概要: マイナンバーカードの申請や受け取りは、準備不足や疑問でつまずきがちです。この記事では、必要なものから代理人での受け取り、写真のトラブルまで、よくある疑問をQ&A形式で分かりやすく解説します。
マイナンバーカードの申請から受け取りまでの道のりは、時に「これで合ってる?」と不安になることもありますよね。2025年時点の最新情報をもとに、申請に必要なものから受け取り時の注意点、そしてよくある疑問まで、皆さんの「困った!」を解消するQ&Aをまとめました。
マイナンバーカードの普及は目覚ましく、2025年2月末時点では約9,700万枚が保有され、人口の約78.0%に達しています。この便利なカードを、安心してスムーズに手に入れるための一助となれば幸いです。
マイナンバーカード申請:必要なものは?
オンライン・郵送・証明写真機での申請方法
マイナンバーカードの申請は、多様な方法が用意されており、ご自身のライフスタイルに合わせて選べます。最も手軽なのは、スマートフォンやパソコンから行う「オンライン申請」でしょう。交付申請書に記載されているQRコードを読み取るか、専用のウェブサイトにアクセスして必要事項を入力し、顔写真をアップロードするだけで手続きが完了します。忙しい方でも隙間時間で申請できるのが大きなメリットです。
また、インターネット環境がない方や、手書きでの手続きを希望する方には「郵便による申請」が適しています。交付申請書に顔写真を貼付し、必要事項を記入してポストに投函するだけです。さらに、近年では「まちなかの証明写真機からの申請」も普及しています。対応機種の証明写真機であれば、その場で写真を撮影し、申請手続きまで一貫して行えるため、非常に便利です。
もし、これらの方法で不安を感じる場合は、お住まいの市区町村が提供する「申請サポート窓口」を利用するのも良いでしょう。臨時交付センターや公民館などで、無料で写真撮影まで含めた申請サポートが受けられる場合が多いです。これらの窓口では、職員が丁寧に手順を教えてくれるため、安心して手続きを進められます。ご自身の状況に合った方法を選び、スマートに申請を進めましょう。
申請に必須の2つのアイテム
マイナンバーカードの申請にあたり、最低限準備すべき必須アイテムは二つです。一つ目は、「個人番号カード交付申請書(QRコード付き)」です。これは、マイナンバーの通知カードまたは個人番号通知書と一緒に送付されるもので、申請に必要な個人情報が印字されています。特に、QRコードはオンライン申請時にスマートフォンのカメラで読み取るだけでスムーズに手続きを開始できるため、非常に便利です。もし紛失してしまった場合でも、市区町村の窓口で再発行が可能ですのでご安心ください。
二つ目は、「本人の顔写真(6ヶ月以内に撮影したもの)」です。この写真は、マイナンバーカードに表示されるため、ご本人の顔がはっきりとわかる鮮明なものを用意する必要があります。サイズや背景色など、細かな規定がありますので、事前に確認することが重要です。ただし、特例として、2024年12月2日以降は「1歳未満の場合は顔写真が不要」となりました。小さなお子様の申請を検討されている方は、この最新情報をぜひ参考にしてください。
これらの二つのアイテムが揃っていれば、どの申請方法を選んでも基本的な手続きを進めることができます。特に顔写真は、カードの本人確認に直結するため、規定をしっかり守って準備しましょう。
申請から交付通知書到着までの流れ
マイナンバーカードの申請を終えると、多くの方が次に気になるのは「いつ手元に届くのか」という点でしょう。申請からカードの準備が整うまでには、おおよそ1ヶ月程度の期間がかかるのが一般的です。この期間を経て、ご自宅に届くのが「個人番号カード交付通知書」(はがき)です。この通知書は、カードを受け取るための重要な書類となりますので、届いたらすぐに内容を確認しましょう。
交付通知書には、カードの受け取りに必要な情報が記載されています。特に重要なのは、受け取り場所と有効期限です。自治体によっては、交付場所が複数あったり、オンラインでの事前予約が必要な場合もあります。はがきに記載されたQRコードを読み取ることで、簡単に予約サイトにアクセスできる自治体も増えていますので、活用しましょう。
この通知書が届かないと、カードを受け取ることができません。もし1ヶ月以上経っても届かない場合は、念のため申請先の市区町村の窓口に問い合わせてみましょう。また、交付通知書には受け取り期限が明記されています。原則として、発行後1年間が受け取り期限(2025年10月24日時点)とされており、これを過ぎるとカードが破棄され、再申請が必要になってしまうことがありますので、早めに受け取りに行くように心がけましょう。
代理人による受け取り:本人以外でも可能?
