マイナンバーカードの申請に必要不可欠な顔写真。「なんだか難しそう…」と感じていませんか?

実は、普段お使いのスマートフォンでも、ちょっとしたコツさえ押さえれば、プロ並みの品質で撮影・作成が可能です。
写真館に行く手間も費用も省けるうえ、納得がいくまで何度でも撮り直しができるのがスマホ撮影の大きなメリット。

しかし、規定を理解せずに撮影すると、申請が却下されてしまうことも少なくありません。
この記事では、マイナンバー写真の基本ルールから、スマホ撮影で失敗しないための具体的な注意点、さらに便利なアプリ活用術まで、徹底的に解説します。

小さなお子さんの写真撮影についても触れていますので、ぜひ最後まで読んで、スムーズなマイナンバーカード申請を目指しましょう!

  1. マイナンバー写真の基本!サイズや規定をチェック
    1. そもそもマイナンバー写真の重要性とは?
    2. これだけは押さえておきたい写真規格
    3. デジタル申請と郵送申請でのデータ・印刷要件
  2. スマホで撮る場合の注意点:明るさ、背景、服装
    1. 最高の明るさと顔映りを引き出すには
    2. 背景は超重要!失敗しない場所選び
    3. 服装・髪型・眼鏡の落とし穴を回避
  3. マイナンバー写真アプリ活用術:失敗しないコツ
    1. アプリ利用のメリットと選び方
    2. 撮影時に役立つアプリ機能とテクニック
    3. 加工の許容範囲と注意点
  4. 【重要】マイナンバー写真、こんな時は変更・更新が必要?
    1. 有効期限と更新のタイミング
    2. 本人確認に支障が出るほどの外見変化
    3. その他の再申請が必要なケース
  5. 赤ちゃんや子供のマイナンバー写真、どう撮る?
    1. 赤ちゃんを安全に撮影するための準備
    2. 子供の集中力を維持するコツと撮り方
    3. 注意したい点:表情、姿勢、背景
  6. まとめ
  7. よくある質問
    1. Q: マイナンバー写真のサイズは決まっていますか?
    2. Q: スマホでマイナンバー写真を撮る際の背景色に指定はありますか?
    3. Q: マイナンバー写真でカラコンは使用できますか?
    4. Q: マイナンバー写真の服装で注意すべき点はありますか?
    5. Q: 0歳や1歳の子どものマイナンバー写真はどのように撮れば良いですか?

マイナンバー写真の基本!サイズや規定をチェック

そもそもマイナンバー写真の重要性とは?

マイナンバーカードは、行政手続きを効率化し、デジタル社会の基盤となる重要な身分証明書です。
その申請において、顔写真は本人確認の要となるため、規定に沿った適切な写真の提出が不可欠です。

実際に、マイナンバーカードの申請が却下される理由の約3割が写真に関連していると言われています。
つまり、写真のクオリティが申請の成否を大きく左右するのです。

スマートフォンで手軽に撮影できるメリットは大きいですが、「適当でいいや」という気持ちで撮ると、再提出の手間がかかるだけでなく、カード発行が遅れる原因にもなりかねません。
写真館や証明写真機を利用するコストを削減し、何度でも撮り直しができるスマホ撮影の利点を最大限に活かすためにも、正しい知識を身につけて失敗を防ぎましょう。

本人確認をスムーズに行うため、また将来にわたって長く利用する大切なカードのためにも、この記事で解説する基本とコツをしっかりと押さえて、最高のマイナンバー写真を用意してください。

これだけは押さえておきたい写真規格

マイナンバーカードの顔写真には、厳格な規定が設けられています。
これらの規格を満たしていない場合、申請が受理されず、再提出を求められることになります。

まず、「申請前6ヶ月以内に撮影されたもの」という鮮度に関する規定があります。
古い写真は本人確認が困難になる可能性があるため避けましょう。
顔の向きは「正面」が必須で、わずかな傾きもNGです。
「無帽」も重要なポイントで、ファッション目的の帽子はもちろん、医療用なども基本的には認められません。

背景については「無背景(白またはそれに準ずる無地の背景)」が求められます。
自宅で撮影する場合は、白い壁やシーツを活用すると良いでしょう。
そして、写真は「明るく鮮明」であることが大前提です。
ピントが合っていない、暗すぎる、影があるなどの写真はNGとなります。

