クレカの番号・パスワード・PINコード・CVV/CVC:確認・変更・忘れ時の対処法

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この記事で得られること

クレジットカードの番号、パスワード、PINコード、CVV/CVCなどのセキュリティ情報について、確認方法、変更方法、忘れてしまった場合の対処法を知りたい方。クレジットカードをより安全に利用したいと考えている方。

  1. クレジットカード番号の確認方法と注意点
    1. クレジットカード番号の基本的な確認方法とナンバーレスカードの場合
    2. カード番号が変更されるケースと手続き
    3. クレジットカード番号の安全な管理と情報漏洩対策
  2. クレジットカードのパスワード・PINコードとは?確認・変更・忘れ時の対処法
    1. パスワード(PINコード/暗証番号)の確認と再発行の手順
    2. 暗証番号の変更方法とロック解除の注意点
    3. 暗証番号が必要な場面と本人認証サービス
  3. CVV/CVCコードとは?確認方法と利用シーン
    1. CVV/CVCコードの基本的な確認場所とナンバーレスカードの場合
    2. CVV/CVCコードが変更されるタイミングと重要性
    3. セキュリティコードの漏洩対策と万が一の対処法
  4. クレジットカードの電話番号変更手続きについて
    1. 電話番号変更が必要な理由と手続き方法
    2. 変更手続きにおける注意点と必要書類
    3. 最新の登録情報を維持することの重要性
  5. セキュリティ情報管理の重要性と不正利用対策
    1. 不正利用手口の多様化と自己防衛の基本
    2. カード情報管理のベストプラクティスとセキュリティ意識の向上
    3. 不正利用が発覚した場合の具体的な対処ステップ
  6. まとめ
  7. よくある質問
    1. Q: クレジットカードの番号はどこで確認できますか?
    2. Q: クレジットカードのパスワードを忘れてしまった場合、どうすればいいですか?
    3. Q: クレジットカードのPINコードとは何ですか?
    4. Q: CVV/CVCコードとは何ですか?
    5. Q: クレジットカードの電話番号を変更したいのですが、どうすればいいですか?

クレジットカード番号の確認方法と注意点

クレジットカード番号の基本的な確認方法とナンバーレスカードの場合

クレジットカード番号は、お持ちのカードの券面に刻印または印字されており、通常14桁から16桁の数字で構成されています。VisaやMastercard、JCBなどの主要なブランドでは16桁が一般的で、カード表面の中央部分に大きく表示されていることが多いでしょう。この番号は、オンラインショッピングや電話での決済時に本人を特定するための重要な情報となります。

しかし、近年普及が進んでいるナンバーレスカード※1の場合は、カード券面に番号が記載されていません。これはセキュリティを強化するためで、カードを紛失したり盗難されたりしても、第三者に番号を直接読み取られるリスクを低減する目的があります。ナンバーレスカードの番号を確認するには、発行元のクレジットカード会社の会員専用アプリやウェブサイトにログインする必要があります。例えば、スマートフォンアプリでは、ログイン後に「カード情報」や「詳細」といったメニューを選択すると、カード番号、有効期限、セキュリティコードなどが表示される仕組みです。利用の際は、IDとパスワードの二段階認証が導入されていることが多いため、安全にアクセスできます。アプリでの確認は非常に便利ですが、スマートフォンのセキュリティ対策も怠らないよう注意してください。

※1 ナンバーレスカード:クレジットカード番号や氏名などの情報が券面に記載されていないカードのこと。

カード番号が変更されるケースと手続き

クレジットカード番号は、原則として一度発行されたら変更されることはありません。しかし、いくつかの特定のケースでは、新しいカード番号が付与されることがあります。最も一般的なのは、カードの有効期限が到来し、新しいカードが更新発行される場合です。この際、有効期限と共にカード番号も変更されることがしばしばあります。これは、古いカード情報が流出した際のリスクを低減するためのセキュリティ対策の一つです。

また、カードの紛失や盗難、あるいは不正利用が発覚した場合に、カード会社に再発行を依頼すると、ほとんどの場合で新しいカード番号が付与されます。これは、悪意のある第三者が古いカード番号を不正に利用することを防ぐための極めて重要な措置です。特定のケースでは、カードが破損した際や、カードブランドを変更する際などにも、新しいカード番号が発行されることがあります。新しいカード番号を受け取った際には、公共料金やサブスクリプションサービスなど、継続的にカード決済を設定しているサービスの情報も忘れずに更新する必要があります。これを怠ると、支払いが滞り、サービスが一時停止になったり、信用情報に影響を及ぼしたりする可能性もあるため、新しいカードが届いたら速やかに登録情報の変更手続きを行いましょう。

