テレワークで感じる「あるある」！旦那との同棲・部署の不公平感、昼ごはん問題まで

テレワークの「ぶっちゃけ」実情：同棲カップルと夫婦のリアル

増えた夫婦の会話時間、深まる絆の裏側

テレワークが浸透し、夫婦や同棲カップルが一日中一緒に過ごす時間が増えました。

明治安田生命の興味深い調査によると、コロナ禍以降、約3割の夫婦が「夫婦の会話時間が増えた」と回答しているそうです。

さらに、在宅勤務経験者の約4人に1人が「夫婦仲が良くなった」と感じているというデータも出ており、これは嬉しい変化と言えるでしょう。

これまで忙しくてすれ違いがちだった二人にとって、一緒に食卓を囲んだり、休憩中に何気ない会話を交わしたりする時間は、絆を深める貴重な機会になっているはずです。

共に過ごす時間が増えたことで、お互いの仕事への理解が深まったり、家事分担を見直したりと、関係性がより良好になったカップルも多いのではないでしょうか。

「家が安らぎの場ではなくなった」共有空間のストレス

しかし、残念ながらテレワークが必ずしも良い影響ばかりをもたらしているわけではありません。

「一日中顔を合わせているのに、心の距離は遠くなった気がする」「家が安らぎの場ではなくなった」といった、切実な悩みも存在します。

常に一緒にいることで、これまで気にならなかった相手の些細な言動がストレスとして積み重なることがあります。

例えば、Web会議の声の大きさや、パートナーの仕事中の癖（貧乏ゆすり、独り言など）が、いつの間にか夫婦喧嘩の火種になってしまうケースも珍しくありません。

仕事モードとプライベートモードの切り替えが難しくなり、家の中のどこにいても「仕事をしている」という感覚が抜けず、リラックスできないと感じる人も少なくないのです。

快適な関係を築くための境界線とルール作り

夫婦や同棲カップルがテレワークを快適に過ごすためには、「仕事と私生活、個と夫婦の間に明確な境界線を引く」ことが非常に重要です。

まずは物理的に可能な範囲で、仕事をするスペースを分けることを検討しましょう。難しい場合は、パーテーションを活用したり、イヤホンを常時使用したりするだけでも効果があります。

次に、休憩時間や終業時間をある程度共有し、相手の集中を妨げないように配慮するルール作りも大切です。

例えば「Web会議中はドアを閉める」「休憩時間以外は話しかけない」といったシンプルなルールでも、お互いのストレス軽減につながります。

また、仕事が終わったら一緒に散歩に出かけるなど、意識的にオンオフを切り替えるルーティンを作ることも、関係性を良好に保つための有効な手段となるでしょう。

旦那のテレワーク、昼ごはん問題にどう向き合う？

「麺類が人気！」手軽さの裏にある栄養と飽きの悩み

テレワーク中の昼食は、多くの家庭で頭を悩ませる「あるある」の一つです。

ZENBの調査によると、テレワーク時の昼食で約8割以上の人が主食メニューを食べており、そのうち麺類が約4割以上を占めているとのこと。

これは、「準備が楽」「おいしくて好き」「1品で済む」といった、手軽さを重視する理由が背景にあります。

パッと作れるカップ麺やレトルトパスタは、時間がない時や集中したい時に非常に便利ですよね。しかし、その手軽さの裏には、「いつも同じものになってしまう」「準備が手間」「品数が少なくなる」「太りやすい」「栄養バランスが偏る」といった不満がつきまといます。

特に、毎日のこととなると、献立のマンネリ化や栄養面への不安は無視できない問題となるでしょう。

リモートランチの落とし穴：短くなる休憩時間と集中力の低下

テレワーク中の昼食問題は、メニューの選択だけにとどまりません。

調査では、リモートワーク中のランチ休憩時間が、オフィス出勤時よりも短くなっているという結果も出ています。

なんと、リモートワークをしている人の67.8%が、一般的な昼食休憩時間とされる60分未満しか休憩を取れていないというのです。

休憩時間が短くなると、ゆっくり食事をする時間もなくなり、結果として「昼食後に集中力が切れたり、仕事の効率が落ちたりする」という経験を約5割弱の人がしています。

また、特に20・30代女性の間では「1人でランチ」「自宅でランチ」が増加しており、外食や同僚との交流の機会が減ることで、気分転換が難しくなるという側面もあります。