これらの基本規定をまとめたものが以下の表です。

項目 規定内容
撮影時期 申請前6ヶ月以内
顔の向き 正面
帽子 無帽
背景 無背景(白またはそれに準ずる無地)
明るさ・鮮明さ 明るく鮮明(白黒写真も可)

これらの基本をしっかりと理解し、撮影に臨むことで、スムーズな申請につながります。

デジタル申請と郵送申請でのデータ・印刷要件

マイナンバーカードの申請方法には、主にスマートフォンやパソコンから行う「デジタル申請」と、申請書を郵送する「郵送申請」があります。

デジタル申請の場合、写真データに関する要件をクリアする必要があります。
ファイル形式は「JPEG(.jpg)形式」が指定されており、iPhoneで撮影した場合に多い「HEIC形式」は利用できないため注意が必要です。
カラーモードは「RGBカラー」が必須で、印刷用のCMYKカラーなどは不可とされています。
ファイルサイズは「20KB~7MB」、ピクセルサイズは「幅480~6000ピクセル、高さ480~6000ピクセル」の範囲内で収める必要があります。

一方、郵送申請の場合は、撮影した写真データを印刷して送付します。
自宅にプリンターがある場合は、写真用紙を使用し、指定のサイズ(縦4.5cm×横3.5cm)に印刷してください。
プリンターがない場合でも、コンビニのマルチコピー機を利用できるサービスがあります。
例えば「ピクチャン」のようなサービスを使えば、スマホからQRコードを読み取るだけで、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどで証明写真(4枚200円程度)を簡単に印刷できます。
手軽さから、この方法を選ぶ人も多いようです。

どちらの申請方法を選ぶにしても、写真が適切なデータ形式や物理的なサイズに合致しているかを確認することが、申請成功の鍵となります。

スマホで撮る場合の注意点:明るさ、背景、服装

最高の明るさと顔映りを引き出すには

スマホでマイナンバー写真を撮影する際、顔の明るさや陰影は写真の印象を大きく左右します。
理想的なのは、自然光が顔に正面から当たる場所で撮影することです。
窓際などがこれに該当しますが、逆光にならないよう、光が顔の正面に当たる向きを選びましょう。

蛍光灯などの室内灯だけでは、顔に影ができやすく、不自然な写りになることがあります。
特に天井からの光は、目の下や顎の下に影を作りやすいため、できるだけ避け、自然光をメインに活用するのがおすすめです。
もし自然光が不足している場合は、追加で照明を当てることも検討できますが、顔に複数の影ができないように注意してください。

また、簡単なテクニックとして、膝の上に白いタオルなどを置くと、レフ板のように顔を下から明るく照らす効果があります。
これにより、顔全体のトーンが均一になり、より健康的で明るい印象の写真を撮ることができます。
顔に影がなく、明るく鮮明な写真は、本人確認をスムーズにする上でも非常に重要です。

光の当たり方一つで写真の品質が劇的に変わるので、撮影環境の照明にはぜひこだわってみてください。

背景は超重要!失敗しない場所選び

マイナンバー写真の規定では、「無背景(白またはそれに準ずる無地の背景)」が必須です。
これは、本人と背景が明確に区別でき、本人確認を容易にするためです。

自宅で撮影する場合、最も手軽で一般的なのは白い壁を背景にすることです。
もし白い壁がない場合は、無地の白いシーツやカーテンを広げて背景として利用することも可能です。
ただし、背景にシワがないか、汚れがないかなど、清潔感を保つように注意しましょう。
柄物や模様のある背景はもちろんNGです。

背景選びで特に気をつけたいのが「影」です。
本人の後ろに影が映り込んでいると、無背景とみなされず、却下される可能性があります。
影ができないようにするには、壁から少し離れて立つ、光源の位置を調整する、フラッシュを使用しないなどの工夫が必要です。
フラッシュは不自然な影を作りやすいだけでなく、顔が白飛びしてしまう原因にもなります。

また、窓やドア、家具などが背景に映り込まないよう、広くてシンプルな空間を選ぶことが重要です。
背景がきちんと無地で影がないか、撮影前に必ず確認するようにしましょう。

