1. Slackハドルミーティングとは?通常通話との違いを解説
    1. 「立ち話」を再現する音声ファーストの新設計
    2. 通話履歴と共有情報が自動保存される仕組み
    3. 対象プランと利用できる機能の全体像
  2. 基本の使い方:ハドルミーティングの始め方と参加方法
    1. チャンネル・DMでのハドル開始手順
    2. 参加通知の仕組みと即時入室の流れ
    3. 自然終了の考え方と退出時のデータ保存
  3. 画面共有と便利機能で会議をもっとスムーズに
    1. 画面共有の開始手順と描画機能の活用法
    2. 絵文字リアクションと専用スレッドの活用
    3. 録画・文字起こしで議事録作成を自動化
  4. 音声・マイクの権限トラブル解決法と事前テスト手順
    1. OS・ブラウザ別のマイク許可設定方法
    2. ハドル開始前に使えるテスト通話機能
    3. それでも繋がらないときの最終確認リスト
  5. 知っておきたい小技:複数人へのDM送付とヘッドホンマークの意味
    1. グループDMを使った少人数ハドルの開き方
    2. ヘッドホンマークが示すメンバーのステータス情報
    3. 通知をカスタマイズして集中時間を守る設定術
  6. まとめ
  7. よくある質問
    1. Q: Slackハドルミーティングで録画はできますか?
    2. Q: 「マイクの権限が拒否されました」と表示されて通話に参加できません。
    3. Q: Slackでマイクテストや事前の音声確認はどこでできますか?
    4. Q: Slackの画面に表示されるヘッドホンマークは何を意味しますか?
    5. Q: Slackで複数人に対してまとめてDMを送るにはどうすればいいですか?
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Slackハドルミーティングとは?通常通話との違いを解説

「立ち話」を再現する音声ファーストの新設計

Slackハドルミーティングの本質は、オフィスで自然発生する「ちょっといいですか?」という気軽な会話をデジタル空間に移植した機能です。従来の通話機能が「会議室を予約する」ようなフォーマルさを持つのに対し、ハドルは相手のデスクに歩み寄る感覚を重視して設計されました。大きな違いはスケジュール設定の有無で、ハドルはカレンダー予約なしで即座に会話を始められる点が最大の特徴です。実際の立ち話と同様に、入退室も自由で、聞きたいことがある人が自然と集まり、用が済んだら静かに去るという流れを実現しています。

テレワーク導入企業の割合が47.3%に達した現在、こうした偶発的なコミュニケーション不足は深刻な課題です(出典:総務省「令和7年版 情報通信白書」)。ハドルはこのギャップを埋めるために特化した機能といえます。通話開始はチャンネルやDMのヘッダーにあるイヤホン型のアイコンをワンクリックするだけで、招待リンクの送信や参加者の承諾待ちといった手間も発生しません。Slack上のテキストコミュニケーションでは伝わりにくいニュアンスを、声で素早く補完できるのが強みです。

従来のビデオ会議ツールとは異なり、最初からカメラがオンになるわけではないため、服装や背景を気にせず参加できる心理的ハードルの低さも魅力です。音声通話としてスタートし、必要に応じてビデオをオンにできる段階的な仕様により、カジュアルさとフォーマルさのバランスをユーザー自身が調整できます。Slackの720ユーザーを対象にした調査では、37%がハドル使用による生産性向上を実感したと回答しており、その気軽さが業務効率に直結していることがわかります(出典:Slack「2024年度 Customer Tracking Survey」)。

ハドルミーティングの本質は、テキストコミュニケーションの延長線上にある音声機能です。予約不要で始められ、入退室も自由な設計が、立ち話のような偶発的なコラボレーションを促進します。

通話履歴と共有情報が自動保存される仕組み

ハドルミーティングのもう一つの独自性は、通話中に共有されたリンクやドキュメントが自動的にチャンネル上のメッセージとして保存される点です。通常の音声通話では会話が終われば共有情報も流れてしまいますが、ハドルでは通話が自然終了した後も、参加者以外のチャンネルメンバーがそのスレッドを参照できます。この機能により、非同期と同期コミュニケーションの垣根を取り払い、情報の取りこぼしを防ぐ設計になっています。