原則は本人が受け取り
マイナンバーカードの受け取りは、原則としてカードの名義人であるご本人が市区町村の窓口に出向く必要があります。これは、マイナンバーカードが極めて重要な個人情報が記録された公的な本人確認書類であり、厳格な本人確認と暗証番号の設定が求められるためです。カードを受け取る際に、窓口でご本人の顔写真と本人確認書類を照合し、間違いなく本人であることを確認します。さらに、様々な行政サービスに利用されることになる「暗証番号」を、ご自身で設定しなければなりません。
この暗証番号は、オンライン手続きやコンビニ交付サービスなどで利用されるため、他人が設定することは原則として認められていません。ご本人が暗証番号を設定することで、カードの安全性が確保され、不正利用のリスクを最小限に抑えることができます。このように、マイナンバーカードの交付手続きは、国民の皆さんの大切な個人情報を守るための厳重なプロセスとして設計されています。
そのため、友人や知人、家族であっても、安易に代理人として受け取ることはできません。ご本人が窓口に足を運ぶことが、マイナンバーカードを安全かつ確実に受け取るための最も基本的なルールであることをご理解ください。
代理人受け取りが認められる「やむを得ない理由」
原則として本人が受け取る必要があるマイナンバーカードですが、やむを得ない事情がある場合に限り、代理人による受け取りが認められることがあります。ここで言う「やむを得ない理由」とは、具体的には、病気で長期入院している場合、身体の障がいにより外出が困難な場合、施設に入所している場合、未成年者(15歳未満)や成年被後見人である場合などが該当します。仕事や学業が忙しいといった一般的な理由は、通常「やむを得ない理由」とは認められませんので注意が必要です。
これらの特別な事情を証明するためには、医師の診断書や障がい者手帳、入院証明書など、客観的に状況を証明できる書類が必要となります。また、未成年者や成年被後見人の場合は、法定代理人(親権者や成年後見人)が代理人となり、その法定代理人であることの確認書類(戸籍謄本など)も必要になります。
代理人による受け取りを検討されている場合は、まずはお住まいの市区町村のウェブサイトを確認するか、直接窓口に問い合わせて、具体的な要件と必要書類を事前に確認することが非常に重要です。自治体によって、必要書類や手続きの詳細が異なる場合があるため、必ず最新の情報を入手するようにしましょう。
代理人受け取りに必要な書類
代理人によるマイナンバーカードの受け取りが認められた場合でも、準備すべき書類は多岐にわたります。書類の不備があると、その場でカードを受け取れない可能性があるため、慎重な準備が求められます。主な必要書類は以下の通りです。
- ご本人の本人確認書類: 運転免許証やパスポートなど顔写真付きの公的身分証明書1点、または健康保険証や年金手帳など顔写真なしの公的身分証明書2点など、定められた組み合わせで準備します。いずれも氏名、住所が最新のものである必要があります。
- 代理人の本人確認書類: 代理人も同様に、顔写真付き1点、または顔写真なし2点の本人確認書類が必要です。
- 代理権者の確認書類:
- 法定代理人の場合:戸籍謄本、成年後見登記事項証明書など、法定代理人であることを証明する書類。
- 任意代理人の場合:委任状(交付通知書の下部に記載されているものを使うか、自治体の指定様式を使用)。
- ご本人の出頭が困難であることを証する書類: 医師の診断書、入院証明書、身体障害者手帳、施設入所証明書など、やむを得ない理由を客観的に証明する書類。
- 交付通知書(はがき): 申請後にご自宅に届いた原本の交付通知書。
- 通知カード(お持ちの場合): 返納が必要な場合があります。
- マイナンバーカード(更新・再交付の場合): 旧カードの返納が必要です。
これらの書類は自治体によって詳細が異なる場合があるため、必ず事前に市区町村のウェブサイトや窓口で最新の情報を確認し、漏れがないように準備しましょう。
マイナンバーカード、受け取り時の注意点
交付通知書(はがき)が届いたらまず確認すべきこと
マイナンバーカードの申請後、およそ1ヶ月でご自宅に届く「個人番号カード交付通知書」(はがき)。これが届いたら、まずは内容をじっくりと確認することが重要です。特に注目すべきは、「有効期限」と「受け取り期限」です。この期限を過ぎてしまうと、カードを受け取れなくなる場合や、再申請が必要になるケースもあります。参考情報にもある通り、発行後1年間が受け取り期限とされています(2025年10月24日時点)。せっかく申請したカードが無駄にならないよう、必ず確認し、早めに受け取りに行く計画を立てましょう。