クレジットカード番号の安全な管理と情報漏洩対策

クレジットカード番号は、オンラインショッピングやサービスの利用に不可欠な情報ですが、同時に不正利用のリスクも伴います。そのため、その安全な管理が極めて重要となります。まず、カード番号を他人に見せたり、安易に教えたりすることは絶対に避けてください。信頼できる家族であっても、不必要な共有は避けるべきです。特に、電話やメール、SMSなどでカード番号を聞き出そうとする詐欺には十分注意し、クレジットカード会社や金融機関を装った不審な連絡には応じないでください。

インターネット上でカード番号を入力する際は、そのウェブサイトが信頼できるものであるかを必ず確認しましょう。具体的には、URLが「https://」で始まっているか、鍵マークのアイコンが表示されているか、といったセキュリティインジケータをチェックすることが大切です。不審なウェブサイトやフィッシング詐欺サイト※2にカード情報を入力してしまうと、情報が漏洩し、不正利用につながる可能性が極めて高まります。また、複数のサービスで同じパスワードを使い回すことも危険です。一つのサービスから情報が漏洩した場合、他のサービスにも被害が及ぶ「二次被害」のリスクが高まるため、それぞれ異なる複雑なパスワードを設定することが推奨されます。定期的に利用明細を確認し、身に覚えのない請求がないかをチェックすることも、早期の不正利用発見につながる重要な対策となります。

※2 フィッシング詐欺サイト:実在の企業やサービスになりすまし、ユーザーから個人情報やクレジットカード情報をだまし取ろうとする偽のウェブサイト。

クレジットカードのパスワード・PINコードとは?確認・変更・忘れ時の対処法

パスワード(PINコード/暗証番号)の確認と再発行の手順

クレジットカードのパスワード、またはPINコード、暗証番号は、カード券面には記載されていません。これは、カードが盗難されたり紛失したりした場合に、第三者による不正利用を防ぐための重要なセキュリティ対策です。もし暗証番号を忘れてしまった場合は、カード会社の会員専用サイトやアプリ、または電話での問い合わせを通じて確認・再発行の手続きが可能です。オンラインで手続きを行う場合、多くは本人確認のためにIDとパスワードの入力が求められ、その後、郵送での通知書発行を依頼することになります。

電話での問い合わせの場合も、オペレーターによって本人確認が厳重に行われた上で、暗証番号通知書が郵送されることになります。いずれの方法を選んでも、暗証番号が電話やメールで直接伝えられることはありません。セキュリティ上の理由から、通常、手続き後1週間程度で「暗証番号通知書」が簡易書留などの形で郵送されます。この通知書には暗証番号が記載されていますので、受け取ったら他人の目に触れないよう厳重に保管しましょう。暗証番号を忘れてしまうと、ATMでのキャッシングや、ICチップを挿入して行う一部の店頭決済が利用できなくなるため、必要な場合は速やかに手続きを進めることが大切です。

暗証番号の変更方法とロック解除の注意点

クレジットカードの暗証番号は、発行後に変更することも可能です。変更手続きはカード会社によって異なりますが、多くの場合、会員サイトやアプリからオンラインで手続きできる場合と、カードの再発行が必要となる場合があります。例えば、一部のカード会社では、会員サイトにログインし、「暗証番号変更」の項目から手続きを行うことができます。この場合、新しい暗証番号を設定した後、通常数日~1週間程度で新しい暗証番号が登録済みのカードに適用されます。ただし、安全性確保のため、古い暗証番号がそのまま新しい暗証番号として設定できないなどの制限があることもあります。

一方で、セキュリティ上の理由から、暗証番号の変更に際してカードの再発行を求めるカード会社も存在します。この場合は、新しいカードが発行されるまでの間、カードの利用が一時的に制限される可能性があるため注意が必要です。また、暗証番号を複数回(通常3回)間違えると、セキュリティ保護のためカードがロックされ、利用できなくなることがあります。この状態になった場合は、カード会社に連絡してロック解除を依頼する必要があります。ロック解除には本人確認が必要となり、場合によってはカードの再発行を案内されることもあるため、暗証番号の入力は慎重に行いましょう。