具体的には、ハドル専用のスレッドが自動生成され、画面共有で提示した資料や貼り付けたURLが時系列で整理されます。このスレッドにはテキストメッセージの送信も可能で、会話中に話しづらい補足情報や参考資料を文字で追記するといった使い方が一般的です。音声だけでは伝わりにくい固有名詞や数字の正確な共有にも役立ちます。また、後からチャンネルに参加したメンバーも、このスレッドを通じて過去のハドルでどのようなやり取りがあったかを追跡可能です。

通話に参加していなかったメンバーにとっても、スレッドに残るログはプロジェクトの経緯を理解するための貴重な手がかりになります。「あの打ち合わせ、結局どうなったの?」という確認作業が不要になり、チーム全体の透明性向上に寄与している点も見逃せません。ハドルは単なる音声通話ツールではなく、情報共有のハブとして機能するよう設計されていることが、通常のVoIP通話との大きな差別化ポイントです。

ハドル内の共有情報は自動的にスレッド化され、チャンネルに永続的に保存されます。音声の記録だけでなく、参加者以外も含めたチーム全体の情報資産として活用可能です。

対象プランと利用できる機能の全体像

Slackハドルミーティングは無料プランでも利用できますが、利用できる機能の範囲には違いがあります。無料プランで利用できるのは1対1の音声通話と基本的な画面共有のみです。複数人でのハドルやビデオ通話、描画機能付きの画面共有を活用したい場合は、Proプラン以上の有料契約が必要になります。チーム規模や想定するユースケースに応じて、必要な機能が含まれるプランを事前に確認しておくことが大切です。

有料プランで解放される主な機能には、絵文字リアクションによる非言語的な同意や感情表現、自動文字起こし機能が含まれます。文字起こしは英語をはじめとする一部言語に対応しており、音声ベースのコミュニケーションをテキスト化して記録に残せるため、議事録作成の工数を大幅に削減できます。また、複数人での画面共有ではホワイトボード感覚で使える描画ツールが追加され、デザインのレビューやブレインストーミングを直感的に進められます。

機能の拡張は組織のニーズに応じて段階的に検討すればよく、まずは無料プランでハドルの文化に慣れることから始めるのがおすすめです。少人数チームでの朝会や、ちょっとした相談ごとにハドルを使い始め、物足りなさを感じたタイミングでアップグレードを検討すると無駄がありません。Slack公式ヘルプセンターでは、プラン別の利用可能機能一覧が常に最新情報で提供されていますので、導入前に必ず確認しましょう(出典:Slack ヘルプセンター)。

無料プランでも基本機能は利用可能ですが、複数人通話や自動文字起こしは有料プランの対象です。チームの規模や目的に合わせて段階的にプランを見直すことを推奨します。

基本の使い方:ハドルミーティングの始め方と参加方法

チャンネル・DMでのハドル開始手順

Slackハドルミーティングを始めるには、まず対象のチャンネルまたはダイレクトメッセージを開き、画面右上のヘッダー部分にあるイヤホン型の「ハドル」アイコンをクリックします。このワンクリック操作だけで通話が開始され、同じチャンネルに参加しているメンバー全員に通知が届きます。デスクトップアプリ、モバイルアプリ、ブラウザ版のいずれからでも操作は共通で、デバイスによる手順の違いはほとんどありません。モバイルアプリでは画面下部のメニューからハドルアイコンをタップする配置になっています。

開始時の注意点として、DMでハドルを開始した場合はその相手との1対1通話になるのに対し、チャンネルで開始すると不特定多数が参加できるオープンな会話スペースが生まれます。そのため、関係者以外に聞かれたくない内容であれば、DMや限定的なプライベートチャンネルでの開始を選びましょう。Slackの720ユーザー対象調査によると、37%のユーザーが生産性向上を実感しており、適切な場所でのハドル活用がその前提になります(出典:Slack「2024年度 Customer Tracking Survey」)。

開始時に慌てないために、事前にマイクとスピーカーの動作確認を済ませておくとスムーズです。特に初回利用時はブラウザやOS側でSlackへのマイクアクセス許可が求められる場合があるため、テスト通話の手順を押さえておくことが大切です。テレワーク導入企業が47.3%に達する環境下では、こうしたリモートならではの準備も円滑なコミュニケーションの前提となります(出典:総務省「令和7年版 情報通信白書」)。