服装・髪型・眼鏡の落とし穴を回避

マイナンバー写真では、服装そのものに特別な指定はありませんが、いくつかの注意点があります。

まず、「白っぽい服装」は、白い無地の背景と同化してしまい、顔の輪郭が曖昧になる可能性があるため、避けるのが賢明です。
できれば、背景とコントラストがつくような色の服を選びましょう。
また、襟元が大きく開いている服装よりも、襟元が詰まった服装の方が、首と顔の境界がはっきりして、本人確認しやすくなります。

髪型については、髪が顔や眉毛、目に大きくかからないように注意が必要です。
前髪が目にかかっていたり、サイドの髪が顔の輪郭を隠していたりすると、本人確認が困難と判断されることがあります。
耳を出す、前髪を分ける、ピンで留めるなどして、顔全体がはっきりと見えるようにしましょう。

眼鏡をかけている場合は、フレームが目にかからないか、レンズに光が反射していないかを確認してください。
特に、反射による光の写り込みは、目の色や形を正確に判断できなくするため、厳しくチェックされます。
可能であれば、眼鏡を外して撮影するのが最も確実です。
サングラスはもちろんNGです。

これらの細かな注意点をクリアすることで、スムーズな申請につながります。

マイナンバー写真アプリ活用術:失敗しないコツ

アプリ利用のメリットと選び方

スマートフォンアプリを活用してマイナンバー写真を撮影することには、多くのメリットがあります。
最も大きな利点は、写真館や証明写真機を利用するよりもはるかに安価、または無料で作成できる点です。
また、時間や場所を選ばずに、自分の都合の良い時にいつでも撮影できる手軽さも魅力です。
さらに、納得のいく写真が撮れるまで何度でも撮り直しができるため、最高の1枚を選べます。

アプリによっては、マイナンバーカードのサイズに合わせたガイド表示機能や、背景を自動で削除・変更してくれる機能、軽微な美肌加工機能などが備わっています。
これらの機能は、素人でもプロ並みの写真を撮るのに役立ちます。

アプリを選ぶ際は、以下のポイントを参考にしましょう。

  • マイナンバーカードのサイズに対応しているか:適切なサイズにトリミングできる機能は必須です。
  • 背景加工機能の有無:自宅の背景が完璧でなくても、アプリで修正できると便利です。
  • 美肌加工の自然さ:過度な加工はNGなので、自然な仕上がりになるアプリを選びましょう。
  • シャッタータイマー機能:手ブレ防止やセルフ撮影に役立ちます。

例えば「BeautyPlus」には「証明写真」モードがあり、マイナンバーカードのサイズに合わせた撮影が可能です。「PicWish」はサイズ調整や背景変更に特化しています。「パシャット」はシャッタータイマー機能が便利です。
これらのアプリを賢く利用して、クオリティの高い写真を撮影しましょう。

撮影時に役立つアプリ機能とテクニック

スマホアプリを使った撮影では、いくつかの機能やテクニックを駆使することで、より規定に合った、かつ満足のいく写真を撮ることができます。

まず、スマホの固定は非常に重要です。
手持ちで撮影すると、どうしても手ブレが生じやすく、顔の位置や角度も安定しにくいものです。
そこで、スマホスタンドや三脚を活用しましょう。
これにより、手ブレを防ぎ、カメラの位置を顎の高さと並行に保ちやすくなります。
カメラは真正面から撮影できるよう、顔が傾かないように意識してください。

次に、多くの証明写真アプリに搭載されている「シャッタータイマー機能」を積極的に利用しましょう。
タイマーを使えば、スマホを手で持たずに撮影できるため、ポーズを落ち着いて決められます。
また、撮影時に第三者に写真の確認をお願いするのも良い方法です。
客観的な視点から、影の有無や顔の傾き、髪の乱れなどをチェックしてもらうことで、一人では気づかない失敗を防げます。

アプリのガイド線機能がある場合は、それに合わせて顔の位置を調整することで、規定の構図に収まりやすくなります。
これらの機能を最大限に活用し、複数枚撮影して、最も条件の良い一枚を選びましょう。

加工の許容範囲と注意点

スマホアプリの魅力の一つに、写真の加工機能があります。
しかし、マイナンバー写真においては、加工の許容範囲が非常に狭いため、慎重に行う必要があります。

基本的に、顔のパーツや輪郭を大きく変えるような加工は、厳禁です。
例えば、目を大きくする、鼻を高くする、フェイスラインを細くする、肌の色を極端に変えるなどの加工は、本人と写真の人物が別人だと判断される可能性が高く、申請が却下されます。