暗証番号が必要な場面と本人認証サービス

クレジットカードの暗証番号(PINコード)は、あらゆる決済で必要とされるわけではありませんが、特定の重要なシーンで本人確認のために利用されます。最も一般的な利用シーンは、ATMでのキャッシング※3や、銀行口座からの引き落としです。これらの取引では、暗証番号を入力することで、カードが正当な持ち主によって利用されていることが確認されます。

また、実店舗での高額商品の購入時や、ICチップ※4を搭載したカードを決済端末に挿入して支払いを行う際にも、暗証番号の入力が求められることがあります。これは、カードの磁気情報がスキミング※5などで不正に読み取られても、暗証番号がなければ利用できないようにするためのセキュリティ強化策です。一方で、少額決済やインターネットショッピングでは、通常暗証番号の入力は不要な場合が多いです。しかし、インターネットショッピングにおいては、本人認証サービス(3Dセキュア※6)が導入されているサイトでは、追加認証が求められることがあります。この際、カード会社に事前登録したパスワードや、ワンタイムパスワード※7の入力が必要となり、通常の暗証番号とは異なる場合があるため、事前に確認しておくことが重要です。これらの場面を理解し、適切に暗証番号を管理することが、安全なカード利用につながります。

※3 キャッシング:クレジットカードを利用して、ATMなどから現金を借り入れるサービス。
※4 ICチップ:クレジットカードに埋め込まれた集積回路で、高度な暗号技術によりカード情報を安全に管理する。
※5 スキミング:特殊な装置を用いてクレジットカードの磁気情報を不正に読み取り、偽造カードを作成する犯罪行為。
※6 3Dセキュア:インターネット上でクレジットカード決済をより安全に行うための本人認証サービス。
※7 ワンタイムパスワード:一度限り有効なパスワード。短時間で無効になるため、セキュリティが高い。

CVV/CVCコードとは?確認方法と利用シーン

CVV/CVCコードの基本的な確認場所とナンバーレスカードの場合

CVV(Card Verification Value)またはCVC(Card Validation Code)コードは、クレジットカードのセキュリティコードとも呼ばれ、主にオンライン決済時にカードが不正利用されていないかを確認するために使用されます。このコードは、カードの券面に記載されており、その位置はカードブランドによって異なります。Visa、Mastercard、JCBなどのカードでは、カード裏面の署名欄に記載された3桁の数字がCVV/CVCコードに該当します。一方、American Expressカードの場合は、カード表面の右上に記載された4桁の数字がセキュリティコードとなります。

このコードは、カード番号や有効期限とは異なり、磁気ストライプやICチップには記録されていないため、スキミングなどの手口による情報漏洩のリスクを低減する役割も果たしています。近年普及が進むナンバーレスカードの場合も、セキュリティコードは券面には記載されていません。確認方法は、クレジットカード会社の会員専用アプリやウェブサイトにログインすることで、カード番号や有効期限と共に表示されます。アプリやウェブサイトで確認する際は、必ず正規のサービスであることを確認し、不審なサイトにアクセスしないよう細心の注意を払いましょう。

CVV/CVCコードが変更されるタイミングと重要性

CVV/CVCコードは、クレジットカード番号や有効期限と同様に、カードの更新や再発行によって変更されることがあります。例えば、カードの有効期限が近づき、新しいカードが自宅に郵送されてきた場合、カード番号や有効期限が新しくなるのに伴い、セキュリティコードも新しい番号に変わります。これは、情報が流出した際の悪用を防ぐための重要なセキュリティ対策の一環です。

また、カードの紛失や盗難、あるいは不正利用が発覚し、カード会社に再発行を依頼した場合も、セキュリティコードは新しいカードで変更されます。新しいカードを受け取った際は、オンラインショッピングサイトやサブスクリプションサービスなど、クレジットカード情報を登録しているサービスで、登録情報を更新することを忘れないでください。特にセキュリティコードは、オンライン決済時の本人認証に利用されるため、古い情報が登録されたままだと決済が失敗する可能性があります。セキュリティコードは、オンラインでのカード利用時において、物理的なカードが存在しない状況で本人が利用していることを証明する重要な役割を担っており、その変更はカードの安全性を維持するために極めて重要であると言えるでしょう。