ハドルはチャンネルまたはDMのヘッダーからワンクリックで開始できます。会話の内容や参加範囲に応じて、適切な場所を選んで起動しましょう。

参加通知の仕組みと即時入室の流れ

ハドルが開始されると、そのチャンネルやDMのメンバーに対して専用の通知が自動配信されます。通知はサイドバーのチャンネル名の横にイヤホンアイコンが表示される形式で、誰が現在ハドルに参加しているかもリアルタイムで確認可能です。参加希望者はそのアイコンをクリックするだけで即座に通話に入室できます。招待URLをコピーして特定のメンバーにだけハドル参加を促すことも可能で、全員に通知を飛ばしたくない場合に便利です。

入室時の音声はデフォルトでミュートになっているケースがあるため、発言する予定があるなら自分でミュートを解除する必要があります。この設計は、突然のノイズや会話の重なりを防ぎ、参加者のストレスを軽減する意図があります。カメラも初期状態ではオフに設定されており、顔出しが必要な場面になったらビデオをオンにする段階的な参加が可能です。この仕組みが心理的ハードルを下げ、気軽な立ち話感覚を実現しています。

注意すべきは、ハドルに参加していることがアイコンで視覚化されるため、相手の状況をある程度把握できることです。忙しそうなメンバーを無理にハドルに引き込むのではなく、相手が参加可能かどうかを確認する配慮も、このツールを円滑に使うマナーの一つです。チャンネル上でテキストで一声かけてからハドルを開始するのも、メンバーへの気遣いとして効果的でしょう。

参加は通知をクリックするだけの簡単操作で、入室時はミュートやカメラオフの状態から始まります。メンバーのアイコン表示を確認し、相手の状況にも配慮した運用が円滑な利用の鍵です。

自然終了の考え方と退出時のデータ保存

ハドルミーティングには終了ボタンという概念がありません。参加者が全員退出するとハドルは自動的に終了し、会議の終わりを宣言する手間もなく、自然な立ち話のようにその場が解散します。この終了の曖昧さがハドルのカジュアルさを象徴しており、「あと5分だけ」と延長を申し出る必要もなければ、逆に相手の予定を気にして会話を切り上げるストレスも軽減されます。

退出の操作は画面上の「退出」アイコンをクリックするだけです。自分が退室しても他の参加者がいればハドルは継続されるため、用事が済んだメンバーから徐々に抜けていくという使い方が一般的です。また、ハドル中に共有されたリンクや画面共有の履歴は、退出後も自動的にチャンネルのスレッドとして保存されます。このデータ保存の仕組みにより、途中退出したメンバーも後から情報を追えるため、全員が最後まで残る必要がありません。

会話の内容そのものはデフォルトでは録音されませんが、必要に応じて録画機能を使いクリップとして保存することもできます。ただし、録画や文字起こしを利用する場合は参加者の同意を得るなどの配慮が求められます。ハドルの自然終了という特性を活かし、無理なく必要な情報だけが残る仕組みをチームで共有しておくと、会議疲れの軽減にもつながります。

ハドルは全員退出で自然終了し、共有情報は自動的にスレッド保存されます。宣言不要のカジュアルな終わり方が、余計な拘束時間を減らし生産性向上に寄与します。

画面共有と便利機能で会議をもっとスムーズに

画面共有の開始手順と描画機能の活用法

ハドルミーティング中に画面共有を開始するには、通話画面下部のコントロールパネルにある「画面を共有」アイコンをクリックします。共有できる対象は、自分の画面全体、特定のアプリケーションウィンドウ、またはブラウザのタブから選択可能です。複数人での画面共有機能を活用すれば、参加者各自が自分の資料を順番に提示しながら効率的なレビュー作業を進められます。この機能は特にデザインフィードバックやコードレビューの場面で重宝されています。

有料プランでは画面共有に描画機能が追加され、発表者の画面に直接線や図形を描き込めるようになります。これにより、「ここの部分をもう少し大きく」「このボタンの位置を右にずらして」といった指摘を視覚的に伝えられます。文字だけでは伝わりにくいデザイン修正のニュアンスを、その場で示せるため、認識のズレを大幅に削減可能です。描画機能はホワイトボード代わりにも使え、ブレインストーミングを即興で始められる柔軟さが評価されています。

