概要: マイナンバーカードの更新時期や必要なもの、手続きの流れを詳しく解説します。更新を忘れた場合の対応についても触れているので、不安なく更新を進めることができます。
マイナンバーカード更新をスムーズに!必要書類から受け取りまで徹底解説
マイナンバーカードは、いまや私たちの生活に欠かせない身分証明書であり、行政サービスを利用するための重要なツールです。
しかし、カード本体と電子証明書にはそれぞれ有効期限があり、期限が切れると様々なサービスが利用できなくなってしまいます。
本記事では、マイナンバーカードの更新手続きをスムーズに行うためのポイントを、必要書類から受け取り方法まで徹底的に解説します。
この記事を参考に、計画的に更新手続きを進めましょう。
マイナンバーカードはいつ更新する?更新時期と期限切れの注意点
マイナンバーカードと電子証明書の有効期限を理解しよう
マイナンバーカードには、カード本体と電子証明書という2種類の有効期限があることをご存じでしょうか?
これらは異なる期限と役割を持っています。
マイナンバーカード本体の有効期限は発行から10年間(未成年者は5年間)です。これは写真付きの本人確認書類として機能する期間を指します。
一方、電子証明書の有効期限は発行から5年間となっています。
これは、e-Taxなどの電子申請やコンビニ交付サービス、健康保険証としての利用に必要なデジタル署名機能の有効期間です。
これらの有効期限が切れると、マイナンバーカードを本人確認書類として利用できなくなるだけでなく、e-Taxでの確定申告、コンビニでの住民票取得、健康保険証としての利用など、多くの便利なサービスが利用できなくなってしまいます。
日常生活に支障をきたさないためにも、それぞれの有効期限をしっかり把握しておくことが大切です。
更新手続きのベストタイミングは?通知書が届いたらすぐに準備!
「いつ更新すればいいの?」という疑問をお持ちの方もいるでしょう。
マイナンバーカードの有効期限が近づくと、原則として有効期限の2~3ヶ月前を目安に「有効期限通知書」がご自宅に郵送されます。
この通知書は更新手続きを促す大切な合図です。
通知書が届いたら、すぐに更新手続きの準備を始めましょう。
手続きが可能になるのは、有効期限の3ヶ月前の翌日からです。
例えば、有効期限が10月31日の場合、7月31日の翌日である8月1日から更新手続きができるようになります。
混雑を避けるためにも、通知書が届き次第、早めに手続きに着手することをおすすめします。
余裕を持って更新手続きを進めることで、期限切れによるサービスの停止を未然に防ぎ、スムーズにカードを利用し続けることができます。
期限切れになってしまったら?焦らず対応しよう
もし「うっかり更新を忘れて、期限が切れてしまった!」という場合でも、焦る必要はありません。
マイナンバーカードの有効期限が切れても、基本的には更新手続きを行うことが可能です。
ただし、期限切れの状態では、カードを本人確認書類として利用したり、電子証明書が必要なサービス(e-Tax、コンビニ交付、健康保険証利用など)を利用したりすることはできません。
つまり、単なる「更新」ではなく、一部の機能が停止した状態での手続きとなります。
特に、マイナンバーカード本体の有効期限が切れてから6ヶ月以上経過した場合や、カードを紛失してしまった場合は、更新ではなく再交付の手続きが必要になることがあります。
この場合、通常の更新手続きとは異なる書類や手順が必要となる場合がありますので、まずはお住まいの市区町村の窓口に相談し、具体的な指示を仰ぐのが最も確実です。
期限切れ後の対応には時間と手間がかかる可能性があるため、できる限り期限内の更新を心がけましょう。
マイナンバーカード更新に必要なものは?写真や本人確認書類をチェック
更新手続きの必須アイテム:マイナンバーカードと通知書
マイナンバーカードの更新手続きを始める際に、まず手元に用意しておくべき基本アイテムは以下の2点です。
- 現在お持ちのマイナンバーカード本体
- 有効期限通知書(自宅に郵送されたハガキ)
「有効期限通知書」は、手続きに必要な申請書IDなどが記載されているため、手続きをスムーズに進める上で非常に便利です。
しかし、もし通知書が見当たらない場合でもご安心ください。
通知書がなくても更新手続きは可能です。その場合は、市区町村の窓口で申請書の発行を受けるか、オンライン申請で申請書IDを使わずに手続きを進める方法があります。
念のため、手続きを行う前に自治体のウェブサイトなどで必要書類の最新情報を確認しておくことをおすすめします。
本人確認書類の準備:暗証番号忘れや紛失時に備えて
マイナンバーカードの更新手続きでは、状況に応じて追加の本人確認書類が必要となる場合があります。
特に以下のケースでは、本人確認書類の準備が重要です。
- 暗証番号を忘れてしまった場合:暗証番号の再設定が必要となり、本人確認書類をもう1点持参すると手続きがスムーズに進みます。
- カード本体の更新でマイナンバーカードを紛失した場合:紛失届を提出し、再交付申請となるため、追加の本人確認書類が必要です。
- 期限切れから6ヶ月以上経過している場合:こちらも再交付に近い手続きとなることがあり、本人確認書類の準備が求められます。
本人確認書類は、運転免許証、パスポート、健康保険証など、公的な書類で氏名と住所が最新の情報になっているものを用意しましょう。
スムーズな手続きのためにも、事前に何が必要かを確認し、複数用意しておくと安心です。
顔写真の準備:スマートフォンや証明写真機で手軽に!