しっかりとした休憩を取らないまま午後の仕事に突入すると、パフォーマンスの低下を招きかねません。

賢いテレワークランチ術：準備の負担を減らすアイデア

テレワーク中の昼食問題を解決するには、準備の負担を軽減しつつ、栄養バランスも考慮することが鍵です。

以下のようなサービスや工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか？

• ミールキット・冷凍食品の活用: 調理の手間を省きつつ、バリエーション豊かな食事が楽しめます。
• デリバリーサービス: 気分転換にもなり、自宅にいながらお店の味が楽しめます。
• 週末の作り置き: 冷蔵・冷凍保存可能な惣菜を数品作っておけば、平日のランチが格段に楽になります。
• 共働き夫婦での分担: 「月曜は私が、火曜はあなたが」といった形で役割分担をすれば、どちらか一方に負担が集中するのを防げます。
• 時短簡単レシピの探求: 15分以内で作れる丼物や具だくさんスープなど、手軽で栄養が取れるメニューをいくつかストックしておくと便利です。

これらを上手に組み合わせることで、ストレスなく美味しい昼食を楽しみ、午後の仕事にも集中できる環境を整えましょう。

部署間のテレワーク格差：不公平感や「やりづらさ」を解消するには

出社組の不満：「なぜ自分だけ我慢して出社？」

テレワークの導入は、働き方に多様性をもたらした一方で、部署間や職種間での「不公平感」を生み出す要因にもなっています。

パーソル総合研究所の調査では、出社勤務者の31.2%が「不公平感を感じることがある」と回答しています。

特に、テレワークを希望してもできない状況にある人々は、「なぜ自分だけ我慢して出社しなければならないのか」という強い不満を抱えがちです。

オフィス勤務者は、テレワーカーの仕事ぶりが見えにくいため、「本当にきちんと仕事をしているのか？」「もしかしてサボっているのでは？」といった疑念を抱くこともあります。

また、オフィスにいる人が雑務（電話応対、来客対応、備品補充など）の負担増を感じたり、「通勤時間の分だけ多く働かされている」と感じたりすることも、不公平感の大きな原因となるでしょう。

テレワーカーの不安：「仕事ぶりが見えない不安と誤解」

不公平感は、出社組だけが抱えるものではありません。テレワーカー側も、様々な不安を感じています。

「非対面だと、相手の気持ちや状況が察しにくい」「自分の仕事をサボっていると思われていないか不安」といった声は少なくありません。

オフィスにいれば、周りの雰囲気や同僚の顔色で状況を把握できたり、困った時にすぐに相談できたりしますが、テレワークではそれが難しい場合があります。

特に、自分の成果が目に見えにくい職種の場合、上司や同僚から正しく評価されているのかという不安は、モチベーションの低下にもつながりかねません。

また、孤立感を感じたり、情報共有から取り残されていると感じたりすることも、テレワーカーにとっての大きな課題です。

不公平感を解消する具体的な対策：コミュニケーションと評価制度

テレワークによる不公平感や「やりづらさ」を解消するためには、組織全体での意識改革と具体的な対策が必要です。

まず、透明性の高い明確な評価制度の導入が不可欠です。成果主義に移行するなど、物理的な勤務場所に関わらず公平に評価される仕組みを構築しましょう。

次に、コミュニケーションの強化です。チャットツールやビデオ会議を積極的に活用し、非公式な雑談の機会も設けることで、テレワーカーとオフィス勤務者の間に一体感が生まれます。

具体的には、

• 週に一度の全員参加型オンラインミーティング
• 気軽な雑談用のチャットチャンネルの設置
• ランチタイムを共有するオンラインランチ会

なども効果的です。

さらに、定期的にハイブリッドワーク（オフィス勤務とテレワークを組み合わせる）を推奨し、部署全体で出社日やテレワーク日を調整することで、不公平感を軽減できるでしょう。

上司は、テレワーカーにも積極的に声をかけ、彼らの仕事状況や困り事を把握するよう努めることが大切です。</

テレワークは「バレる」？病院勤務やベランダ閉じ込め事件簿

「勤務中、病院にいます」まさかのバレバレ事件

テレワークの自由度の高さは魅力的ですが、その分「勤務時間中の過ごし方」には注意が必要です。

よくあるのが、「勤務中なのに私用で外出していることがバレてしまう」というケース。

例えば、オンライン会議中に背景に病院の待合室が映り込んでしまったり、同僚から電話がかかってきた時に「今、病院にいます」と正直に答えてしまったりするような事例です。