共有を停止する際は同じアイコンを再度クリックするだけです。共有中に他の参加者が割り込んで自分の画面を見せたい場合も、スムーズに切り替えられる設計になっています。画面共有を使ったコラボレーションは、対面でのモニター越しの会話に近い体験を提供し、リモートワーク環境下でのチームワークを支える重要な機能です。

画面共有は特定のウィンドウやタブ単位で選択可能で、有料プランでは描画機能を使った直感的なフィードバックも実現します。リモートでの共同作業には必須の機能です。

絵文字リアクションと専用スレッドの活用

ハドルミーティング中は、音声と同時にテキストベースのコミュニケーションも並行して行えます。通話画面の横には専用のスレッドパネルが表示され、参加者は音声を遮ることなくメッセージを送信可能です。このスレッドにはURLやファイルを貼り付けたり、補足コメントを入れたりすることができ、話し言葉では伝えにくい正確な数字や固有名詞を文字で残すのに最適です。

さらに、絵文字リアクション機能を使うと、音声を発さずに賛成や笑い、感謝などの感情表現ができます。発表にうなずく代わりに👍を送ったり、ジョークに😂を返したりといった使い方が一般的です。特に複数人が参加しているハドルでは、全員が声を発すると会話が錯綜しがちですが、絵文字リアクションが非言語コミュニケーションの役割を果たし、発言の重なりを減らす効果があります。Slackの2024年度調査で37%のユーザーが生産性向上を実感している背景には、こうしたスムーズな意思疎通の仕組みが貢献していると考えられます(出典:Slack「2024年度 Customer Tracking Survey」)。

このスレッドはハドル終了後もチャンネルに残るため、参加できなかったメンバーも会話の流れや共有資料を後から追跡できます。音声だけに頼らず、テキストとリアクションを組み合わせた複合的なコミュニケーション設計が、ハドルを単なる通話ツール以上の存在に引き上げているのです。

ハドル中は音声を妨げずにテキスト送信や絵文字リアクションが可能です。非言語コミュニケーションが発言の重なりを防ぎ、終了後も情報がスレッドとして資産化されます。

録画・文字起こしで議事録作成を自動化

ハドルミーティングでは、会話の内容を録画しクリップとして保存する機能が有料プランで提供されています。録画されたクリップには自動文字起こしが生成され、音声データをテキスト化して検索可能な状態にできます。これにより、会議中にメモを取る必要が大幅に減り、議論そのものに集中できる環境が整います。生成された文字起こしは、後からキーワード検索して該当部分のクリップを再生することも可能です。

録画機能の具体的な活用シーンとしては、新メンバーへの引継ぎ説明の記録や、クライアントとの要件定義ミーティングの証跡保存が挙げられます。また、複数のタイムゾーンにまたがるチームでは、参加できなかったメンバーがクリップを見て追いつくための非同期コミュニケーションツールとして機能します。テレワーク導入企業が47.3%に達した現在、こうした時間や場所の制約を超える仕組みは、チームの生産性維持に欠かせません(出典:総務省「令和7年版 情報通信白書」)。

録画の開始は通話画面のコントロールパネルから行い、参加者には録画中であることが明示されます。個人情報や機密情報の取り扱いには十分注意し、必要に応じて事前に録画の承諾を得ることが望ましいでしょう。文字起こしの精度は言語や音声の明瞭さに依存するため、発言時にはできるだけクリアな音声で話すことがポイントです。

有料プランでは録画と自動文字起こしで議事録作成を自動化できます。クリップは検索可能な状態で保存され、タイムゾーンを超えた非同期共有にも役立ちます。

音声・マイクの権限トラブル解決法と事前テスト手順

OS・ブラウザ別のマイク許可設定方法

ハドルミーティング開始時に最も多いトラブルが「相手に音声が届かない」「マイクが認識されない」という権限エラーです。これはSlackアプリそのものに問題があるのではなく、OSやブラウザレベルでマイクへのアクセスが許可されていないことが原因の大半を占めます。Windowsの場合は「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」から、macOSでは「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」でSlackが許可リストに含まれているか確認しましょう。

