:\Shared\ProjectDataフォルダに対し、DomainUsersグループにフルコントロールのNTFSアクセス権を設定します。既存の権限を上書きしたり、継承を無効にしたりするなど、複雑な権限管理もPowerShellで自動化できます。正確な権限設定は、データのセキュリティを確保する上で不可欠です。
親フォルダからの権限継承や、配下のファイル・フォルダへの適用方法を理解しておくことが重要です。
エクスプローラーとPowerShellを連携させる
PowerShellの操作中に、特定の結果をエクスプローラーで確認したり、ファイルを開いて編集したりしたい場合があります。このような時、Invoke-Itemコマンドレットが非常に便利です。
Invoke-Itemは、指定されたファイルやフォルダを、その種類に関連付けられた既定のアプリケーションで開きます。例えば、ExcelファイルであればExcelで、テキストファイルであればメモ帳などで開かれます。フォルダを指定した場合は、エクスプローラーでそのフォルダが開かれます。
Invoke-Item C:\Shared\ProjectData # エクスプローラーでフォルダを開く
Invoke-Item C:\Reports\Quarterly.xlsx # Excelでファイルを開く
この機能により、PowerShellで一連のスクリプトを実行した後、すぐに結果をGUIで確認するといったスムーズな連携が可能になります。スクリプトによる自動化と、手動による確認・編集の間のギャップを埋める、非常に実践的なテクニックと言えるでしょう。
PowerShellでファイルや文字列を効率的に検索する方法出典: ASCII.jp: WindowsのPowerShellコマンドラインで複雑な条件でファイル検索する, @IT: 【 Select-String 】コマンドレット――ファイルからテキスト(文字列)を検索する
ファイル名やフォルダ名で高速検索する
ファイル名やフォルダ名でアイテムを検索する際には、やはりGet-ChildItemコマンドレットが中心となります。既に触れた-Filterオプションや-Includeオプションを組み合わせることで、非常に柔軟かつ高速な検索が可能です。特に-Filterはファイルシステムプロバイダーによって最適化されるため、大量のファイルから特定のパターンに合致するものを素早く見つけ出すのに適しています。
# C:\Logsフォルダとそのサブフォルダから、拡張子が.logのファイルを検索
Get-ChildItem -Path C:\Logs -Filter "*.log" -Recurse
-Includeオプションは、-Recurseと併用することで、特定のパターン(例: 名前に”report”を含むファイル)を持つファイルを再帰的に検索するのに便利です。
# C:\Projectフォルダ以下で、名前に"report"を含むファイルやフォルダを検索
Get-ChildItem -Path C:\Project -Recurse -Include *report*
これらのコマンドをマスターすることで、必要なファイルを迅速に特定し、次の操作へとつなげることができます。ファイル管理における「見つける」という最初のステップを劇的に効率化します。
ファイル内容から特定の文字列を検索する
ファイル名だけでなく、ファイルの内容(テキストデータ)から特定の文字列を検索したい場合は、Select-Stringコマンドレットを使用します。このコマンドレットは、指定したファイルや、パイプラインから渡されたファイルのコンテンツ内を検索し、一致する行を返します。これは、ログファイルからエラーメッセージを探したり、設定ファイルから特定の設定値を見つけたりする際に非常に強力です。
# C:\Logsフォルダ内の全ての.logファイルから「Error」という文字列を検索
Get-ChildItem C:\Logs\*.log | Select-String -Pattern "Error"
Select-Stringは正規表現もサポートしており、より複雑なパターンでの検索も可能です。例えば、特定の日付形式のエラーメッセージを抽出するなど、高度な検索要件にも対応できます。また、-CaseSensitiveオプションで大文字・小文字を区別したり、-Contextオプションで一致する行の前後数行を表示したりすることも可能です。
# C:\Configフォルダ内の.confファイルから、大文字小文字を区別して「Password」を検索し、前後2行を表示
Select-String -Path C:\Config\*.conf -Pattern "Password" -CaseSensitive -Context 2
この機能は、システムトラブルシューティングやセキュリティ監査の際にも非常に重宝されます。
検索結果をフィルタリング・ソートして活用する
Get-ChildItemやSelect-Stringで得られた検索結果は、さらにパイプライン (|) を使ってWhere-Objectでフィルタリングしたり、Sort-Objectで並べ替えたりすることで、より目的に合った形で活用できます。これにより、必要な情報だけを抽出し、見やすく整理することが可能になります。
- フィルタリング (
Where-Object): オブジェクトのプロパティに基づいて結果を絞り込みます。# 過去7日以内に更新されたファイルのみを抽出 Get-ChildItem -Recurse | Where-Object {$_.LastWriteTime -gt (Get-Date).AddDays(-7)}# サイズが1MBより大きいファイルのみを抽出 (Lengthはバイト単位) Get-ChildItem -Recurse | Where-Object {$_.Length -gt 1MB} - ソート (
Sort-Object): オブジェクトのプロパティに基づいて結果を並べ替えます。# ファイルサイズが大きい順に並べ替え Get-ChildItem -Recurse -File | Sort-Object Length -Descending# 更新日時が新しい順に並べ替え Get-ChildItem -Recurse -File | Sort-Object LastWriteTime -Descending
これらのコマンドレットを組み合わせることで、例えば「過去1ヶ月以内に更新された、特定のキーワードを含むログファイルの中から、サイズが最も大きい上位10件を表示する」といった複雑な要件も、PowerShellのワンライナーで実現可能です。
複雑な条件での検索や大量のファイル操作を行うスクリプトを作成する際は、必ず事前にテスト環境で十分に検証し、-WhatIfや-Confirmオプションを活用して意図しない変更が行われないよう注意してください。
PowerShellのパイプライン処理は、複数のコマンドレットを連結して複雑なデータ処理を効率的に行うための基盤となります。この強力な機能を使いこなすことで、あなたのファイル管理作業は格段に効率化されるでしょう。
PowerShell操作の「壁」をAI秘書と乗り越える!