また、Web会議中に子供の声や、明らかに自宅ではない場所の音が入り込んでしまうこともあります。

SNSへの投稿も要注意。勤務時間中にレジャー施設にいる写真をアップしてしまい、後で問題になったという話も耳にします。

テレワークは信用に基づいて成り立っているからこそ、勤務時間中のルールはしっかり守り、会社の規定に沿った行動を心がけることが大切です。

ベランダに閉じ込められた！予期せぬアクシデントと対処法

テレワークは自宅という慣れた場所で行うため、思わぬアクシデントに遭遇することもあります。

「ベランダに出て気分転換していたら、子供が内側から鍵を閉めてしまい、家に入れなくなった！」なんていう、まるで漫画のような事件も実際に起こり得ます。

ペットがキーボードの上に乗って会議を中断させたり、急な訪問者（宅配便やセールスなど）が来て対応に追われたりすることも、在宅勤務ならではの「あるある」です。

これらは一見笑い話のようですが、仕事の集中を妨げ、時には重要な会議を中断させる原因にもなります。

こうした予期せぬ事態に備えて、事前に家族と「仕事中のルール」を共有しておくことが重要です。

例えば、「仕事中はドアを閉めておく」「来客対応はお願いする」といった簡単な取り決めでも、いざという時の冷静な対処に繋がります。

「ここが自宅で本当に大丈夫？」セキュリティと環境の見直し

テレワーク環境で最も重要なのは、セキュリティとプライバシーの確保です。

自宅のWi-Fiは安全か、会社のPCは適切に管理されているか、情報漏洩のリスクはないかなど、改めて確認しましょう。

また、Web会議の際には、背景に個人情報が写り込まないように配慮が必要です。バーチャル背景を活用したり、シンプルな壁を背景にしたりする工夫も有効です。

不審な訪問者への対応もオフィスとは異なります。宅配便などを装った不審者が情報を聞き出そうとするケースもゼロではありません。

物理的な環境だけでなく、精神的な「境界線」も重要です。仕事部屋とプライベート空間を明確に区別し、オンオフの切り替えを意識することで、より集中して仕事に取り組むことができます。

会社から貸与された機器やルールを遵守し、万全のセキュリティ対策を心がけましょう。

テレワークをより快適にするためのヒント

オンオフの切り替え術：メリハリある1日を作る工夫

テレワークでは、仕事とプライベートの境界線が曖昧になりがちです。

これを解消し、メリハリのある1日を作るためには、意識的なオンオフの切り替えが不可欠です。

例えば、朝は通勤時間の代わりに散歩や軽めの運動を取り入れ、仕事モードへのスイッチを入れましょう。終業時には、仕事着から普段着に着替える、短時間の散歩に出かける、仕事道具を片付けるなど、物理的な行動で区切りをつけるのがおすすめです。

日中の休憩時間も重要です。ただスマホを見るだけでなく、窓の外を眺めたり、ストレッチをしたり、短時間の仮眠を取ったりして、心身をリフレッシュさせましょう。

物理的に仕事をする場所とリラックスする場所を分けることも有効です。難しい場合は、デスクの向きを変える、照明を変えるなど、視覚的に区別できる工夫も試してみてください。

孤独感と運動不足解消！意識的なコミュニケーションと健康管理

テレワークは自由な反面、孤独感や運動不足に陥りやすいという課題もあります。

これを解消するためには、意識的なコミュニケーションと健康管理が重要です。

チーム内でのオンライン雑談タイムを設けたり、オンラインランチ会を企画したりして、同僚とのつながりを保つ機会を作りましょう。些細な会話が、孤立感の解消に繋がります。

また、運動不足は健康だけでなく、精神面にも影響を及ぼします。

定期的に立ち上がってストレッチをする、休憩中に家の周りを散歩する、簡単な宅トレを習慣にするなど、意識的に体を動かす時間を作りましょう。

気分転換には、好きな音楽を聴く、アロマを焚く、短時間でできる趣味に没頭するなど、自分なりのリフレッシュ方法を見つけることも大切です。

快適な環境投資：便利ツールとアイテムで生産性アップ

テレワークの快適さと生産性は、環境投資によって大きく向上します。

初期投資はかかりますが、長期的に見ればそのメリットは大きいでしょう。

ぜひ検討したいアイテムの例を挙げます。

また、タスク管理ツールやオンラインホワイトボードなど、業務効率化ツールを導入することも、チーム全体の生産性向上につながります。

自分に合ったツールやアイテムを見つけ、より快適で効率的なテレワーク環境を構築していきましょう。