ブラウザ版のSlackを利用している場合は、ブラウザごとに設定手順が異なります。Chromeではアドレスバー左の鍵マークから「サイトの設定」を開き、マイクの項目を「許可」に変更します。EdgeやFirefoxでも同様の手順でサイト別の権限管理が可能です。初期設定では「確認する」や「ブロック」になっているケースが多いため、初めてハドルを使う前に必ず確認しておきましょう。モバイル版では、iOSの「設定」→「プライバシー」→「マイク」、Androidの「設定」→「アプリ」→「Slack」→「権限」から許可を与えます。

権限設定を変更した後は、Slackアプリを再起動しないと変更が反映されない場合があります。設定変更後にハドルを試しても改善しない場合は、一度完全にアプリを終了してから再起動することをおすすめします。組織内でIT管理者がセキュリティポリシーによりデバイスの権限を制限している可能性もあるため、どうしても解決しない場合は管理者への確認が必要です。

音声トラブルの多くはOSやブラウザの権限設定が原因です。Slack側ではなく、使用環境のプライバシー設定からマイクアクセスを「許可」に変更し、変更後はアプリを再起動しましょう。

ハドル開始前に使えるテスト通話機能

Slackには、実際のハドル開始前にマイクとスピーカーの動作を確認できるテスト通話機能が搭載されています。この機能は設定メニューの「オーディオとビデオ」セクションからアクセスでき、テスト用の音声を録音して再生することで、自分の声が正しく入力・出力されているかを事前に検証可能です。本番の会議直前に慌てて設定を確認する事態を避けるために、初回利用時やデバイスを変更した際には必ず一度テストを実行しましょう。

テスト通話機能では、スピーカーとマイクのデバイス選択も同時に確認できます。ノートPCの内蔵マイクではなく外付けのヘッドセットを使いたい場合、テスト画面で正しいデバイスが選択されているか確認し、必要に応じて切り替えます。Bluetoothヘッドセットを使用する際は、接続が安定しているかもこのテストで事前にチェックできます。背景ノイズの抑制機能が有効かどうかも合わせて確認しておくと、実際のハドルでクリアな音声を届けられます。

また、テストのついでにカメラの写り方や背景の映り込みもチェックしておくと、ビデオ通話に切り替える際の準備も完了します。Slackの設定から「通話中は常にビデオをオフにする」などのデフォルト設定もカスタマイズ可能なので、自分の働き方に合わせて調整しておくと快適です。

設定メニューの「オーディオとビデオ」から事前テストを実行し、マイクとスピーカーの選択ミスを防ぎます。デバイス変更時や初回利用時には必ずテストを通しましょう。

それでも繋がらないときの最終確認リスト

権限設定とテストを済ませても音声トラブルが解消しない場合の最終チェックポイントを整理しておきます。まず他のアプリケーションがマイクを占有していないか確認してください。ZoomやTeamsなどのビデオ会議ツールがバックグラウンドで起動していると、マイクがそちらに占有されSlackからアクセスできない場合があります。タスクマネージャーやアクティビティモニタで不要なアプリを終了してから再度試しましょう。

次に、物理的なミュートスイッチの状態を確認します。多くのヘッドセットや外付けマイクにはハードウェアのミュートボタンが付いており、気づかないうちにオンになっているケースが頻発します。ケーブル接続の場合は断線や接触不良も原因になり得るため、一度抜き差ししてみてください。さらに、Slackアプリ自体のバージョンが古いと互換性問題を起こすこともあるため、公式サイトから最新バージョンにアップデートすることを推奨します。

それでも解決しない場合は、Slackのヘルプセンターで公開されているトラブルシューティングガイドを参照するか、社内のITサポートに問い合わせましょう(出典:Slack ヘルプセンター)。OSのサウンド設定で「入力デバイス」として正しいマイクが選択されているかの最終確認も忘れずに行ってください。

トラブル時は他アプリのマイク占有、物理ミュート、ケーブル接続、アプリのバージョンという4点を確認します。ハードウェアの問題も視野に入れた網羅的なチェックが解決への近道です。

知っておきたい小技:複数人へのDM送付とヘッドホンマークの意味

グループDMを使った少人数ハドルの開き方

特定の数人だけでハドルを開きたい場合、グループDMを作成してからハドルを開始するとプライベートな会話スペースを確保できます。Slackでは最大9名までのグループDMを作成可能で、メンバーを選んでDMの作成画面から「新しいダイレクトメッセージ」を選択します。参加メンバーを指定したら、あとは通常のチャンネルと同様にヘッダーのハドルアイコンをクリックするだけでグループ通話が始まります。