許容される加工は、肌の明るさや色味を微調整する程度に留めるべきです。
具体的には、肌のトーンを均一にする、軽い赤みを抑える、シミやニキビなどの一時的な肌トラブルを自然に補正する、といった範囲であれば問題ないとされています。
ただし、これらも過度に行うと、AIが本人ではないと判断するリスクがあるため、「あくまで自然に、元の顔の特徴を損なわない範囲」が原則です。

加工の目的は、写真写りを良くすることではなく、「規定に沿った、より鮮明で本人確認しやすい写真」にすることだと理解しましょう。
アプリの美肌モードなどを利用する際は、加工レベルを最小限に設定し、元の顔の印象を保つことを最優先にしてください。

【重要】マイナンバー写真、こんな時は変更・更新が必要?

有効期限と更新のタイミング

マイナンバーカードには有効期限が設定されており、成人の方の場合は発行から10回目の誕生日まで、未成年の方の場合は発行から5回目の誕生日までが一般的です。
この有効期限が近づくと、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)から「有効期限通知書」が郵送されてきます。

通知書が届いたら、有効期限が切れる前に更新手続きを行う必要があります
更新の際には、新しい写真の提出が求められます。
このタイミングで、現在のあなたの姿を反映した、最新の顔写真を用意しましょう。

写真の更新は、単にカードの有効期限を延長するだけでなく、現在のあなたの容姿とカードの写真が一致していることを確実にするためにも重要です。
免許証やパスポートと同様に、時間が経つにつれて顔の印象は変化するものです。
有効期限内のカードであっても、例えば数年前に撮影した写真と現在の容姿に大きな違いがある場合は、本人確認に支障が出る可能性もゼロではありません。

期限切れのカードは、本人確認書類として使えなくなったり、様々な行政サービスが利用できなくなったりするため、通知が届いたら速やかに更新手続きと写真の準備を進めましょう。

本人確認に支障が出るほどの外見変化

マイナンバーカードの写真は、「本人確認の目的に適していること」が最も重要な基準です。

有効期限内であっても、もしあなたの外見が大きく変化し、カードの写真と現在の顔が著しく異なると判断されるような場合は、カードの再発行(再交付)を検討し、新しい写真を用意することが推奨されます。

具体的には、以下のようなケースが考えられます。

  • 大幅な整形手術:顔の輪郭やパーツが明らかに変わった場合。
  • 病気や事故による顔の変化:火傷の跡、顔面麻痺など、長期にわたる外見の変化。
  • 性別の移行(トランスジェンダー):ホルモン治療などにより、性別特有の顔の特徴が顕著に変化した場合。
  • 極端な体重の増減:顔立ちが大きく変わるほどの体重変化。

このような外見の変化があった場合、写真と本人の同一性を確認することが難しくなり、カードを利用する際にトラブルが生じる可能性があります。
役所の窓口担当者や、カードリーダーを利用する民間事業者などが、本人確認に躊躇するような状況は避けたいものです。

「カードの写真を見て、第三者が本人だと容易に判断できるか」を一つの目安として、もし不安を感じるようであれば、居住地の市区町村窓口に相談し、再発行手続きと写真の更新を検討しましょう。

その他の再申請が必要なケース

マイナンバーカードの写真更新が必要となるのは、有効期限が近づいた時や外見が大きく変わった時だけではありません。
カードそのものに何らかの問題が生じた場合、写真を含めた再申請が必要になることがあります。

主なケースとしては、以下の状況が挙げられます。

  • カードの紛失・盗難:マイナンバーカードを失くしてしまった場合や、盗難に遭ってしまった場合は、悪用を防ぐためにも速やかにカードの利用停止手続きを行い、新しいカードの再発行を申請する必要があります。この際、新しい写真も提出します。
  • カードの破損・汚損:カードが割れてしまったり、ICチップが読み取れなくなったり、顔写真や記載事項が判別できないほど汚れてしまった場合も、カードの再発行が必要です。当然ながら、写真も新しく用意することになります。
  • 引越しによる記載事項変更が多数ある場合:厳密には写真の変更を直接意味しませんが、転居を繰り返して裏面の記載欄がいっぱいになった場合など、カードの再発行を検討するケースもあります。この際も、併せて写真も更新するのが一般的です。

これらの場合、カードの再交付手数料がかかることが多いため、カードは大切に扱い、紛失や破損には十分注意しましょう。
何らかの理由でカードの再発行が必要になった際は、この記事で紹介した撮影のコツを参考に、最新の写真を準備してください。

赤ちゃんや子供のマイナンバー写真、どう撮る?

