AWS無料枠を徹底解説！登録から使い方、賢く活用する方法

AWS無料枠を徹底解説！登録から使い方、賢く活用する方法

Amazon Web Services（AWS）は、その柔軟性、スケーラビリティ、そして多様なサービスにより、世界中の企業や開発者から選ばれているクラウドコンピューティングサービスです。

「クラウドに興味はあるけれど、コストが心配…」と感じる方も少なくないでしょう。

そんな方々のために、AWSでは無料利用枠（Free Tier）を設けています。これにより、新規ユーザーや学習目的でAWSを試したい方々が、コストを気にせず様々なサービスを体験できるのです。

このブログ記事では、AWS無料枠の基本から、具体的な登録方法、利用できるサービス、そして賢く使い続けるための注意点まで、徹底的に解説します。

これからAWSを始めたい方も、すでに利用している方も、ぜひ最後までお読みください。

AWS無料枠とは？知っておきたい基本

AWS無料利用枠の基本概念と目的

AWS無料利用枠とは、AWSアカウント作成から一定期間または一定量まで、主要なAWSサービスを無料で利用できる特別な制度です。

この制度の主な目的は、クラウド技術の学習や検証をコストの心配なく始められるようにすることにあります。

たとえば、初めてWebサイトを構築したい開発者や、新しいアプリケーションのテスト環境を試したい企業にとって、初期費用を気にせずにAWSの強力なサービス群に触れる絶好の機会を提供します。

柔軟性やスケーラビリティといったAWSのメリットを、実際に自分の手で体験しながら理解できるため、クラウド導入へのハードルを大きく下げることができます。

クラウドサービスの知識がない方でも、まずは無料で試してみて、その機能や利便性を実感できるのが、この無料枠の最大の魅力と言えるでしょう。

（参考情報より）

無料利用枠の3つの種類とそれぞれの特徴

AWSの無料利用枠には、利用期間や条件によって大きく分けて3つの種類があります。それぞれの特徴を理解することで、ご自身の目的に合った無料枠を最大限に活用できます。

1. 12ヶ月間無料枠（現在新規受付終了）:
   AWSアカウント作成から12ヶ月間、特定のサービスを無料枠の範囲内で利用できました。この期間を過ぎると、自動的に従量課金制の料金が発生する仕組みでした。初心者の方がじっくりAWSを試すのに適していました。※2025年7月15日以降、新規アカウント向けのこの枠は終了しています。
2. 常時無料枠（無期限無料枠）:
   一定の使用量制限付きで、無期限に無料で利用できるオファーです。AWSの全顧客が利用可能で、基本的なサービスを継続的に無料で利用したい場合に便利です。ただし、制限を超えると課金対象となります。
3. 無料トライアル:
   特定のサービスに対して、アクティベートしてから一定期間無料で試せるオファーです。新規・既存ユーザーともに利用可能で、新しいサービスを短期間で集中的に試したい場合に適しています。トライアル期間終了後は、通常料金が発生します。

これらの種類を把握し、利用するサービスの無料枠がどのタイプに属するかを確認することが重要です。（参考情報より）

【重要】2025年7月15日以降の無料枠変更点

AWS無料利用枠に関して、2025年7月15日以降、新規アカウント向けの提供方法が大きく変更されました。

従来提供されていた「12ヶ月間無料枠」は終了し、「クレジット制＋プラン選択制」が導入されています。

これにより、新規アカウント作成後、最大6ヶ月間、合計200ドル分のクレジットが付与される形となります（一部サービスには制限があります）。

このクレジットを使い切るか、6ヶ月の期間が経過すると、アカウントが自動的に閉鎖される可能性があります。

ただし、90日間の猶予期間が設けられているため、この期間内に有料プランへ移行するか、アカウントを閉鎖するかを選択できます。

この変更は、特にこれからAWSを始める方にとって非常に重要な情報です。従来の感覚で12ヶ月間無料で利用できると考えていると、予期せぬアカウント閉鎖や課金が発生するリスクがあります。