セキュリティコードの漏洩対策と万が一の対処法

CVV/CVCなどのセキュリティコードは、オンライン決済における本人認証の要となる情報です。そのため、第三者に知られることのないよう、厳重に管理することが非常に重要です。カード情報を安易にメモしたり、スクリーンショットで保存したりすることは避け、他人に推測されやすい場所への保管も控えましょう。また、不審なメールやSMS、ウェブサイトを通じてセキュリティコードを聞き出そうとするフィッシング詐欺には、特に警戒が必要です。クレジットカード会社が電話やメールでセキュリティコードを直接尋ねることはありませんので、そのような要求があった場合は詐欺を疑い、決して情報を提供しないようにしてください。

万が一、セキュリティコードが第三者に漏洩した疑いがある場合は、速やかに対応することが不可欠です。まず、利用しているクレジットカード会社に連絡し、カードの一時停止または再発行の手続きを行いましょう。これにより、不正利用のリスクを最小限に抑えることができます。多くのカード会社は24時間対応の窓口を設けていますので、夜間や休日でもすぐに連絡を取ることが可能です。また、オンライン決済時にセキュリティコードの入力を複数回間違えると、カードが一時的にロックされる場合があります。この場合も、カード会社に連絡してロック解除を依頼する必要があります。セキュリティコードは、カードの不正利用を未然に防ぐための最後の砦とも言える情報ですので、その管理には細心の注意を払い、万が一の事態には迅速に行動することが求められます。

クレジットカードの電話番号変更手続きについて

電話番号変更が必要な理由と手続き方法

クレジットカード会社に登録している電話番号の変更は、安全なカード利用のために非常に重要な手続きです。電話番号が正しく登録されていないと、万が一カードが不正利用された際に、カード会社からの緊急連絡が届かず、被害が拡大する恐れがあります。また、本人確認のためのSMS認証や、パスワード再設定時の連絡など、セキュリティに関わる重要な通知を受け取ることができなくなってしまう可能性もあります。携帯電話を乗り換えたり、固定電話の番号が変わったりした場合は、速やかに登録情報を更新することが求められます。

電話番号の変更手続きは、主に以下の3つの方法で行うことができます。

オンラインでの変更

* 多くのカード会社では、会員専用のウェブサイトやスマートフォンアプリから、登録情報の変更が可能です。ログイン後、「お客様情報変更」や「登録情報確認・変更」といったメニューから、新しい電話番号を入力して手続きを進めます。この方法は、24時間いつでも自分のタイミングで手続きができるため、最も手軽な方法と言えるでしょう。

電話での変更

* カード会社のカスタマーサービスセンターに電話して、オペレーターを通じて変更手続きを行うことも可能です。本人確認が必要となるため、手元にカードを用意し、氏名、生年月日、現在の登録電話番号などを正確に伝える必要があります。

郵送での変更

* 一部のカード会社では、変更届を郵送で提出する方法もあります。ウェブサイトから変更届をダウンロードし、必要事項を記入して返送する形式です。この方法は時間と手間がかかるため、オンラインや電話での手続きが難しい場合に利用されることが多いでしょう。

どの方法を選ぶにしても、必ず本人確認が行われます。カード会社からの指示に従い、正確な情報を提供することでスムーズに手続きを完了させることができます。

変更手続きにおける注意点と必要書類

クレジットカード会社に登録している電話番号を変更する際には、いくつかの注意点があります。まず、手続きには必ず「本人確認」が必要となります。これは、第三者によるなりすましを防ぎ、お客様の情報を守るための重要なプロセスです。オンラインでの変更の場合にはIDとパスワードによるログイン認証、電話での変更の場合には口頭での質問による本人確認が行われます。もし、本人確認に必要な情報が手元にない場合や、本人確認がうまくいかない場合は、手続きが一時停止してしまう可能性があるため、事前に必要な情報を確認しておくことをお勧めします。

また、手続きが完了するまでに数日から1週間程度の時間がかかる場合があることを理解しておくことも大切です。特に、郵送での手続きを選択した場合や、カード会社側のシステム処理に時間がかかる場合には、新しい電話番号が登録情報に反映されるまでに時間を要します。この間、重要な連絡を受け取れないリスクを避けるためにも、変更が確定したらできるだけ早く手続きを始めることが賢明です。通常、電話番号の変更手続き自体に特別な書類は必要ありませんが、場合によっては本人確認のために運転免許証やパスポートなどの身分証明書の提示を求められることもあります。特に、オンラインでの手続きで本人確認が不十分と判断された場合や、電話で本人確認ができない場合に、書類の提出を求められることがあるため、念のため準備しておくと良いでしょう。