次に確認すべきは、「受け取り場所」と「予約方法」です。多くの自治体では、マイナンバーカードの交付専用窓口が設けられており、混雑緩和のために事前予約を推奨、あるいは必須としているところが増えています。交付通知書に記載されたQRコードを読み取ることで、オンライン予約サイトにアクセスできる場合が多いので、積極的に活用しましょう。
予約なしで訪問すると、長時間待たされたり、その日のうちに受け取れなかったりする可能性もあります。スムーズな受け取りのためにも、交付通知書の内容を隅々まで確認し、不明な点があれば、事前に市区町村の窓口に問い合わせておくことをおすすめします。
スムーズな受け取りのための必要書類リスト
マイナンバーカードの受け取りをスムーズに進めるためには、事前の書類準備が最も重要です。窓口に到着してから書類の不備が見つかると、再度出直すことになり、時間と手間がかかってしまいます。以下のリストを参考に、漏れなく準備しましょう。
- 交付通知書(はがきまたは封筒): 自宅に届いた原本を忘れずに持参してください。
- 通知カード(お持ちの場合): マイナンバーが記載された緑色の紙のカードです。返納が必要です。
- 本人確認書類: 氏名、住所が最新のものであることが必須です。
- 顔写真付きの公的身分証明書(運転免許証、パスポート、運転経歴証明書など)なら1点。
- 顔写真なしの公的身分証明書(健康保険証、年金手帳、医療受給者証など)なら2点。
※組み合わせによっては3点必要になる場合もありますので、事前に市区町村のウェブサイトで確認してください。
- マイナンバーカード(更新・再交付の場合): 現在お持ちのカードを返納する必要があります。
- 15歳未満の方や成年被後見人の方: 法定代理人(親権者や成年後見人)の同行が必要です。その際、代理人の本人確認書類と、代理権を証明する書類(戸籍謄本など)も必要になります。
これらの書類は、全て原本を持参してください。コピーでは受け付けられない場合がほとんどです。また、本人確認書類の有効期限が切れていないか、記載内容が現在の情報と一致しているかも必ず確認しておきましょう。
窓口での手続きと時間の目安
マイナンバーカードの受け取りは、必要書類さえ完璧に準備しておけば、比較的スムーズに進みます。窓口での手続きは、大きく分けて以下の3つのステップで行われ、それぞれにかかる時間の目安も把握しておくと安心です。
- 受付・本人確認(約5分):
窓口に到着したら、まず交付通知書と本人確認書類を提示し、ご本人であることを確認します。ここでは、提出された書類とご本人の顔が一致するか、書類に不備がないかなどが確認されます。予約システムを利用している場合は、予約内容の確認も行われます。 - 暗証番号設定(約5分):
本人確認が済んだら、次にマイナンバーカードに設定する暗証番号をご自身で入力します。マイナンバーカードには、署名用電子証明書(6~16桁の英数字混合)、利用者証明用電子証明書(4桁の数字)、住民基本台帳用(4桁の数字)、券面事項入力補助用(4桁の数字)と、用途に応じて複数の暗証番号を設定します。これらの暗証番号は、各種行政サービスやオンライン手続きの際に必要となるため、忘れないように大切に保管しましょう。 - カード受け取り・説明(約5分):
暗証番号の設定が完了すると、いよいよマイナンバーカードが手渡されます。この際、職員からカードの利用方法や注意事項、電子証明書の有効期限などに関する簡単な説明がある場合が多いです。説明を受け、内容に問題がなければ、手続きは完了です。
これらのプロセスを合計すると、おおよそ15分程度の時間で受け取りが完了するでしょう。もちろん、窓口の混雑状況や個別の事情によって多少前後することもありますが、心の準備をしておくことで、よりスムーズな受け取りが期待できます。
QRコードでの申請・再発行について
QRコードを活用した便利な申請方法
マイナンバーカードの申請は、日々の生活の中で非常に身近なものとなりつつありますが、その利便性を大きく高めているのが「QRコード」の活用です。特に、スマートフォンやパソコンを使ったオンライン申請では、このQRコードが重要な役割を果たします。自宅に送付される「個人番号カード交付申請書」には、一人ひとりに割り当てられたQRコードが印字されています。これをスマートフォンのカメラで読み取るだけで、申請用のウェブサイトに直接アクセスでき、面倒なURL入力の手間が省けます。