PowerShellは強力なツールですが、コマンドの多さや複雑さに圧倒されることもあるでしょう。そんな時こそ、AIをあなたの「秘書」や「優秀なアシスタント」として活用してみませんか?AIは、あなたが探しているコマンドや、より効率的なスクリプトのアイデアを提示してくれる頼れる存在です。まるで、経験豊富な先輩が隣で「こんな方法もあるよ」と教えてくれるような感覚で、PowerShellの学習と実践を加速させることができます。
AIは、まるであなたの思考を先読みするかのように、膨大な情報の中から最適なコマンドやスクリプトの構成案を素早く見つけ出してくれます。これにより、あなたは「どんなコマンドを使えば良いのだろう?」と迷う時間を大幅に削減し、本来集中すべきファイル管理の「本質」へと意識を向けることができるようになります。AIを上手く使うことで、PowerShellでのファイル・フォルダ操作が、より身近で、さらにパワフルなものへと変わるはずです。
【思考の整理】記事のテーマをAIで整理・優先順位付けするコツ
PowerShellでファイル・フォルダ操作を極めたい、でも何から手をつければ良いか分からない…そんな時は、AIに「今日のタスクリスト」を作成してもらうイメージで、記事の内容を整理させましょう。例えば、「PowerShellでファイル操作を効率化したい。今日の業務で特に役立ちそうなコマンドを3つ、優先度順に教えて」といった指示を出すことで、AIは記事のサマリーや網羅的な内容を分析し、あなたにとって最も価値のある情報へと導いてくれます。
AIは、単に情報を羅列するだけでなく、それぞれのコマンドがどのような状況で役立つのか、あるいはどのような作業を効率化できるのかといった「視点」を提供してくれます。これにより、あなたは「まずはこれを試してみよう」「この機能は後でじっくり学ぼう」といった、自分自身の学習計画や業務への落とし込みを、より明確に、そして戦略的に進めることができるようになります。AIは、あなたの「思考の壁」を壊す手助けをしてくれるのです。
【実践の下書き】そのまま使えるプロンプト例( を使用)
PowerShellで「共有フォルダ内の特定ファイルを検索し、削除する」という作業を自動化したいとします。AIに具体的な指示を出すことで、すぐに使えるスクリプトのたたき台を作成させることができます。以下のようなプロンプトは、AIにあなたの意図を的確に伝え、効率的なスクリプト生成を促します。
# 目的:共有フォルダ "\\server\share" 内にある "old_log_*.txt" という形式のファイルを検索し、
# 5日以上前のものを削除するPowerShellスクリプトを作成してください。
# 削除前に確認メッセージを表示し、実行ログは "C:\logs\delete_log.txt" に記録してください。
なぜこの指示が役立つかというと、AIは「共有フォルダのパス」「検索パターン」「削除条件(日付)」「確認ステップ」「ログ記録」といった具体的な要素を読み取り、それらを網羅したスクリプトを生成するからです。AIが生成したコードは、まさに「そのまま使える下書き」であり、あなたの作業時間を大幅に短縮してくれるでしょう。ただし、生成されたコードはあくまでAIの「提案」ですので、実行前に必ず内容を確認し、ご自身の環境や要件に合わせて微調整することが重要です。
【品質の担保】AIの限界を伝え、人がどう微調整すべきかの知恵
AIは非常に強力なアシスタントですが、万能ではありません。特に、ファイル操作といった「実行」を伴う作業においては、AIが生成したスクリプトをそのまま無条件に信用して実行するのは危険です。AIは、あなたの具体的な環境(権限、ネットワーク設定、ストレージ容量など)や、そのファイルが持つ「ビジネス上の重要度」といった文脈までは理解できません。そのため、AIが提案する削除コマンドが意図せず重要なファイルを消去してしまったり、権限不足で実行できなかったりする可能性もゼロではないのです。
だからこそ、AIが生成したスクリプトは、あくまで「たたき台」として捉え、必ずご自身の目でコードをレビューし、理解することが不可欠です。具体的には、削除対象のファイルが本当に正しいか、日付の条件は適切か、ログは期待通りに記録されるかなどを、テスト環境で十分に検証してください。また、本来であれば「このファイルは重要だから自動削除から除外すべき」といった判断は、AIにはできません。最終的な「判断」と「責任」は、常にあなた自身が持つものとして、AIの提案を賢く活用していくことが、PowerShell操作を極める上での王道と言えるでしょう。
まとめ
よくある質問
Q: PowerShellで現在のディレクトリを表示するにはどうすればいいですか?
A: `Get-Location` コマンドレットを使用します。短縮形は `gl` です。
Q: 空白を含むパスをPowerShellで扱う際の注意点はありますか?
A: パス全体をダブルクォーテーション(`""`)で囲む必要があります。
Q: PowerShellでファイルを削除するコマンドは何ですか?
A: `Remove-Item` コマンドレットを使用します。`-Recurse` や `-Force` パラメータと組み合わせて使われることが多いです。
Q: 共有フォルダにアクセスするにはどのような方法がありますか?
A: UNCパス(例: `\\Server\Share`)を直接指定するか、`New-PSDrive` コマンドレットでネットワークドライブをマッピングする方法があります。
Q: 特定のフォルダ内のファイルから特定の文字列を検索するにはどうしますか?
A: `Get-ChildItem -Path "C:\TargetFolder" -Recurse | Select-String -Pattern "検索文字列"` のように組み合わせることで可能です。