マイナンバーカードの更新には、新しい顔写真が必要です。
写真の準備方法は、選択する申請方法によって異なりますが、以前よりも手軽に用意できるようになっています。
- スマートフォンでの申請:スマートフォンで顔写真を撮影し、そのままアップロードできます。手軽で推奨される方法です。
- パソコンでの申請:デジタルカメラなどで撮影した顔写真データをパソコンに取り込み、アップロードします。
- 証明写真機での申請:対応している証明写真機であれば、タッチパネルから「個人番号カード申請」を選択し、その場で撮影・申請が可能です。
- 郵送での申請:交付申請書に顔写真を貼り付けて郵送します。この場合は、写真店などで撮影した証明写真を用意します。
顔写真には、無帽、正面、無背景で、最近6ヶ月以内に撮影されたものという一般的な規定があります。
不備があると申請が受け付けられないこともあるため、規定に沿った鮮明な写真を用意しましょう。
スマートフォンでの申請が最も手軽で、時間も節約できますのでおすすめです。
マイナンバーカード更新手続きの流れ:予約から受け取りまで
便利な4つの申請方法:自分に合った方法を選ぼう
マイナンバーカードの更新手続きには、主に以下の4つの申請方法があります。ご自身の状況やライフスタイルに合わせて、最適な方法を選びましょう。
-
スマートフォンでの申請:
最も手軽で、カードの仕上がりが早いと推奨されている方法です。有効期限通知書のQRコードをスマートフォンで読み取り、表示されるWEBサイトから顔写真を撮影し、必要事項を入力して申請します。通勤や家事の合間など、場所を選ばずに申請できるのが魅力です。 -
パソコンでの申請:
デジタルカメラなどで撮影した顔写真データと、有効期限通知書に記載されている23桁の申請書IDが必要です。専用の申請用WEBサイトにアクセスし、手順に沿って手続きを進めます。自宅でじっくりと申請したい方におすすめです。 -
証明写真機での申請:
街中にある証明写真機の一部は、マイナンバーカードの申請に対応しています。「個人番号カード申請」のメニューを選択し、画面の指示に従って顔写真を撮影し、申請書QRコードを読み取って手続きを完了させます。買い物のついでなど、外出時に手軽に申請できます。 -
郵送での申請:
有効期限通知書に同封されている交付申請書に必要事項を記入し、顔写真を貼り付けて、返信用封筒に入れて郵送する方法です。インターネットでの手続きが苦手な方や、紙で確実に申請したい方に向いています。
市区町村の窓口でも更新手続きが可能な場合がありますので、不明な点があれば直接相談してみるのも良いでしょう。
申請状況の確認と「交付通知書」の到着を待つ
申請が完了したら、カードが交付されるまで少し時間がかかります。
自分の申請が現在どのような状況にあるのか気になる場合は、マイナンバーカード総合サイトの「申請状況照会サービス」を利用して確認することができます。
過去6ヶ月以内に申請したマイナンバーカードの進捗状況を、申請書IDなどを入力することで確認できますので、ぜひ活用してみてください。
新しいマイナンバーカードの準備が整うと、ご自宅に市区町村から「交付通知書」(ハガキ)が郵送されてきます。
この交付通知書は、カードを受け取るために非常に重要な書類です。