ウェブサイトにアクセスした後は、画面の指示に従って必要事項を入力し、顔写真をアップロードするだけで申請は完了します。写真撮影もスマートフォンのカメラでそのまま行えるため、非常に手軽です。また、街中に設置されている「証明写真機」の中にも、QRコードを読み取ることで申請手続きまで行える対応機種があります。写真を撮るついでに申請までできるため、忙しい方には特におすすめの方法です。
このように、QRコードはマイナンバーカードの申請プロセスをより簡単で迅速なものに変えています。オンライン申請の普及は、2025年2月末時点で人口の約78.0%に達するマイナンバーカード普及状況の一因とも言えるでしょう。
再発行時の手続きと手数料
マイナンバーカードは大切に保管すべき公的な書類ですが、万が一紛失してしまったり、破損してしまったり、あるいは有効期限が切れてしまった場合には、再発行の手続きが必要になります。再発行の手続きは、基本的に新規申請と同様に、市区町村の窓口で行うことになります。オンライン申請や郵送申請も可能ですが、紛失等の場合はまず窓口での相談が推奨されます。
再発行には手数料がかかります。具体的には、電子証明書を搭載しない場合は800円、搭載する場合は1,000円が必要となります(2025年3月11日時点)。この手数料は、カードの交付時に窓口で支払うことになりますので、準備しておきましょう。ただし、天災による紛失など、やむを得ない事情と認められた場合は、手数料が免除されることもありますので、念のためお住まいの市区町村に確認してください。
また、再発行を申請する際に、以前の交付通知書を紛失している場合でも、必要な本人確認書類が揃っていれば手続きは可能です。まずは落ち着いて、お住まいの市区町村の窓口に相談することが第一歩となります。
紛失・盗難時の対応と再発行の流れ
マイナンバーカードを紛失したり、盗難に遭ってしまったりした場合は、速やかな対応が非常に重要です。まず第一に、不正利用を防ぐため、マイナンバーカードの一時利用停止連絡を行いましょう。これは、24時間365日対応の「マイナンバー総合フリーダイヤル」に電話することで手続きが可能です。この連絡により、カードの機能が一時的に停止され、悪用されるリスクを低減できます。
次に、警察署に遺失届または盗難届を提出し、受理番号を控えておきます。これは、後に市区町村で再発行手続きをする際に必要となる場合があります。その後、お住まいの市区町村の窓口へ出向き、再発行の申請を行います。この際、警察署で発行された受理番号を伝えることになります。
再発行の流れは、おおむね新規申請と同様です。窓口で再発行申請書を提出し、必要書類(本人確認書類など)を提示します。その後、新しいマイナンバーカードが発行されるのを待ち、約1ヶ月後に届く「交付通知書」を持って、再度窓口でカードを受け取ります。紛失・盗難は不安な状況ですが、落ち着いて段階的に対応することで、スムーズに新しいカードを受け取ることができます。
写真のトラブル?ピクセル・ぼやけ対策
適切な写真サイズの重要性
マイナンバーカードの申請において、顔写真は非常に重要な要素です。オンライン申請や証明写真機での申請では、写真の品質が適切でなければ、申請が却下されてしまうこともあります。特に重要なのは、写真の「サイズ」と「解像度」です。一般的な規格として、縦4.5cm、横3.5cmのサイズが求められますが、オンライン申請の場合はピクセル数で指定されます。不適切なサイズや低すぎる解像度(ピクセル不足)の写真は、鮮明さに欠け、本人確認が困難と判断される可能性があります。
また、写真の背景は無地で影がなく、ご本人の顔がはっきりと見えるように撮影されている必要があります。顔の向きや表情、アクセサリーの着用など、細かな規定も存在します。例えば、帽子や大きなマスクで顔が隠れていたり、光の反射で顔の一部が白飛びしたり、逆に影が濃すぎたりする写真は不適切とされます。
こうした写真の規定は、カードが顔写真付きの公的身分証明書として機能するために不可欠です。申請前に必ず「マイナンバーカード総合サイト」などで最新の規格を確認し、確実に受理される写真を用意するように心がけましょう。