ご自身の利用計画と照らし合わせ、新しい無料枠の条件をしっかりと理解しておくことが、今後のAWS活用において不可欠となります。（参考情報より）

AWS無料枠の登録・開始方法をステップバイステップで解説

AWSアカウント作成の具体的な手順

AWS無料枠を利用するためには、まずAWSアカウントを作成する必要があります。手順は非常にシンプルですが、いくつか注意点があります。

1. AWS公式サイトへアクセス:
   AWSの公式サイトにアクセスし、「無料アカウントを作成」ボタンをクリックします。
2. メールアドレスとパスワードの登録:
   ご自身のメールアドレスとパスワードを設定します。この情報は、今後のサインインで必要となるため、忘れないように控えましょう。
3. 連絡先情報と支払い情報の入力:
   氏名、住所、電話番号などの連絡先情報を入力します。ここで最も重要なのが、クレジットカード情報の登録です。無料枠内での利用であっても、上限を超過した際の支払いや、本人確認のためにクレジットカード情報（デビットカード等も可）の登録が必須となります。
4. 本人確認の実施:
   SMSまたは音声電話による本人確認が行われます。指定された電話番号に届くコードを入力することで、本人確認が完了します。
5. サポートプランの選択:
   通常は「ベーシックサポート（無料）」を選択すれば問題ありません。
6. AWSマネジメントコンソールへのサインイン:
   すべての手続きが完了すると、AWSマネジメントコンソールへのサインインが可能になります。

これらのステップを完了すれば、すぐにAWSの無料利用枠を使い始めることができます。（参考情報より）

初めてのAWSサービス利用：どこから始める？

AWSアカウントを作成し、マネジメントコンソールにサインインしたら、いよいよサービスの利用を開始できます。

初めてAWSを使う方におすすめなのは、最も基本的な仮想サーバーサービスである「Amazon EC2（Elastic Compute Cloud）」から始めることです。

EC2を利用する場合は、まずマネジメントコンソールの検索バーで「EC2」と入力し、サービスを選択します。

次に、インスタンスを起動するリージョン（地域）を選択します。日本国内であれば「東京」または「大阪」リージョンを選ぶのが一般的です。

無料枠で利用できるインスタンスタイプは、通常t2.microまたはt3.microに限定されています。これら以外のタイプを選択すると課金対象となるため、注意が必要です。

インスタンスの起動ウィザードに従って、OSイメージ（Amazon Linux 2やUbuntuなど）、ストレージ、セキュリティグループなどを設定し、インスタンスを起動します。

Webサイトのホスティングや簡単なアプリケーションのテスト環境として、EC2は非常に有用です。</

また、画像やファイルを保存する「Amazon S3」も、静的ウェブサイトのホスティングなどで手軽に利用できるサービスとしておすすめです。（参考情報より）

請求ダッシュボードでの利用状況確認とアラート設定

AWS無料枠を賢く活用し、予期せぬ課金を防ぐためには、定期的な利用状況の確認とアラート設定が不可欠です。

AWSマネジメントコンソールにサインイン後、画面上部の検索バーで「請求ダッシュボード」と入力するか、アカウントメニューから「請求ダッシュボード」を選択することでアクセスできます。

請求ダッシュボードでは、「無料利用枠」の項目で現在のサービス利用状況や残りの無料枠の量を確認できます。

「常に無料」または「12ヶ月間無料」（新規アカウントはクレジット）のサービスについて、どの程度使用しているかがグラフや数値で表示されるため、一目で把握しやすいでしょう。

さらに重要なのが「アラート機能」の設定です。

無料利用枠の使用量が上限に近づいた際に通知を受け取れるように設定することで、上限を超過する前に対応する時間が得られます。

このアラートは、請求ダッシュボード内の「予算」や「コストエクスプローラー」から設定できます。例えば、「無料枠の80%を使用したら通知する」といった設定が可能です。