グループDMでのハドルはチャンネルと異なり、指定されたメンバー以外には通知が届かないため、機密性の高い相談や他チームに聞かれたくない打ち合わせに適しています。例えば、人事評価の擦り合わせや、クライアントとの契約条件の事前確認など、公開チャンネルでは話しにくい内容でも安心して会話できます。また、グループDMに含まれるメンバーなら誰でも自由にハドルを再開できるため、定期的な少人数ミーティングの場としても活用可能です。

注意点として、グループDMも一度作成するとメンバーの追加・削除はできません。メンバー構成を変更したい場合は新たにグループDMを作り直す必要があります。この制約を踏まえ、プロジェクトの開始時などタイミングを見計らってメンバーを確定させる運用が求められます。Slackの調査で37%が生産性向上を実感した背景には、こうした柔軟なグループコミュニケーションの使い分けも寄与していると言えるでしょう(出典:Slack「2024年度 Customer Tracking Survey」)。

最大9名のグループDMを作成すれば、メンバー限定のプライベートなハドルを即座に開始できます。メンバーは後から変更できないため、作成時の構成には注意が必要です。

ヘッドホンマークが示すメンバーのステータス情報

Slackのサイドバーに表示されるヘッドホンマーク(イヤホンアイコン)は、そのメンバーが現在ハドルミーティングに参加中であることを示します。このステータス表示はリアルタイムで更新され、誰がいつハドルに参加しているかを一目で把握できるため、話しかけるタイミングを計るのに役立ちます。オフィスでの「席にいるけど忙しそう」という視覚情報を、リモート環境でも疑似的に再現しているのです。

注目すべき点は、このアイコンが表示されている場合でも会話の内容までは外部から確認できないということです。ハドル中であることはわかっても、1対1の相談なのかチーム全体の会議なのか、あるいは単に聞き専で参加しているのかは第三者には判断できません。そのため、緊急の用件があって声をかけたい場合は、まずテキストメッセージで状況を確認するのが無難なマナーです。相手が応答可能なタイミングを見計らうための補助情報として活用しましょう。

また、この表示はSlackのプレゼンス機能の一部であり、ユーザー自身が設定で表示可否を変更することはできません。ハドル参加中は自動的にアイコンが表示され、退出すると消える仕組みのため、ステータスの更新忘れがない点も安心材料です。テレワーク導入率47.3%という環境下において、こうした非言語的な状態共有がチームの心理的安全性を支える基盤の一つになっています(出典:総務省「令和7年版 情報通信白書」)。

ヘッドホンマークはハドル参加中であることを示す自動ステータス表示です。会話内容は外部から確認できないため、メンバーの状況把握と配慮ある声かけのバランスが重要です。

通知をカスタマイズして集中時間を守る設定術

ハドルは利便性が高い反面、チーム内で頻繁に開始されると通知が増え、集中作業の妨げになる可能性もあります。Slackにはハドル開始通知を制御する設定オプションが用意されており、自分が作業に没頭したい時間帯は通知を抑制することが可能です。「環境設定」→「通知」→「ハドル」から、すべてのハドル通知を受け取るか、DMや自分が参加するチャンネルのみに制限するかなどを細かく調整できます。

さらに、ステータスを「集中モード」に設定しておくと、他のメンバーに対して今は返答できない状況であることを明示できます。この表示を見たメンバーは、緊急でない限りハドルへの誘いを控える文化的な配慮が生まれやすくなります。単に通知を切るだけでなく、視覚的なサインで自分の状態を周囲に伝えることが、非同期と同期コミュニケーションの健全なバランスを保つ鍵です。

組織全体でハドルの利用ルールを明文化するのも効果的です。たとえば「朝9時〜10時は集中タイムのためハドル開始を控える」「緊急時はDMでテキストを先に送る」といったガイドラインをチームで共有すれば、ハドルのメリットを享受しつつ不要な中断を減らせます。Slackの2024年度調査が示す37%の生産性向上は、こうした適切な運用とセットで初めて実現できる数字といえます(出典:Slack「2024年度 Customer Tracking Survey」)。

ハドル通知は設定でカスタマイズ可能です。集中モードのステータス表示とチーム内の利用ルールを組み合わせて、中断のストレスを抑えた運用を心がけましょう。