ぼやけ・ピクセル不足を防ぐ撮影のコツ
マイナンバーカード用の顔写真で「ぼやけている」「ピクセルが足りない」といったトラブルを防ぐには、いくつかの撮影のコツがあります。スマートフォンで撮影する場合、まずカメラアプリの設定で高画質モードを選択しましょう。暗い場所での撮影はノイズが多くなりがちなので、自然光が入る明るい場所を選ぶことが重要です。また、手ぶれを防ぐために、スマートフォンをしっかりと固定するか、セルフタイマー機能を利用してシャッターを切るのがおすすめです。
自分で撮影する際は、背景が無地の壁になるように調整し、影ができないように工夫しましょう。顔が大きく写りすぎず、小さすぎず、適切なバランスで収まるように調整することも大切です。もし、写真の品質に自信がない場合は、専門の「証明写真機」の利用を強くおすすめします。証明写真機は、マイナンバーカードの規格に合わせて自動で調整してくれる機能が備わっていることが多く、ピクセル不足やぼやけといったトラブルを未然に防ぎやすいです。
さらに、一部の市区町村では、無料の写真撮影サービス付きの「申請サポート窓口」を設けています。こうしたサービスを利用すれば、プロの機材で適切な写真を撮影してもらえるため、写真に関する心配をすることなく申請を進められます。
写真に関するQ&Aとトラブル解決
マイナンバーカードの顔写真に関する疑問やトラブルは少なくありません。よくある質問として、「いつ撮った写真が良いのか」というものがありますが、規定では「6ヶ月以内に撮影したもの」とされています。これは、容姿の大きな変化に対応するためであり、古い写真は審査に通らない可能性があります。また、特例として2024年12月2日以降は「1歳未満の場合は顔写真が不要」となりましたので、小さなお子様の申請ではこの規定を覚えておくと良いでしょう。
万が一、提出した写真が原因で申請が却下されてしまった場合は、慌てずに、まず市区町村から送られてくる通知内容を確認してください。却下理由が明記されているはずです。多くの場合、写真の再提出が求められますので、指示に従って新しい写真を準備し、再度申請し直しましょう。
写真の再提出に際して、また同じようなトラブルを避けるためには、前述の「ぼやけ・ピクセル不足を防ぐ撮影のコツ」を参考に、より品質の高い写真を用意することが重要です。自分で撮るのが難しいと感じたら、迷わず証明写真機や、各自治体の申請サポート窓口を利用することをお勧めします。安心してマイナンバーカードを受け取るためにも、写真の準備は丁寧に行いましょう。
まとめ
よくある質問
Q: マイナンバーカードを申請するために必要なものは何ですか?
A: 本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)、通知カード(お持ちの場合)、住民票の写し(マイナンバー記載のもの)などが必要です。詳細は、お住まいの市区町村のウェブサイトでご確認ください。
Q: マイナンバーカードは、本人が直接市役所に行かないと受け取れませんか?
A: 原則として本人が受け取る必要がありますが、やむを得ない理由がある場合は、代理人による受け取りが可能な場合があります。委任状などが必要となりますので、事前に市区町村にご確認ください。
Q: マイナンバーカード受け取り時に、マイナンバーの「本通知書」や「袋」は必要ですか?
A: マイナンバーカードの受け取りには、原則として「通知カード」が必要ですが、「本通知書」という名称の書類は一般的ではありません。また、カードを保管する「袋」は、受け取り時に渡される場合とそうでない場合があります。こちらも市区町村にご確認ください。
Q: QRコードを使ってマイナンバーカードの申請や再発行はできますか?
A: はい、QRコードを利用した申請は可能です。QRコードを読み取り、案内に従って申請を進めます。QRコードを紛失したり、期限切れの場合は、再発行手続きが必要になることがあります。お住まいの市区町村にお問い合わせください。
Q: マイナンバーカード用の写真がぼやけてしまった、ピクセルサイズが合わない場合はどうすればよいですか?
A: 写真がぼやけている、ピクセルサイズが不適切な場合、申請が却下される可能性があります。写真の規格(ピクセルサイズ、顔の大きさ、背景など)を事前に確認し、クリアな写真を用意しましょう。不安な場合は、証明写真機や写真店でマイナンバーカード用の写真撮影サービスを利用するのがおすすめです。