最新の登録情報を維持することの重要性

クレジットカード会社に登録されている電話番号を常に最新の状態に保つことは、お客様自身のセキュリティと利便性を確保するために極めて重要です。電話番号は、カードの不正利用が疑われる際や、重大なセキュリティ上の問題が発生した際に、カード会社がお客様に連絡を取るための主要な手段となります。例えば、カード情報の漏洩や不審な取引が検知された場合、カード会社は登録されている電話番号に連絡し、お客様に状況を伝えたり、カードの利用停止を提案したりします。もし登録されている電話番号が古いままでは、これらの重要な通知を受け取ることができず、不正利用の被害が拡大してしまう可能性があります。

さらに、電話番号は本人認証サービスやパスワード再設定時にも利用されることがあります。オンラインショッピングでの3Dセキュア認証では、登録された電話番号にワンタイムパスワードが送信されることがありますし、会員サイトのパスワードを忘れた際にも、登録電話番号への認証コード送信が求められることがあります。これらが正しく機能しなければ、必要なサービスが利用できなくなったり、アカウントへのアクセスが制限されたりする可能性もあります。引っ越しや携帯電話のキャリア変更などで電話番号が変わった際は、クレジットカード会社だけでなく、銀行や証券会社など、他の金融機関の登録情報も合わせて更新することで、より包括的なセキュリティ対策につながります。常に最新の情報を維持することが、安全で快適なクレジットカード利用の基盤となります。

セキュリティ情報管理の重要性と不正利用対策

不正利用手口の多様化と自己防衛の基本

近年、クレジットカードの不正利用手口は非常に多様化しており、巧妙化の一途をたどっています。フィッシング詐欺※8、スキミング、カード情報の流出など、その手口は多岐にわたります。特に、インターネットを利用したフィッシング詐欺は最も一般的な手口の一つで、正規の企業を装ったメールやSMSを送りつけ、偽のウェブサイトへ誘導してカード情報や個人情報をだまし取ろうとします。また、ECサイトからの大規模な情報漏洩や、悪質なマルウェア※9によるPC内の情報窃取なども発生しています。

このような多様な脅威から自己の財産を守るためには、基本的な防衛策を徹底することが不可欠です。まず、クレジットカードのパスワードや暗証番号、セキュリティコードは、他人に推測されやすいもの(誕生日、連続する数字など)は絶対に避け、複雑で推測されにくい文字列を設定することが重要です。さらに、複数のオンラインサービスで同じパスワードを使い回さないようにしましょう。もし一つのサービスから情報が漏洩した場合、他のサービスにも芋づる式に被害が広がる「パスワードリスト攻撃」のリスクを低減するためです。定期的にパスワードを変更することや、二段階認証の設定を利用することも、セキュリティを大幅に向上させる有効な手段となります。

※8 フィッシング詐欺:実在の企業やサービスになりすまし、ユーザーから個人情報やクレジットカード情報をだまし取ろうとする偽のウェブサイトやメール、SMSを用いた詐欺。
※9 マルウェア:悪意のあるソフトウェアの総称。ウイルス、トロイの木馬、スパイウェアなどが含まれる。

カード情報管理のベストプラクティスとセキュリティ意識の向上

クレジットカード情報を安全に管理することは、不正利用から身を守るための最も重要なステップです。物理的なカードの管理はもちろんのこと、デジタルな情報の管理にも細心の注意を払う必要があります。まず、カード情報を安易に他人に教えたり、怪しいウェブサイトに入力したりしないという鉄則を徹底しましょう。クレジットカード会社や金融機関が、電話やメールでセキュリティコードや暗証番号を直接尋ねることは絶対にありません。もしそのような要求があった場合は、詐欺であると判断し、速やかに連絡を遮断してください。

オンラインショッピングを利用する際は、決済ページのURLが「https://」で始まっていることや、サイトに信頼できるセキュリティ認証マーク(鍵マークなど)が表示されていることを必ず確認してください。不審なサイトでの入力は絶対に避けましょう。また、定期的にクレジットカードの利用明細をチェックする習慣をつけることも重要です。身に覚えのない請求がないか、少額の不審な利用がないかを確認することで、不正利用の早期発見につながります。多くのカード会社では、オンラインでいつでも利用明細を確認できるサービスを提供していますので、積極的に活用しましょう。さらに、公共のWi-Fiを利用してクレジットカード情報を入力することは、情報漏洩のリスクが高まるため避けるべきです。個人のデバイス(PCやスマートフォン)にも、最新のセキュリティソフトを導入し、常にアップデートしておくことで、マルウェアなどによる情報窃取を防ぐことができます。