赤ちゃんを安全に撮影するための準備

まだ首が座っていない赤ちゃんや、じっと座っていられない乳幼児のマイナンバー写真を撮るのは一苦労です。
しかし、いくつかの工夫で安全かつスムーズに撮影することができます。

まず、赤ちゃんを寝かせた状態で撮影するのが最も簡単で安全な方法です。
白い無地のシーツやバスタオルを床に広げ、その上に赤ちゃんを仰向けに寝かせます。
この際、シーツがシワになっていないか、均一な白い背景になっているかをしっかり確認しましょう。
真上からスマホのカメラを構え、顔全体がはっきりと写るように撮影します。

また、大人が抱っこして撮影する方法もあります。
この場合、大人の体や手が写真に写り込まないように、赤ちゃんを白い布などで覆うか、大人の服が背景と同化するような色合いを選ぶと良いでしょう。
赤ちゃんの顔が正面を向き、目線がカメラに合うように、上から優しく声をかけたり、お気に入りのおもちゃで注意を引いたりする工夫も有効です。

安全第一で、決して赤ちゃんに無理な体勢をさせないように注意し、快適な環境で撮影に臨みましょう。
自然光の当たる窓際などがおすすめです。

子供の集中力を維持するコツと撮り方

幼児や学童期の子供たちは、長時間じっとしているのが苦手です。
そのため、短時間で集中して撮影を終えるための工夫が求められます。

まず、撮影は子供の機嫌が良いタイミングを選びましょう
お腹がいっぱいでお昼寝の後など、ご機嫌な時間帯がベストです。
「写真を撮るよ!」と大げさに構えるよりも、「おもしろいゲームをしようか」といった声かけで、遊びの一環として自然に撮影に誘導すると良いでしょう。

カメラ目線を促すには、スマホのすぐ隣で親がお気に入りのおもちゃを振ったり、顔を近づけて目線を合わせるのが効果的です。
「ここを見てくれるかな?」と優しく促し、笑顔や自然な表情を引き出すことを心がけましょう。
しかし、あまりにも作り込んだ笑顔や変顔は避けるべきです。

何枚も続けて撮ろうとせず、短時間で集中して数枚撮ったら休憩を挟むなど、子供の集中力が途切れないように配慮してください。
スマホを固定して手ブレを防ぎ、タイマー機能を使うなど、親も落ち着いて撮影に臨むことが重要です。
子供の最高の瞬間を逃さず捉える準備をしておきましょう。

注意したい点:表情、姿勢、背景

赤ちゃんや子供のマイナンバー写真でも、基本的な規定は大人と同じです。
特に以下の点に注意して撮影しましょう。

  • 表情無表情や、極端に口を開けている、目を閉じている写真はNGです。
    自然な表情で、目を開け、口を閉じている状態が求められます。
    泣き顔はもちろん避けてください。
  • 姿勢:体が傾いていたり、顔が横を向いていたりする写真は受理されません。
    顔がカメラに対して正面を向き、肩のラインが水平になるように意識しましょう。
    椅子に座らせる場合は、背もたれが高すぎず、子供の体が隠れないものを選び、正しい姿勢を保たせる工夫が必要です。
  • 背景:大人と同様に、白い無地の背景が必須です。
    赤ちゃんを抱っこして撮る場合は、抱っこしている大人の服の色や、壁の色が背景として写り込まないように注意しましょう。
    また、子供が動くと影ができやすいので、背景に影が映り込まないような照明調整が大切です。
  • 目線:目線がカメラから外れている写真もNGです。
    カメラをまっすぐ見つめている写真を心がけましょう。
    どうしても目線が合わない場合は、親がスマホのすぐ横で目線を引くなど、工夫が必要です。

これらの注意点を踏まえつつ、何枚か撮影してベストショットを選び出すことが、スムーズな申請への鍵となります。
焦らず、親子で楽しみながら撮影に挑戦してみてください。