ハガキには、新しいカードを受け取る場所(マイナンバーカードセンターや住所地の区役所など)と、受け取り時の注意事項が記載されていますので、大切に保管し、内容をよく確認しましょう。
交付通知書が届いたら、いよいよ受け取りの準備です。
いよいよ受け取り!予約を忘れずに、必要書類を持参しよう
交付通知書が届いたら、記載された交付場所へカードを受け取りに行きます。
マイナンバーカードの受け取りは、原則として予約制となっている自治体がほとんどです。
交付通知書が届いたら、まず各自治体のウェブサイトやコールセンターで予約方法を確認し、早めに予約を取りましょう。
予約した日時に、以下の必要書類を持参して交付場所へ向かいます。
| 持ち物 | 備考 |
|---|---|
| 交付通知書(ハガキ) | 受け取りの必須書類です。 |
| 通知カード | お持ちの方のみ。回収されます。 |
| 住民基本台帳カード | お持ちの方のみ。回収されます。 |
| 本人確認書類 | 運転免許証や健康保険証など、氏名・住所が最新のもの。 |
| マイナンバーカード | 更新・再交付で現在お持ちの方。回収されます。 |
交付通知書を紛失した場合でも、必要な本人確認書類が揃っていれば受け取りは可能ですので、ご安心ください。
また、15歳未満の方や成年被後見人等の場合は、法定代理人の同行が必要となりますので、事前に確認しておきましょう。
マイナンバーカード更新に関するよくある疑問を解決!
更新手数料はかかるの?無料でできる?
マイナンバーカードの更新手続きにおいて、多くの方が気になるのが手数料についてではないでしょうか。
結論から言うと、有効期限到来時の更新手数料は無料です。
安心して更新手続きを進めることができます。
これは、住民サービスの一環として国が推奨しているためであり、私たち利用者の負担を軽減する措置です。
ただし、無料となるのは「有効期限到来に伴う更新」の場合に限られます。
例えば、マイナンバーカードを紛失して再交付を受ける場合や、本人の都合で氏名変更などで新しいカードを希望する場合には、原則として手数料が発生します。
具体的な手数料の金額や支払い方法については、お住まいの市区町村の窓口やウェブサイトで確認するようにしましょう。
有効期限内の計画的な更新は、手数料の面でもメリットがあると言えるでしょう。
次期マイナンバーカードって何?現行カードはどうなる?
最近、「次期マイナンバーカード」という言葉を耳にすることがあるかもしれません。
これは、デジタル社会の進展に伴い、より高度なセキュリティ機能や利便性を備えた新しいカードの導入が検討されていることを指します。
2028年度を目指して導入が検討されている次期マイナンバーカードは、現行カードの機能を強化し、さらなる活用範囲の拡大を目指しています。
しかし、現在のカードをお持ちの方にとって最も重要な点は、「現行のマイナンバーカードは引き続き有効であり、すぐに使えなくなるわけではない」ということです。
次期カードが導入された後も、現行カードは最長10年間併存することが想定されています。
したがって、現時点で次期カードの導入について過度に心配する必要はありません。
まずは、現在お持ちのマイナンバーカードの有効期限をしっかりと確認し、期限内の更新手続きを計画的に進めることに集中しましょう。
新しい情報が出た際には、政府や自治体からの正式な発表に注意を払うようにしてください。
申請状況を確認したいけど、どこでわかる?