不正利用が発覚した場合の具体的な対処ステップ

万が一、クレジットカードの不正利用が発覚した場合は、冷静かつ迅速に対応することが最も重要です。躊躇なく、以下のステップを踏むことで、被害を最小限に抑えることができます。

1. クレジットカード会社への速やかな連絡

* 不正利用の疑いがある場合、真っ先にカード会社へ連絡し、カードの一時停止または再発行の手続きを依頼してください。多くのカード会社は24時間対応の電話窓口を設けています。この連絡により、さらなる不正利用を食い止めることができます。カード会社は、不正利用された取引について調査を開始し、場合によっては利用者に責任がないと判断されれば、請求が取り消されることもあります。

2. 不正利用の内容確認と証拠の保持

* カード会社に連絡する際に、いつ、どこで、いくら利用されたのかなど、具体的な不正利用の内容を把握しておくことが重要です。オンラインの利用明細などを確認し、身に覚えのない取引を特定しておきましょう。スクリーンショットを撮るなど、証拠となり得る情報は保存しておくことが望ましいです。

3. 警察への相談(必要に応じて)

* カード会社への連絡後、状況によっては警察への相談も検討しましょう。特に、不正利用の被害額が大きい場合や、悪質な犯罪が疑われる場合は、被害届を提出することで、より詳細な捜査が行われる可能性があります。警察に相談することで、今後の対応や法的措置についてのアドバイスも得られることがあります。

4. 関連情報の変更

* もしパスワードやセキュリティコードが漏洩した可能性がある場合は、関連するオンラインサービス(ショッピングサイト、メールサービスなど)のパスワードも速やかに変更してください。特に、流出した情報が悪用されやすい他のアカウントがないか確認し、二段階認証の設定を見直すことも重要です。

これらのステップを迅速に実行することで、被害の拡大を防ぎ、問題解決へとつながる可能性が高まります。日頃からセキュリティ意識を高め、万が一に備える準備をしておくことが、安心してクレジットカードを利用するための鍵となります。

まとめ

クレジットカードの番号、パスワード、PINコード、CVV/CVCコードといったセキュリティ情報は、安全なカード利用のために非常に重要です。本記事では、これらの情報の確認方法、変更方法、そして万が一忘れてしまった場合の対処法を分かりやすく解説しました。また、登録電話番号の変更手続きや、日頃からセキュリティ意識を高めることの重要性についても触れています。これらの情報を参考に、ご自身のクレジットカード情報を適切に管理し、安心してカードライフを送りましょう。

よくある質問

Q: クレジットカードの番号はどこで確認できますか?

A: クレジットカード番号は、カード表面に記載されています。また、会員サイトにログインすることで確認できる場合もあります。ただし、セキュリティ上の理由から、一部の番号のみ表示されることもあります。


Q: クレジットカードのパスワードを忘れてしまった場合、どうすればいいですか?

A: クレジットカードのパスワードを忘れた場合は、カード会社の会員サイトで再設定手続きを行うことができます。「パスワードを忘れた方」のようなリンクから、登録情報(氏名、生年月日、登録電話番号など)を入力して、新しいパスワードを設定してください。VISAカードなど、カードブランドによって手続きが若干異なる場合があります。


Q: クレジットカードのPINコードとは何ですか?

A: クレジットカードのPINコード(暗証番号)は、ATMでのキャッシングや一部の店舗での決済時に使用する4桁の数字です。カード券面には記載されておらず、カード申込時に設定したものになります。PINコードを忘れた場合は、カード会社に問い合わせて再発行や再設定の手続きが必要です。


Q: CVV/CVCコードとは何ですか?

A: CVV(Card Verification Value)やCVC(Card Verification Code)は、クレジットカード番号、有効期限とは別に、カード裏面(または表面)に記載されている3桁または4桁のセキュリティコードです。オンラインショッピングなどで、カード所有者本人であることを確認するために利用されます。スキミングなどの不正利用防止に役立ちます。


Q: クレジットカードの電話番号を変更したいのですが、どうすればいいですか?

A: クレジットカードに登録している電話番号を変更したい場合は、カード会社の会員サイトにログインして手続きを行うか、カード会社に直接電話で問い合わせる必要があります。本人確認書類の提示や、登録情報の一部を伝えることで変更手続きが完了します。


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