これにより、常にサービスの利用状況を監視し、計画的にAWSを使い続けることができます。（参考情報より）

AWS無料枠で何ができる？利用できるサービスと期間

主要サービスの無料利用範囲と活用例（EC2, S3, RDS）

AWS無料利用枠では、多岐にわたる主要サービスを試すことができます。ここでは、特によく利用されるサービスとその無料範囲、活用例をご紹介します。

• Amazon EC2（仮想サーバー）:
  • 無料範囲: t2.microまたはt3.microインスタンスを月750時間まで利用可能。これは、1台のインスタンスを1ヶ月間フル稼働させるのに相当します。
  • 活用例: WordPressを用いたWebサイトの構築・運用、アプリケーションのテスト環境構築、開発用サーバーとして。
  • 注意点: 複数のリージョンで利用した場合、合計時間が750時間を超えることがあります。指定されたインスタンスタイプ以外を利用すると課金されます。インスタンスを停止すれば、停止中の時間は無料枠としてカウントされません。
• Amazon S3（オブジェクトストレージ）:
  • 無料範囲: 5GBの標準ストレージ、20,000件のGETリクエスト、2,000件のPUTリクエスト/月。
  • 活用例: 画像やファイルの保存・公開、静的Webサイトのホスティング、データバックアップ。
• Amazon RDS（リレーショナルデータベース）:
  • 無料範囲: db.t2.microまたはdb.t3.microインスタンスを月750時間、20GBのストレージ、20GBのバックアップ用ストレージ。MySQL、PostgreSQL、MariaDBなどが対象です。
  • 活用例: アプリケーションのテスト用データベース、開発環境のデータベース構築。
  • 注意点: OracleやMicrosoft SQL Serverは無料枠の対象外となる場合があります。

これらのサービスを組み合わせることで、低コストで様々なシステムを構築・検証できます。（参考情報より）

サーバーレス・データベース系の無料利用枠（Lambda, DynamoDB）

続いて、サーバーレスコンピューティングとNoSQLデータベースに焦点を当てた無料利用枠とその活用例を見ていきましょう。

• AWS Lambda（サーバーレスコンピューティング）:
  • 無料範囲: 100万リクエスト/月、400,000GB秒の実行時間。
  • 活用例: ウェブサイトのフォーム処理、画像のリサイズ、定期的なデータ処理、IoTデバイスからのデータ収集など、イベント駆動型の簡単な自動処理やプログラムの実行。
  • ポイント: 実際にコードが実行された時間とリクエスト数に応じて課金されるため、使用しない時間はコストが発生しません。
• Amazon DynamoDB（NoSQLデータベース）:
  • 無料範囲: 25GBのストレージ、毎月最大2億リクエスト（または200万リクエスト/月）。
  • 活用例: 軽量なモバイルアプリケーションのデータストア、IoTデバイスのデータ蓄積、ウェブサイトのセッション管理など、高速でスケーラブルなNoSQLデータベースの試用。
  • ポイント: NoSQLデータベースの特性を学ぶのに最適で、柔軟なデータ構造を持つアプリケーションに適しています。

これらのサービスは、特にモダンなアプリケーション開発やサーバーレスアーキテクチャの学習において、非常に強力なツールとなります。無料でこれだけの規模を試せるのは大きなメリットです。（参考情報より）

コンテンツ配信・ブロックストレージの無料枠（CloudFront, EBS）

最後に、ウェブコンテンツの高速配信とEC2インスタンスにアタッチするストレージに関する無料利用枠を確認しましょう。

• Amazon CloudFront（CDN）:
  • 無料範囲: 毎月50GBのデータ転送（送信）、2,000,000件のHTTP/HTTPSリクエスト。
  • 活用例: 静的Webサイトのコンテンツ（画像、CSS、JavaScriptファイルなど）をユーザーに高速かつ低遅延で配信する。Webサイトの表示速度向上や負荷分散。
  • ポイント: 世界中のエッジロケーションからコンテンツを配信するため、グローバルなユーザーに対するWebサービスのパフォーマンスを向上させます。
• Amazon EBS（ブロックストレージ）:
  • 無料範囲: 30GBのストレージ（汎用SSD gp2）。
  • 活用例: Amazon EC2インスタンスにアタッチして使用する永続的なブロックレベルストレージ。OSのインストールやアプリケーションのデータ保存に利用。
  • ポイント: EC2インスタンスが停止または終了してもデータが保持されるため、OSや重要なデータを安全に保存できます。