マイナンバーカードの申請を終えた後、「ちゃんと申請できているかな?」「いつごろ届くんだろう?」と、その後の進捗状況が気になることはよくあります。
申請状況は、インターネットを通じて簡単に確認することができます。
利用するのは、マイナンバーカード総合サイトの「申請状況照会サービス」です。
このサービスでは、申請時に発行される申請書ID(23桁)などを入力することで、ご自身のマイナンバーカードの申請が現在どのような段階にあるのかを確認できます。
ただし、過去6ヶ月以内に申請したカードのみが照会対象となりますのでご注意ください。
もし、照会サービスで状況が確認できない場合や、ご不明な点がある場合は、お住まいの市区町村の窓口やマイナンバー総合フリーダイヤル(電話番号は自治体サイトなどで確認)に直接問い合わせることをおすすめします。
適切な情報を得ることで、不安なくカードの交付を待つことができます。
マイナンバーカード更新を忘れたら?期限切れ後の対応
期限切れで使えなくなる機能と影響
マイナンバーカードの更新を忘れてしまい、有効期限が切れてしまうと、日常生活に様々な影響が出てくる可能性があります。
まず、写真付きの本人確認書類として機能しなくなるため、役所での手続きや金融機関での口座開設など、身分証明が必要な場面で利用できなくなります。
これは、運転免許証などの代替手段がない場合に特に困る点です。
さらに、電子証明書の期限も切れるため、オンラインでの行政サービスが利用できなくなります。
具体的には、e-Tax(電子申告)での確定申告、コンビニエンスストアでの住民票や印鑑登録証明書の取得サービス、そして最近利用が拡大している健康保険証としての利用などが一切できなくなってしまいます。
これらのサービスが利用できないと、手続きのために直接窓口に出向いたり、別の書類を用意したりと、余計な時間や手間がかかることになります。
期限切れによる不便を避けるためにも、有効期限の管理は非常に重要です。
期限切れ後でも更新は可能?再交付の手順
「期限が切れてしまったけれど、やっぱりマイナンバーカードが必要」という場合でも、ご安心ください。
基本的には、期限切れ後でも新しいマイナンバーカードを発行してもらうことは可能です。
しかし、この場合、一般的な「更新」というよりは、「再交付」に近い手続きとなることがあります。
特に、マイナンバーカードの有効期限が切れてから6ヶ月以上が経過している場合や、カードを紛失してしまっている場合は、改めて新規発行のような手続きを踏む必要が出てくることがあります。
再交付の場合、手数料が発生する可能性もあります。
手続きの流れとしては、まずはお住まいの市区町村の窓口に相談し、現在の状況を説明することが第一歩です。
そこで、必要な書類や手続き方法について具体的な指示を受けることになります。
場合によっては、通常の更新よりも多くの本人確認書類を求められたり、申請書の記入項目が増えたりすることもありますので、事前にしっかりと確認し、準備を整えましょう。
再発行にかかる時間と注意点
マイナンバーカードの期限切れ後に再発行の手続きを行う場合、いくつか注意すべき点があります。
まず、通常の更新手続きよりも発行までに時間がかかる可能性があることを理解しておきましょう。
新規発行に近い手続きとなるため、申請から交付通知書の到着まで、通常よりも長く待つことになるかもしれません。
急ぎでカードが必要な場合は、その期間を考慮して早めに手続きを進める必要があります。
また、本人確認書類の準備がより重要になります。
期限切れのマイナンバーカード自体が有効な本人確認書類として扱われなくなるため、運転免許証やパスポートなど、顔写真付きの公的な本人確認書類を複数用意するよう求められることがあります。
手続きをスムーズに進めるためにも、事前に市区町村のウェブサイトや窓口で、必要な本人確認書類の種類と点数を必ず確認してください。
期限切れは避けたいですが、もしそうなってしまっても、焦らず、しかし迅速に自治体の指示に従って対応することが大切です。
まとめ
よくある質問
Q: マイナンバーカードの更新は何年ごとに行われますか?
A: マイナンバーカードは、発行から10回目の誕生日まで有効です。ただし、20歳未満の方の場合は5回目の誕生日までとなります。更新時期が近づいたら、地方公共団体から通知が届きます。
Q: マイナンバーカード更新に必要なものは何ですか?
A: 更新手続きには、本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)、現在お持ちのマイナンバーカード、そして顔写真が必要です。写真の規定については、事前に確認しておきましょう。また、電子証明書の有効期限が切れている場合は、別途手続きが必要になります。
Q: マイナンバーカード更新の受け取りはどのように行いますか?
A: 更新手続きが完了すると、新しいマイナンバーカードが作成されます。受け取りは、原則として本人が、顔写真付きの本人確認書類を持参の上、指定された窓口(市区町村役場など)で行います。受け取りには予約が必要な場合もありますので、事前に確認しましょう。
Q: マイナンバーカード更新を忘れた場合、どうなりますか?
A: マイナンバーカードの更新を忘れて期限切れになると、カードは無効となり、各種サービス(マイナポータルへのアクセス、コンビニでの証明書交付など)が利用できなくなります。早めに更新手続きを行ってください。
Q: 横浜市でマイナンバーカードを更新する場合、特別な手続きはありますか?
A: 横浜市に限らず、マイナンバーカードの更新手続きは、お住まいの市区町村の役所で行います。横浜市にお住まいの場合も、同様に、横浜市の市区町村窓口で更新手続きを行ってください。詳細は横浜市の公式ウェブサイトでご確認ください。