これらのサービスも無料枠で利用できるため、Webサイトやアプリケーションのインフラを構築する際に、実際の運用に近い環境でテストを行うことが可能です。（参考情報より）

AWS無料枠を賢く使い続けるための注意点

課金発生の落とし穴！無料枠超過と期間制限

AWS無料利用枠は非常に便利ですが、いくつかの「落とし穴」を知っておかないと、予期せぬ課金が発生してしまう可能性があります。

最も一般的なのが「無料利用枠を超過した場合の自動課金」です。無料枠で定められた使用量や時間を超えた分は、自動的に従量課金制の料金が発生します。たとえば、EC2インスタンスを月750時間以上稼働させたり、S3のストレージが5GBを超えたりすると、その超過分に対して課金されます。

次に、「期間制限」も重要なポイントです。従来の「12ヶ月間無料枠」は、アカウント作成から12ヶ月が経過すると、利用量が無料枠内であっても自動的に有料に移行しました。同様に、「無料トライアル」も、定められた期間が終了すると通常料金が発生します。

2025年7月15日以降の新規アカウントでは、クレジット制の有効期限やクレジット残高の消費が期間制限に代わる要素となります。クレジットが尽きるか、期間が終了すると、アカウントの自動閉鎖という事態に繋がりかねません。

これらの点を常に意識し、ご自身の利用状況やアカウントの期間を把握しておくことが、無駄な出費を防ぐ鍵となります。（参考情報より）

リージョン・インスタンスタイプの選択ミスによる課金リスク

AWSのサービスは、世界中の様々な「リージョン」（地理的地域）で提供されています。そして、サービスによっては、無料利用枠が適用されるリージョンや、利用できるインスタンスタイプが指定されている場合があります。

たとえば、Amazon EC2では、t2.microまたはt3.microインスタンスが無料枠の対象ですが、これを誤ってt2.mediumなどの別のインスタンスタイプで起動してしまうと、起動した瞬間から課金対象となります。

また、EC2の無料枠が「月750時間」と設定されている場合、これは「すべてのリージョンでの合計時間」としてカウントされることが多いです。例えば、東京リージョンでt2.microを500時間、オレゴンリージョンでt2.microを300時間利用した場合、合計800時間となり、750時間を超えた100時間分は課金されてしまいます。

Amazon RDSでも同様に、無料枠の対象となるデータベースエンジンやインスタンスタイプが限定されています（例：OracleやMicrosoft SQL Serverは対象外の場合が多い）。

サービスを立ち上げる際は、必ず無料枠の対象となるリージョンとインスタンスタイプ、ストレージタイプなどを確認し、誤って指定外のものを選択しないよう細心の注意を払いましょう。少しでも不安があれば、公式ドキュメントで確認することをおすすめします。（参考情報より）

無駄な課金を防ぐ！リソース管理と新しいクレジット制への理解

AWS無料枠を賢く使い続けるためには、日々のリソース管理と、特に新規アカウント向けのクレジット制への深い理解が不可欠です。

まず、「不要になったリソースは停止または削除する」という鉄則を守りましょう。

例えば、EC2インスタンスは停止していれば、稼働時間として無料枠にカウントされませんが、削除しない限りアタッチされたEBSストレージなどのリソースは残り、課金対象となる可能性があります。

テストや学習目的で作成したデータベース（RDS）やストレージ（S3バケット）なども、利用が終わったら必ず削除することが重要です。リソースを残したまま放置すると、気づかないうちに課金が発生しているケースが非常に多いです。

そして、2025年7月15日以降にアカウントを作成した方は、従来の12ヶ月無料枠ではなく、「クレジット制」でAWSを利用していることを強く意識してください。

付与された200ドル分のクレジットは有限であり、6ヶ月という期間も定められています。このクレジットの消費状況を常に請求ダッシュボードで確認し、期間内に使い切ってしまうか、期間終了を迎える前に有料プランへの移行を検討するか、リソースを完全に削除してアカウント閉鎖を待つか、明確な計画を立てる必要があります。

特に、クレジットを使い切るか期間が経過するとアカウントが自動閉鎖される可能性（90日間の猶予期間あり）があるため、この点を軽視しないようにしましょう。（参考情報より）

AWS無料枠の疑問を解決！よくある質問

クレジットカード登録は必須？デビットカードは使える？

はい、AWSアカウントの作成時にはクレジットカード情報の登録が必須となります。

これは、たとえ無料利用枠内でサービスを利用する場合であっても、本人確認の一環として、また無料枠を超過した場合の支払い方法として登録が求められるためです。

「無料枠だからクレジットカードは不要なのでは？」と思われがちですが、AWSは無料枠を超えた利用に対しては確実に課金を行うシステムであるため、支払い方法の登録が必須なのです。

ただし、ご安心ください。クレジットカードだけでなく、デビットカードも多くの場合で利用可能です。主要なVisa、MasterCard、JCBなどのブランドであれば、デビットカードでも登録できることが多いです。

ただし、プリペイド式のカードや一部のデビットカードは受け付けられない場合もありますので、登録時にエラーが出る場合は別のカードを試してみるか、AWSの公式ドキュメントで推奨される支払い方法を確認することをおすすめします。

登録したカードは、無料枠を超過した場合の自動課金に利用されますので、残高不足などにならないよう注意が必要です。（参考情報より）

複数のAWSアカウントで無料枠は利用できる？

原則として、AWSの無料利用枠は1つのAWSアカウントにつき1回限りの提供となります。つまり、個人が複数のAWSアカウントを作成して、それぞれで無料利用枠を享受することは、AWSの利用規約で認められていません。

これは、無料利用枠が悪用されるのを防ぐための措置です。

しかし、企業や組織でAWSを利用する場合、複数のアカウントを管理するために「AWS Organizations」というサービスを利用することがあります。この場合、Organizationsの管理アカウントの下に複数のメンバーアカウントを作成できますが、無料利用枠は組織内で1つのアカウントにのみ適用されることがあります。

例えば、EC2の月750時間無料枠は、Organizations内のすべてのアカウントの利用時間の合計が750時間を超えると課金対象となります。つまり、複数のアカウントで分散して利用しても、組織全体での合算値で無料枠がカウントされるということです。

したがって、個人利用であれば1つのアカウントで慎重に無料枠を活用し、組織利用であればOrganizationsでの課金ルールを事前に確認することが重要です。（参考情報より）

無料枠を超えてしまったら？課金を止める方法は？

もしAWS無料枠を超過してしまった場合、または期間が終了してしまった場合は、自動的に従量課金制に移行し、利用量に応じた料金が発生します。

まずは、AWSマネジメントコンソールの「請求ダッシュボード」にアクセスし、どのサービスでどれだけの料金が発生しているのかを確認しましょう。ここで、詳細な利用明細を確認することができます。

課金を止めるための最も確実な方法は、不要なリソースを完全に「停止」または「削除」することです。

• EC2インスタンス: 「停止」すれば稼働時間はカウントされませんが、削除しない限りEBSストレージなど他のリソースが残る可能性があります。「終了」（削除）することで全ての関連リソースを解放できます。
• S3バケット: 不要なバケットは完全に「削除」します。中身のオブジェクトも同時に削除されます。
• RDSインスタンス: 「削除」することでデータベースインスタンスとストレージが解放されます。

サービスによっては、停止状態でもごくわずかな料金が発生するものもありますので、完全に課金を避けたい場合は「削除」を検討してください。

また、今後の利用のために、「予算アラート」を設定しておくことも非常に有効です。これにより、設定した予算を超過しそうになった際に通知を受け取ることができ、事前の対策が可能になります。

2025年7月15日以降の新規アカウントでクレジットを使い切った場合は、90日間の猶予期間中に有料プランへ移行するか、アカウントを閉鎖するかの判断が求められます。何も対応しないとアカウントが自動閉鎖される可能性があるため、早めに対応を検討しましょう。（参考情報より）